katana

ワタシは3年待ったのだ(?)



報告がえらく遅れましたが、先日リンク先のNO天!運営者の37kと大阪にて感動(←ウソ)の面会をしてまいりました。

まあ、直接オオサカの話でもあれだから、ざっと前フリから・・・


時は2005年・弥生の月。

すっかり春めいていた(ような気がした。この時は)ので、ワタシはジーンズにスニーカー、メッシュのグローブという軽装になぜか上だけはしっかり革ジャンをまとい愛車のタナカにまたがり

『梅は咲いた〜か、桜はまだかいな〜』などと口ずさみながら、ワタシは東京を出発したのだった。

まず目指すは信州・松本。以前に立ち寄ったお蕎麦屋さんにて『十割そぼ』を食すのが目的であった。とにかくウマイこの蕎麦を食べずして西へ向かうなかれ!とはワタシの言葉である。別に試験には出ない。ただし、ワタシと結婚した場合、この言葉は西へ向かうたびに聞かされるであろう。

まぁ、どうでもいい・・・

んで、3月の中央道。


激  寒



『ぬぉぉぉ〜、めっちゃ寒いやんけ〜
しばいたろか!いや、しばれるやんけ!』


オオサカに入る前に、なぜか大阪弁を叫ぶ、おまけにどっか違う方言も入っているような気もするが、そんなことを気にできるほどの余裕はなかった。

とにかく寒いのだ。上は革ジャンだからまだしも、下は凍る。カチンコチンだ。違う箇所が・ある特定のシチュエーションでカチンコチンになるのであれば、全く問題ないが、この時のカチンコチンはあくまでも凍えるカチンコチンであって、萌えるカチンコチンではない。

事実、最初の休憩地点であるSAで止まり、バイクから降りると

ワタシの膝は
曲がったままであった。


そのまま体育座りで座り込み、脚を叩き血行の促進を促す。これはまさに『ホワイトアウト』(小説版)の富樫テルオ状態だ。普通であればバイクを降りSA内の売店に行けば、すぐに体は温まり元気を取り戻すだろうが、この時は違った。

いつまでたってもブルブル・ガクガクしたままである。ワタシが魔法使いであったら、間違いなく自分自身にベギラマの一発でもかましてやるところだが、あいにくワタシは魔法使いでもなければ、ベビーサタンでもない。せいぜい放出できるものと言えばぐらいのものである。

出したかどうかは秘密にしておこう。


ワタシはこの後、SAで停車するたびに『まだ帰れるなぁ・・・』と思っていた。それぐらい寒かった。ちなみに名古屋で高速を降りるまで、中央道ではただ一台のバイクとも出会わなかった

最高速アタックゥ!?

馬鹿コグデネェ!


ちょっとスピードを上げるだけで、メチャクチャ寒いんですからとてもじゃないがそんなことはできまへん。国内車のリミッター限界ぐらいで諦めました。

そんなこんなで松本経由にて名古屋で一泊。そろそろレポはめんどくさくなってきたので、さっさとオオサカ編に突入しますわ。だって寒かったってぐらいであとは特にネタないし・・・


明けて3月20日(春分の日)


いよいよ、この日が来た。

ここ数年、大型連休の直前になると『オオサカ行くぜ!』などとさんざん言っておきながら、直前になると「台風だ」、「仕事だ」「カチコミだ」、「チャカ無くした」などと、ことごとくポシャってきた(潰れてきた)計画がついに決行されることになったのだった。

ちなみに上の青字はワタシ、ムラサキ字は37kさんの言葉と理解していただきたい。

やっとである。

ワタシがこのサイト(当初は「閃光のハラショー」というページだった。最近どっかでパクられてるらしい。)をはじめ、まだまだやる気があった時期に、なんかの拍子に37kのページを見つけ、互いにリンクを貼り合ったことを不幸と(お互いが)思いながらも、妙に高いテンションで連絡を取り合っていた。

とにかく彼のページを見てもらうと分かるが、限りなく凡人ではない。明らかに奇人っぽいのである。ただ、まだまだ人間的な要素を残しているところに救いがある。そこがワタシと彼の違いであろう。

ワタシはヘンタイであり、奇人である。

ともかく、お互いにバイク好きということもあり、お互いのバイクでも舐め合って親睦を深めよう!という企画で今まで計画してきたのだが・・・




この人事故で
バイク潰してマスネン!






