レンタサイクルで竹富島を満喫
石垣港離島ターミナルから高速船で竹富島へ
朝6時過ぎに起床。
今日も良い天気。
スリープイン石垣島から離島ターミナルへは歩いて5分程。
去年、新しくなったと言う離島ターミナルは想像以上に奇麗で驚いたよ。
8時30分石垣島発の安栄観光で竹富島へ行く事にした。
料金は往復で1280円。
船が出るまで20分くらい時間があったので、離島ターミナルを散策してみる事にした。
一階は待合いロビーの他に、安栄観光や八重山観光などの観光会社やお土産屋さんが入っている。
螺旋階段を登り二階に行くと何もないスペースが広がっていた。
何も無いのかな?と思ったら、二階のベランダから離島桟橋を見渡せる様になっていた。
さらに屋上へ行くスロープがあり、屋上に行ってみると二階のベランダよりも良い感じでサザンゲートブリッジをバックに離島桟橋を眺める事が出来た。
でも、ここの存在は周知されていないのか、最後まで誰も来ませんでした。

二階から見た待受けロビー。左側にあるカウンターでチケットを買う。

屋上からはこんな眺め。味のある景色だと思う。
出発の時間となり、高速船に乗船。
この日は天気も良く波も低そうだったので、クーラーの効いた船内でなく後方のデッキ席に座ってみた。
ほとんどの人は船内に入って行ったので、デッキ席に座っているのは俺含めて3人だけだった。
そして出港。
エンジンが回り出し船が動き出すと、ちょっと驚いてしまった。
想像していた以上に水しぶきが激しい。
と言ってもデッキ席に海水が掛かってくる様な水しぶきでは無く、スクリューが後方に巻き上げる水しぶきの事。
おまけに結構早い。
慣れるまでちょっと怖かった(笑)。
でも、乗り物に弱い俺でも心地良く感じる位の揺れで、なかなか気持ちの良い船旅だったよ。

スクリューが巻き上げる水しぶきにビックリ。

この位ならデッキ席に居ても潮を冠る事は無い。
レンタサイクルで竹富島を散策 なごみの塔に登る
15分足らずで竹富島へ到着。
人生初の八重山の離島だ。
竹富島のターミナルへ降りると、レンタサイクルのお店の人が送迎のワゴン車の前で、お客が来るのを待っていた。
特にどこから借りようと言うこだわりは無かったので、一番近くに居た友利レンタサイクルさんに声を掛け自転車を借りる事にした。
簡単な手続き後、竹富島の見所が書いてあるオリジナルの地図を貰い、いざ竹富島サイクリングへ出発。
最初に向かったのは「なごみの塔」。
集落の真ん中にある塔で、他に高い建物の無い竹富島をぐるり見渡す事が出来る数少ない場所だ。
道に迷う事も無く数分で到着。
朝早い便で来たので、自分の他に2.3人人が居るだけで、並ぶ事無く登る事が出来た。
ところで、このなごみの塔。
行った事のある人なら知ってると思うが、その名とは反して、なごめない塔なのだ。
何故かと言うと、コンクリート製のその塔は、人が一人なんとか立てるくらいの小さな塔で、階段の縦も横も幅が狭く急傾斜。
登るのはさほど問題は無いが、降りるのは結構な恐怖。
お年寄りなんかは無理なんじゃないかな^^;
でも、そこからの眺めは抜群。
条例で保護されている昔ながらの竹富島の家々を眺める事ができて、なかなかの絶景である。
竹富島に来たならば、ぜひ登ってみて下さい。
この眺めは一見の価値有り。
そして問題の降りだが、手すりにしがみつきながら頑張って降りました。
本当に恐いんだってば(笑)。

お約束の眺めだが、一度は見ておきたい景色だね。

ね、結構恐いでしょ。実際はもっと急に感じるよ。
プラプラしてたら西桟橋に辿り着く
なごみの塔を後にし、特に決まった目的も無く、海の方に行って見よう位の気持ちでプラプラしてたら、西桟橋に辿り着いた。
ここは奇麗な海に朽ち果てる直前の使われていない桟橋があるだけで何も無い。
でも、何故か観光名所になっている不思議な雰囲気がある場所だ。
実際に来てみると確かに何も無い。
でも、なぜか和む不思議な場所だ。
桟橋が延びた先には小浜島が見える。
どうやらココは夕日のメッカらしい。
日が落ちる時間を考えると、竹富島に泊まる人のみが味わう事が出来る光景なのか。
誰でも簡単に見る事の出来ない景色があるってのも良いかもね。

