鍼灸よもやま話

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 東洋医学ってなぁに?

…環境と人間の全体をみていく医療です


 東洋医学、すなわち東洋と呼ばれる土地に伝統的に伝わる医学には、インドのアーユルヴェーダやチベット医学など様々なものがあります。ここで「東洋医学」という場合には、昔々の中国で生まれた鍼・灸・漢方薬などを言います。

 東洋医学の特徴は、陰陽論でものごとを見ることです。反対の性質を持つふたつのものの関係を、陰陽といいます。火と水、夏と冬、男と女、心とからだ、表面と内面、生と死、動と静、などです。陰と陽は明らかに性質が違います。

 そして、この陰陽をただ対立させるだけではないところが東洋医学のポイントです。よく休まないとよく動けないように、陰も陽も、相手なくして自分だけで存在することはできません。また、寒さが極まればやがて暖かくなるように、互いに変化するものとしても考えられています。
時に対立し矛盾するものを包み込む全体的な視点を持つのが陰陽論です。

 この陰陽論を使って、東洋医学ではからだにあらわれた様々な問題や矛盾を、からだ全体・自然全体のつながりの中で捉えようとするのです。


 自然治癒力ってなぁに?

…全てのいきものにある「生きるちから」です


 こどもが転んですりむいた傷は、多少大きくても、たいがい時間がたてば治ってしまいます。こどもは特に、からだの中が絶え間なく変化しつづけているからです。その柔軟な変化の力で、体力も知力もぐんぐん成長します。
 この変化の力こそが自然治癒力であり、生きるちからなのではないか。ゆう治療院ではそう考えます。

 大人になるにつれて、傷の治りも遅くなり、変化の力は弱くなるように見えますが、年齢に関わらず、「生きている」とは自然治癒力があることです。
 からだの中は休まずに動きつづけ・変化しつづけて生きようとしています。食べ物をとりこんでエネルギーに変え、それを目に見えたり見えなかったりするいろいろな動きに変えます。
 東洋医学はこの自然治癒力をとても大切にします。

 もちろん、西洋医学も自然治癒力を無視できません。どんな薬も、この力があってはじめて力を発揮することができます。
 大雑把にいうと、西洋医学はじゃまもの(ウィルスなど病気の原因)を攻撃するのが治療で、東洋医学は自然治癒力を助けて自然なバランスを取り戻すようにするのが治療、という傾向があります。


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