とことんツイてない二人です(笑)。

そんなこんなで、名古屋の兄(鬼)の家からオオサカに向かうことになったのですが、実はこの時点でも、まだお互いに会話はしたことがなかった。

ともかくワタシという人間が初対面の人というのが苦手で、電話で話すことにも抵抗がある。これはどうしようもない。ワタシはオオサカに向かっている途中のSAでも携帯メールで連絡を続けていた。

ワタシは「地図は持ち歩くが、めったに見ない」という男であるので、簡単な手書きの地図をチラシの裏に書き、それを頼りに待ち合わせの阪急・梅田駅へと向かうのであった。

コレがその時の地図である↓


 地図






・・・・


いったいどういう縮尺であり、どういう図法なのであろうか?32才を目前に控え、いまさらながら自分がアホなことに気づき、この文章を書いてる今、ショックで座りションベンを盛らしそうになった・・・

(道は続く)

さて、地図の通りに吹田ICを降り、ひたすら西進。西に向かうというならばワタシが口ずさむのはあの曲。Go West!である。間違ってもペットショップ・ボーイズではない。あくまでもザ・ドリフターズのGo West!である。

西にはあるんだ夢の国(ンニキニン)〜



である。きっと平成生まれの方には分からないネタであろうが、昭和の名曲である。

と、いう間に第一のポイントであるR-423にぶつかる。ここを南下してあとはまっすぐ、ちょっと走ると『梅田ここでっせ→』とかいう看板にぶつかって到着。携帯で連絡→顔合わせ。となる予定だったが・・・

なんだこの道路は?

立体道路でありながら右側に地下鉄が見える。いたるところに側道がある、いつまでたっても「新大阪駅↑」という看板ばっかりだった。とにかくいくら走っても「ここ梅田でっせ。降りんさい」という看板が出てこない。

『ヤバイかも・・・しれん・・・』

さすがのワタシも少々焦ってきた。そして新しい考えがワタシの頭の中に響いた・・・

『帰るか?』

アホか俺は!

とりあえず『なんとかなるだろ』ということで、立体道路を降り一般の市道を走る・・・

なんだこの道路は?(2回目)

なんかよく分からない路側帯がある・・・路側帯に信号があるのに、そこに路上駐車しているヤカラがイッパイいる・・・アカン、分からん・・・ここは・・・ヤバイ

そう直観したワタシは、『とりあえず大きな目標物を見つけ、そこに37kを呼び出す』という手段を選ぶのだった。あとは目標物の特定である。

目の前にあらわれたのはなんとか電鉄(忘れた)・なんば駅。なんとなく聞いたことのある名前だった。なんば花月とか難波FC(キャプ翼)とかで有名なはずだ!ワタシの灰色に壊死した脳細胞「ココでっせ」と囁く。

果たして当初の約束の地「梅田」からはどれくらい離れているのだろうか?



『知ったこっちゃねー!』


ワタシの中の小悪魔が囁いたのであった。

ド派手なジャックナイフターンをかましバイクを路肩に停車させると、文句をブーたれてきた小指のない短いアフロのおっさんに掌底を喰らわせ、タコヤキを片手に37kに携帯メールにて連絡を入れる。(灰色部分=脚色)


ピピッとな。

(送信)→「ゴメン。なんば駅に着いてまった」

(受信)←「そのまま待ってて下さい。むしろ都合いいですから。15分ぐらいで行きます。」


おぉ、優しいお返事アリガトウ。ワタシ、待ってます。


さて、ワタシはここでいろいろと考えた。この会合の為に仕入れてきた「フィッシュマン」というメキシコレスラーの覆面をリュックに忍ばせていたのだが、これをどのタイミングでかぶるか???

今か!?

いや、今はマズイ。間違いなく警察にしょっぴかれる。ひょっとするとこの異国風の顔立ちのせいで公安が出てきてしまうかもしれん。しかもネタにしようと思って、デジカメの中に北の「偉大なる総書記さま」のコラが入っている(笑)。

なんば駅前にたたずむ謎の覆面男・・・明らかに危ない。間違いなく2泊3日の拘束対象になってしまう。ひとまず落ち着いて10数分のオオサカ(なんば)観光を決め込むことにした。

なんば駅構内にある銀行に行きお金を下ろし、高島屋のトイレで小用をなす。そこら中に響きわたる大阪弁に新鮮なときめきを感じながら、ワタシはいっそウンコでもして写真取って「大阪便」とかいうネタにしようかと考えたが、さすがにやめた。