蒼い海に伸びる桟橋。

西表島に真っすぐ伸びる西桟橋。
コンドイビーチとカイジ浜
西桟橋を後にし、竹富島で一番有名なコンドイビーチへ行って見た。
竹富島で一番有名なビーチだ。
実はこの日は大潮。
遠浅のコンドイビーチは、干潮になると遥か沖まで歩いて行ける様になり、大潮の干潮時にしか現れない幻の砂浜が姿を現すのだ。
今の時刻は10時ちょい。
干潮まではまだ時間があり中途半端な潮の引き具合で微妙な感じ。
コンドイビーチにはまた時間を置いてから来る事にして、コンドイビーチの隣にあるカイジ浜に行ってみる事にした。
カイジ浜には星砂があり、星砂浜とも言われている。
ビーチにも竹富町が用意した「星砂浜」と書いてある標識が置いてあった。
だが、この星砂が有名になり過ぎ、観光客や業者の乱獲により、最近はめっきり取れなくなってしまったらしい。
中には砂を袋で大量に持ち帰り、帰ってから星砂を探す間違った強者もいるらしい。
有名になりすぎると環境が破壊される。
今の沖縄が抱える問題の縮図だね。
カイジ浜はコンドイビーチよりも砂は少なく、岩が露出しゴツゴツした感じだ。
ビーチの入り口には手作りのお土産屋さんが出店しているが、ビーチの雰囲気とマッチしていて邪魔な感じはしなかった。
そのお店には野良猫(飼ってるのか?)が住み着いていて、カイジ浜の名物的な存在になっている。
この猫達は警戒心ゼロ。
近寄ろうが写真を撮ろうが全くの無警戒。
都会の猫とは大違いだよ。

朝のコンドイビーチは閑散としている。

カイジ浜の入り口では猫がお出迎え。

星砂はもうほとんど取れないらしい。

砂もあるが岩が多くゴツゴツしている。
穴場のビーチ アイヤル浜
次に向かったのは、ネットで情報収集している時に気になった場所であるアイヤル浜。
コンドイビーチやカイジ浜と違って人がほとんど来ない落ち着いたビーチで、ビーチ自体も奇麗なのだが、ビーチに向かうまでの道が舗装されて無く、島の原風景の様な味のある道らしいのだ。
島の周回道路を走っていると「アイヤル浜→」と言う看板を発見。
そっちに向かって進んで行くと、アスファルトで舗装されていない、なんとも味のある道が現れた。
両脇には草木が覆い茂っていて、これぞ離島!と言う雰囲気だ。
そんな中を自転車でグイグイ進むと、これがまたなかなかビーチに辿り着かない^^;
行けども行けども獣道。
不安になり始めて来た所で、ようやっとビーチに到着した。

アイヤル浜に向かう道はこんなにのどか。

樹々に覆われた小道をひたすら進む。
苦労して辿り着いたビーチには、人っ子一人居ない。
聞こえるのは波の音だけ。
これぞ離島のビーチ。
ビーチは木目細かい砂というよりは、白化した珊瑚の欠片が多い。
波打ち際まで行き、膝下まで海水に浸かりクールダウン。
すると、波によって動かされた珊瑚の欠片が、カラカラといい音を奏でていた。
う〜ん心地よい。
天然の風鈴ならぬ波鈴だ。
アイヤル浜の前の海は船の通り道になっているらしく、結構な頻度で高速船やら漁船やらが通って行く。
東屋とか日差しを避けれる場所があれば良いのだが、このアイヤル浜には何も無い。
本当に何も無い。
あまり長居をすると熱中症に掛かってしまいそうなので、一度集落にもどり涼を取る事にした。
結局20分程居たが、誰一人として来なかった。
最後まで貸し切り状態だったよ。

こんなに奇麗なビーチを独り占め。

珊瑚が波の力でカラカラと良い音を奏でていた。
ぐるくんでカキ氷 → 南潮庵でお買い物 → 竹の子で八重山そば
集落へと戻り、喫茶ぐるくんで氷イチゴを頂いた。
ここは喫茶店というよりは、陽気なおばぁ達が仲良く経営している休憩所って感じのお店。
めっちゃフレンドリーなおばぁ達で、八重山が初めてだと言ったら竹富島の写真集を持って来てくれた。
最初から最後まで笑顔で接してくれる良い感じのお店だったよ。
燦々と照りつける太陽によって芯から火照った体が良い感じでクールダウンした所で、お土産がなんか欲しいなぁと思い、事前に行こうと決めていた南潮庵と言うお店を探しに出発。
方向感覚を豪快に失っていた為、適当にチャリンコを走らせると「南潮庵→」と言う看板を発見。
そっちに向かって進んで無事到着。
お店は小さくこじんまりとした感じだが、離島のお店っぽい雰囲気でいい感じ。
お店の人も落ち着いた感じではあるがフレンドリーで気さくな人だった。
ココでは流木のネックレスとTシャツをゲットした。

ぐるくんでカキ氷を頂いた。

南潮庵では流木のアクセサリーとTシャツを購入。
流石にお腹が空いて来たので、竹富島一の有名店「竹の子」で八重山そばを食べる事にした。
またまた軽く道に迷いながらも無事竹の子に到着。
道に迷ったせいでお店に着いたのは12時。
流石に混んでました。
でも、一人だった上に外の席でも良いですよと希望したため、あまり待たずに食べる事が出来た。
うん、美味しい。
間違いなく普通に美味しい。
でも、誤解を恐れずに言うと、正直行列が出来るくらい極端に美味しい訳では無いと思う。
竹富島の有名店と言う付加価値があるから、必要以上に美味しく感じるのかもね。