ともあれ、関西弁の女の子のかわいいことかわいいこと。「アカンって!」「ナンデヤ!」うぉぉぉぉぉ〜!メチャクチャいいやんけ〜!これが萌えというやつか!(たぶん違う)

で、約束の時間まであとわずか・・・さすがに緊張してきた。

お互い、面識もない二人である。体型もなにもわからない。お互いこういう情報を事前に与え合わないところが同類である。彼のサイトを見ていてところどころに隠された文章からイメージしていた作者=37kという男は


筋骨隆々
長身(180cm近い)
長髪(チリチリ)
日焼け(サーファー風)
おしゃれさん(モテモテ)
間違いなくネタから入ってくる

というものだった。

ブルブルブル・・・ワタシの携帯が鳴った。

今度は電話だ!メールじゃない!電話で連絡してきやがった!(当たり前だ)

とりあえずは普通に電話に出てみる。まさか初っ端からいつもの通り『ワタシダ!』と出るワケにはいくまい・・・とりあえずは初対面だしな。


(私)『モシモヒィ・・・』

イカン!微妙にヴィブラートが利いてる(笑)

(3)『あ、もしもし37kです。今どちらでっか?』

おぉ!大阪弁!
ん〜・・・声が笑ってやがる!この時ワタシの隠されていたニュー(乳)タイプの能力が突如目覚めた!


間違いない
ヤツだ!
ヤツはいる!



ワタシの セックス・シンス  シックス・センスが反応した。

『ここはボケなくては・・・』そう、ここは大阪。芸人の街。ちなみにここがサンフランシスコであればゲイ人の街である。けっして「世界の車窓から」では紹介されないであろう。

(私)『今は、なんば駅前のバスロータリーでたばこを吸ってます』

モロ普通に答えました(笑)。

(3)『えーと、ロータリー・・・』

(私)『黒いニット帽にリュック背負ってます。』

(3)『えーと、ニット帽・・・そこでちょっと一回転してもらえます。』

クルリと軽やかに回る31才。ワタシは思った『ヤツは俺を試している・・・ぼけなくては・・・』

(3)『あ、分かりました。それじゃそのまま後ろの方に・・・』



読めた!


さらなるワタシの第六感が働いた。明らかに彼の意図する「後ろの方に・・・」というのは後ろを向けと言うことだ。ということはボケるならここしかない!









ワタシは振り向かずに
その場で二歩後ろに下がった!






(3)『そういうことちゃいますガナ!』



さっそく1ツッコミをゲットしたのだった・・・


振り向くとそこには・・・・『ん・・・いない?』それらしい人物はいない・・・どこにマッチョなサーファーがいるのだ?とあたりを見回すと、街灯の陰から

(3)『やーやー初めまして。37kです。』




あ、アンガールズ?


あ、堺雅人?


ウワッ!細っ!長っ!



イメージとはかけ離れた人物がそこにいた。ある意味反則である。細くて長くて白くて爽やかな兄ちゃんがそこにはいた。

いったい今までのNO!天で描かれていた人間像はなんだったのだろうか?ここまでイメージとかけ離れていると、ワタシの思考回路は完全にショートしてしまうのだった。

おまけに着てる服が

新庄(日)ばりに輝いてやがる!


しかもそれがバッチリきまっているところが腹立たしい。ワタシが異国の女だったら迷わず『F○○K ME!』と叫びながら押し倒していたことであろう。

完全に意表をつかれたワタシだが、そこは武州・多摩の男。平静を装い無難に挨拶を交わす。

(私)『初めましてというのもなんだが、初めまして。』

(3)『あ、どうもです。』


素で返された!(笑)。

さてどうするか?ということで、話し合った・・・というか、ワタシの場合は知らない街なので、そこは地元人の37kに任せ、観光スポットを見物に向かう。

ものすごい人混みの中商店街を突っ切っていると、周りは関西弁だらけ(アタリマエダ)。新鮮ながらも、少々不安になる。大阪の方たちは、バンバン肩をぶつけてくる。ワタシはその度に「すいません」、「あ、ごめんなさい」と謝っていたのだが当人たちはお構いなし。

37k曰く、

(3)『ほとんどの人が気にしまへん。』

らしい・・・恐るべし。こんなん渋谷でやってたら両手両足切り取られ、大鍋に放り込まれてダシを取られて犬の餌になってしまう(ウソ)。

なにはともあれ、第一の観光スポット・道頓堀・グリコの看板前に到着。そこに向かうまでは「そんなもんで浮かれるわけがねー!」などと思っていましたが・・・


メチャクチャ
浮かれポンチ
でした(笑)


浮かれチンポであれば大問題だが、くれぐれもそうではないということは言っておく。


(3)『どうですか?万歳しますか?マンセーしますか?』

(私)『やらん。っつーか、ここは道頓堀かね?』

(3)『道頓堀っす。』

道頓堀・・・道頓堀といえばあれだろう。もちろんワタシは言った。


(私)『跳べや・・・』

(3)『無理!』


チッ・・・しゃーねぇ。なんでも道頓堀に飛び込むと近辺のお店に入れなくなってしまうらしいのだ。しかしそこはワタシ、再びの


(私)『いいから跳んでくれ・・・』

(3)『ホンマにアカンですわ。無理ですから。』


チェッ!とことん残念だ。しかし、無理なワガママを押し通して、この場に置き去りにされたら間違いなくワタシは四面楚歌。前門の狼・後門の虎という状態になってしまう。けっして肛門の虎ではない・・・いや掘られてしまうかもしれん(どういう街だ!?)

と、二人で仲良く道頓堀の川っぺりを歩きながらとりとめのない話をする。

結婚したらどういう家に住みたいかとか、赤ちゃんは何人にするかとか、犬とネコならどっちを飼うとか、家族で野球チームを作るとか、これからどこ行こうかとか、結局のところザクっていうのはGMよりは強いねとか、お好み食べるかとかね。(灰色部分=脚色)

で、結局。前々から大阪に行ったらココと決めていたとんべえに向かうのであった。詳細は店名をクリックして見やがれ!


なんやかんやと注文し、とりあえずウーロン茶で乾杯。なんでも37k、前日にかなりのご乱心だったようでお酒は控えるとのこと。ワタシは酒がマッタク駄目なので、むしろ喜ばしい。関西人のパワーで「飲めや!コラ、飲め!吐くまで飲め!このヘタレが!」などと言われたら・・・


なんでワシが高速で屁をたれたこと知ってんねん!

というツッコミで返すところだった。

が、この人(37k)、すごく気配り上手さんで、もうスキがない。おしぼりを手渡してくれるわ、気楽な雰囲気を出してくれるわとホストならたちまち白スーツを着るぐらいの人柄。

ワタシがホモ店長だったら間違いなくワタシのビームサーベルを彼のケツに突き刺していたであろう。

残念ながらワタシはホモでもなければ店長でもないので、そういうネタは作れない。しいて言えばロリコンというぐらいだが、まぁ、それはこの話には関係ない。

と、ここでメニューを見ながらお互いに好きなものを注文していく。お互いのサイトを読み合うと、我々両人ともかなりの豪傑

ひたすら食いまくりそうなイメージがある。ワタシの描く37k像というのは、北京ダックも皮だけじゃなく身まで喰らうというものだった。

大阪のお好み屋さんは店員さんが食材を捏ね鉄板の上に置いてくれる。これはワタシにとって新鮮であった。こっちはこういうスタイルなのだろうか?うーむ、気が利いている。

(3)『初めてですか?大阪。』

(私)『うん初めて。なんかパワーある街だね。』

(3)『はぁ・・・』


いかん・・・非常にイカン・・・会話にならん(焦)。なにか話題を作らねば・・・

(私)『関西弁ってさ・・・』

(3)『はい』

(私)『えーと、俺が思うに関西弁っていうのが日本の標準語じゃないかな?って思うわけ。』

(3)『ほう、そらまたどうして?』

(私)『いや、ほら日本の歴史とかを読んでてもさ朝廷が置かれていたのは京都とかじゃん。もちろん違う時期もあったけどさ。だから基本的にこっち(関西)で公用語として使われていた言葉が・・・』

(3)『なるほど。それで?』

(私)『やめた!』

(3)『なんでやねん!なんでそこでやめますかな?』

(私)『いやぁ〜、この話し面白くなさそうだし。』

(3)『そこまで熱い論を唱えておきながら、なんと中途半端な(笑)。まぁ、ええですわ、焼けましたで。』

(私)『おぉ、食べよう食べよう。』

ウマイ!非常にウマイ!