竹富島で一番人気の食堂「竹の子」。

竹の子の八重山そば。美味しかったよ。
ところで、この竹富島。
集落内はどこ行っても同じ様な石垣と沖縄風古民家ばっかりなので、もの凄く方向感覚を失ってしまう。
実際、俺も今どこに居るのか本気で分からなくなった事が何度もあった。
目印となる建物を見つけても、地図で言うとどっちが上なんだか下なんだかワケが分からなくなる。
南潮庵で買い物をしながらお店の人と話をしてる時も、道を尋ねに来た人が居た。
ちなみにその人達が行きたかった場所は、南潮庵とは丸っきり反対方向にあるお店でした^^;

集落内の道はこんな感じ。

奇麗に整備されているが、どこも同じ風で道に迷ってしまう。
再び西桟橋とコンドイビーチへ
空腹を満たし、再び西桟橋とコンドイビーチへ行ってみる事にした。
大潮の干潮時にしか見る事の出来ない景色を見に行こうかなと。
途中、自販機でさんぴん茶を買いつつ、西桟橋に到着。
一番潮が引いている時間だったのだが、想像以上に潮が引いていて驚いた。
でも、潮が引いている方が味があって、写真映えするんじゃないかな?
個人的には午前中に来た、潮が満ちてる西桟橋よりも、潮が引いてる西桟橋の方が好きかもしれない。
桟橋先端の朽ち果ててる部分なんて、哀愁が立ちこめてる感じがして良い雰囲気だったよ。

潮がすっかり引いてしまっていた。

コレはコレで味のある景色だと思わない?
西桟橋を後にし、本日のメインイベントである、大潮の干潮時にしか現れないコンドイビーチの幻の砂浜へ向かった。
コンドイビーチの入り口に来ると、午前中とは比べ物にならないくらい沢山の自転車が置いてあった。
ビーチに行くと、潮がドン引きである。
これには流石に驚いた。
波打ち際はどこ行った?
よく見ると、潮が引いて陸地となった遥か沖の方に人が沢山居て、蒼いグラデーションがそこに見えた。
島から見ると、そこに辿り着くには200m以上はある様に見えた。
でも、せっかくなんだから行かない手は無いと頑張って歩く事にした。
途中、海水がプール状態になった場所があったのだが、そこに入ってみると、ぬるいを通り越して暖かかった。
夏場のお風呂くらいの暖かさ。
本当に海水かよと思い、舐めってみたら塩っぱかった(笑)。
ちょっとウンザリするくらい歩き、ようやっと波打ち際に到着。
苦労した甲斐があり、そこはとてもとても奇麗な場所だった。
透明度抜群で蒼いグラデーションが掛かった海。
穏やかで暖かい波。
ここは天国かと思う様な光景だったよ。
ところで、目的であった幻の砂の島はどこ行った?
おそらく潮が引き過ぎたせいで、砂の島が現れる潮位を通り過ぎ、島と陸続きになってしまったのではないかな?
途中、ここが砂の島なのかな?と思われる砂が貯まった場所があった。
でも、その周りの潮も引いていて島になって無かったよ(笑)。
大潮でしか味わえないコンドイビーチを満喫し、島に戻ろうと振り返ってウンザリした。
島まで遠いなぁ〜。
自分が沖に居る事を忘れてしまいそうな光景だ。
再び来た道を海水のプールに浸かりながらチャプチャプ戻った頃には疲れ果てていたよ(笑)。

さっきまで海の下だった海底がむき出しになってた。

向かいの島からで無く『沖』から見た竹富島。凄い引き潮だ。

ビーチからだいぶ歩くとようやっと波打ち際に辿り着く。

こんな奇麗な蒼を見れるなら歩いた甲斐もあるってもんだ。
ぱいぬ島で休憩後、石垣島へ戻る
コンドイビーチ散歩でぐったり疲れた為、ぱいぬ島で一息入れる事にした。
今回の旅で初めて頂いたぜんざいは、氷が粉雪の様に木目細かく、小豆も程よく甘い感じで、とっても上等でした。
お店自体も、お店というよりも簡単な屋根のある休憩所と行った感じのシンプルな物で、風を感じながら休憩出来る良い感じのお店だったよ。
これで竹富島散策も終了。
自転車を返却し送迎バスで竹富港へ戻り16時45分の便で石垣島へと戻った。
初めての竹富島は、想像以上に素敵な所でした。
行くまでは、必要以上に整備されたテーマパークの様な島だとばかり思っていたけれど、実際の竹富島は保護された街並と手付かずの自然とが融合した素敵な島でした。
八重山旅行に行く機会がある人は、ぜひ訪れてみて下さい。

客席はこんな感じ。吹き抜ける風が心地よい。

粉雪のようなぜんざい。白玉もモチモチしてて美味しかったよ。