感激モノのウマさであった。味付けが違うのだろうか、東京で食べるメリケン粉の風味とは違うのだ。これが本場か?なんだこの旨さは?しばし会話をすることを忘れた私たちだった。店内に響くワタシの「ウマイ!ウマイ!」という声。それぐらい美味であった。

が、


明らかに量が多い。お互いがお互いを食獣と勘違いしていたために、許容量オーバーの注文をしてしまった2匹のバカがいた(笑)。




(3)『まだ・・・ありますね。』




なんだって?
(あれ?3人だ?)


その残された量に圧倒される我々だった。

なんとか全てをたいらげ、お会計。ここは年長者+東方不敗と呼ばれたワタシが払うべきであろう。

(私)『あー、37k君。ここはワタシが。』

なんば駅でお金をおろしておいて良かった。これからしばし大阪を案内してもらうのだ。これぐらいの事はしなくてはならない。


ワタシはレシートを見て愕然とした。




激安!



あれだけ食べたのにこんなもんか?東京だったら道玄坂で休憩2時間コースの支払いだったであろうが、ここは大阪。なんと素晴らしい街であろうか。


我々は外に出てタバコをふかす。この時、お互いが携帯灰皿をしっかりと持っていたことは言うまでもない。社会に優しい大人の証明である。ただし、37kの持つ携帯灰皿は バイブに変形する優れものだったが・・・


・・・ウソである。と、言っておこう。


(3)『さて、どうしますか。どっか行きたいとこありますか?』


ワタシは常々、大阪に来たら必ず行きたい場所というのがあった。本当に行きたいのだが、ネタだと思われても困る。恐る恐るワタシは彼に尋ねてみた。


(私)『あのね、ヤクザの事務所とか行きたいんだけど・・・本物の極道を見てみたいんだな・・・』


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(3)『あー、じゃぁウチの組行きますか?あいにく今はカシラ(若頭)もいませんが、下のモンで目をかけてるのが二・三人いますから。』

(私)『おーいいねぇ。』

(3)『でも今日お帰りですよね?ちょっと遠いんですよ。ちょっと無理かなぁ。』


(私)『そっか・・・じゃあ、また今度にするわ。』


と、ここでチンピラ風の男が3人我々にからんできた。すかさず臨戦態勢に入る我々。古今東西、酔いの回ったチンピラほどたちの悪いヤツラはいない。


なんと言ってもこちらはシラフの青年二人である。へべれけに酔ったチンピラ如きに負けるはずがない。ワタシも小・中・高とサッカー部で鍛え上げ、一時期は蹴りのハラと呼ばれた男である。

ものの数分で3人を片付け、さっさと和解行動に移る。


『あんたら、妙に強いけどなんか武道でもやってんか?』

チンピラの質問に答える

(私)『俺は極道っつうもんをやっとる!』

(3)『ワシは武道っつーかマスッカットじゃい!』


おぉ、37kの昭和のギャグが炸裂した・・・




してない!





どうやら、途中から話がおかしくなった。ワタシが「組事務所を見たい」といったのは本当だが、そのあとの状況は全てウソである(笑)。

我々二人は、平均的な数値から比べると遙かにキャシャで、ヒョロヒョロなのだから(笑)。ケンカなんぞするわけがない。ウソをついてごめんなさい。


話を続けよう。


さて、行く当てもなく大阪の街を闊歩する二匹の(隠れ)変態。宗右衛門町では呼び込みの兄ちゃんに無視され少々情けない気分になった。

37kお薦めの三角公園という場所に向かった。

そこはまるで渋谷のセンター街を一カ所にまとめたような公園だった。小さな公園の中にいるわいるわ、政治を任せたくないヤカラがわんさかわんさか。

(私)『あの〜37k君。』

(3)『あいあい。』

(私)『そこにたむろしてる人たちをね・・・』

(3)『あいあい。』

(私)『一列に並べてクロスボンバーをかましたいんですけど・・・フルパワーで。』

(3)『首飛びまっせ!っつーか自分も今、そう思っておりました!』



同士よ・・・


ワタシは、ワタシと同じ目をしたこの男にとことん感服した。ここにもサムライがいたのだ。ガシッと握手をかまし、お互いの目を見つめ合う男がそこにいたのだった・・・(ウソ)




出会いがあれば別れがある・・・

細身の身体からとてつもないパワーを発揮するこの男と、ワタシはもう少しの間いっしょにいたかったが、明日には東京に向かわなくてはならないのだ。しかもバイクである。体調をしっかり管理し、無理をしないで変えるのが優良ライダーの勤めである。

最後にワタシのバイクを見ておきたいという37kの要望に応え、ワタシは自分のバイクの元へ彼を引きずっていった。本来であれば、ここに37kのバイクも並べて一緒に写真を撮ったりしたのだろうが、この人、バイク潰してますねん!

残念ながら彼のバイクを拝むことはできないのだった。


しかし、この37k。ワタシのバイクを見てえらく興奮してしまった。


(3)『おっさん!やりすぎやで!』

いきなりオッサン呼ばわりである(笑)。

(3)『なんやコレ!ナンデスネンこのパーツ?』

えらいエレクトしてます(笑)。自分のバイクが褒められるっつーのは良いモノである。ワタシもウキウキしてきた。と思ったら尿意をもよおした

とりあえずバイクからは離れて、二人でデパートのトイレに行くことにした。そこでワタシは、この一日で感じた一番大きな疑問を彼に投げかけた。


(私)『大阪てさ、車の見切り発進が多いね。青信号になる前にもう動いてるじゃん?』

(3)『そうですね。確かにそれありますね。』

(私)『でもさ、逆に人が信号無視しないじゃん。東京だったら車が来てなかったら赤信号でも渡っちゃうけど、大阪の人って短い横断歩道でも赤信号なら止まってるよね。』

(3)『あー確かに。あんまり赤信号の時に渡る人っていま・・・』


と、向かいから赤信号を無視しながらスタスタ歩いてくる女性が・・・(笑)


(私)『言ってるそばから、歩いてる人いますけど・・・』





コイツ
おいしすぎ!



こういう笑いの神が降りてくる瞬間に立ち会えたワタシは幸せであろう。ワタシはと言えば、何もおいしいところがなく今日という一日が過ぎてしまっていたのだから・・・選ばれた人間というのは37kのような人のことを言うのであろう。


連れションも終わり、いよいよ本当のお別れの時が来た。

再び、ワタシの愛車の前に移動し最後の挨拶をする。と、37kがワタシのバイクにまたがりながら、




(3)『ほな、お疲れです!サイナラ〜!』




(私)『はーい、お元気で〜
って、コラ!それ俺のだから!』



最後の最後で路上で漫才のノリ・ツッコミをかます。今度こそ本当のお別れである。ワタシは必ずここに帰ってくることを誓い、バイクにまたがり大阪を後にするのだった。

最後まで手を振り、ワタシのことを見守る37kを残しワタシは北へ向かったのだった。

さらば37k。また会う日まで・・・・


とうとうこの日、ワタシに笑いの神は降りてこなかった。







・・・・と思ったら。









突然の豪雨!


37kと別れ、名神高速に乗った途端に、もの凄い雨に見舞われたのであった(笑)。なにもお別れしてからこんな目に合うことはねーだろう!


とにかく雨がひどくなってきたので、ワタシは一時SAに避難しさっき別れた37kに電話を入れた。


(私)『あの〜・・・・雨が降ってきましてですね、すいませんが気象庁のHPで降雨状況を見てもらっていいですかね?』

(3)『あいあい、ちょっとお待ちを・・・
・・・

ガハハハハ(笑)!ハラさん、大阪から愛知にかけてだけ雨降ってますよ(笑)

いやぁ、ネタ作りますね。神が降りてきましたね。ガハハハ!』






最後の最後になってようやく笑いをとれたワタシだった・・・




これにて大阪ツアー終了



(後記)

その後、ワタシは高速道路での80キロ巡行を余儀なくされ、通常の1.5倍の時間をかけ深夜2時に名古屋へ戻った。家に着くと心配していた兄(鬼)に怒鳴られた。しかしながら、冷え切って帰って来るであろう俺のために熱い風呂を沸かしておいてくれていた。

二つの涙がワタシの頬をつたったのだった・・・


翌日。カンカンに晴れた空の下、東名高速にて一気に東京まで駆け抜け・・・

渋滞35キロにはまり、ほうほうの体で家へと帰り着いたのだった。


で、今になって読み返してみたらさ・・・
この長文ってコーナーここじゃないね。バイクの話し全然ないし(笑)。

ということで37kさん。今度はバイクで会いましょう!








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