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5年間も我慢を強いられる
京都の在宅介護サービスは、日進月歩年々良くなるものと期待していましたが、残念ながら期待は裏切られて来ました。特に早朝、夜間、深夜の介護サービスは、営業していないと言う口実で、断られてきました。
しかし妻が重度の障害になってからは、私が一人では、介護できないことが増える一方です。特に「ウンコとシッコ」の排泄ケアは、必要な介護サービスは受けられないままに我慢に我慢を重ねてきました。
失禁のケアで始まり、失禁のケアで終わる日々は、1998年からでした。私がお願いしている「京都福祉サービス協会」は、当時は早朝8時から、夕方5時までの介護サービスしか受けられませんでした。やむなく、所謂「オムツ漬け」を選択してしまいました。
2000年4月、介護保険制度による介護サービスが始まり、いよいよ早朝・夜間・深夜の介護サービスが受けられるものと期待していました。
しかしその期待は、裏切られました。早朝は7時半から、夕方7時までは、僅かに営業時間が拡大されましたが、今も無視されたままです。
行政指導がなされていない為か、介護サービスを提供する業者任せのようです。
私の契約している「京都福祉サービス協会」は、3000人以上のヘルパーを抱えている事業所ですが、採算が合わない。ヘルパーの確保が難しい。のが理由のようです。今年こそはと、毎年要望していますが、今年も聞き入れてもらえませんでした。
「ケアマネ」にお願いして、他の業者にもお願いしてもらいましたが、いずれも営業しているところがなく、断り続けられてきました。
「オムツ漬け」は失禁の都度、不快な思いの連続です。この数年オムツからはみでる「便漏れ」「尿漏れ」で泣かされてきました。その上「オムツかぶれ」の繰り返しです。体験している者しか分らない、苦労と「ストレス」です。君子には悪いことをしていると、心の中では謝っていました。
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天の恵み
業者は兎も角、支えてくださるヘルパーさんは、素晴しい人ばかりでした。「便漏れ」「尿漏れ」の都度、嫌な顔一つ見せず、いつも「笑顔」で入浴や、シャワー浴をしてくださいました。
早朝、夜間、深夜の介護サービスの必要性を理解してくださるヘルパーさんは、私の思いに共感してくださいます。
私の思いに共感してくださった一人のヘルパーさんが、昨年4月新しい介護サービスの事業所を立ち上げ、早朝7時の介護サービスを始めてくれました。
昨年9月から、「コムスン」の事業所が、早朝6時と夜間20時の介護サービスを引き受けてくれました。
しかし、長くは続きませんでした。これらの事業所は、派遣要員の欠員を理由に、数ヶ月の介護サービスで終わりました。
ところが昨年9月になって、苦労された在宅介護体験者で、介護サービスの不備に怒りを堪え切れずに、自らが事業を立ち上げた人に廻り合えました。
その人は、自ら事業の認可手続をなさって、事業許可が下り次第、介護サービスを引き受けてやろうと言うのです。
幸いにも、今年の3月1日から「利用者本位の介護サービス」を始められ声をかけて貰えました。早速、契約しました。
眠っている時間帯の介護サービスは、中止し、起きている時間帯の介護サービスの思いが叶う介護サービスの実現です。
早朝4時、8時、13時、16時、夜間20時、深夜23時30分の1日6回の介助によるポータブルトイレへの誘導が確保されました。
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95パーセントまでが、自然排便に
今年の3月1日以来、私も思いが叶えられました。夢のような日々を迎えています。
1日に、5回乃至6回「ウンコもシッコ」もポータブルトイレに誘導しています。オムツはずしへの挑戦です。オムツが汚されていません。感動、感動の連続です。その都度記録しています。その記録はその後の推移を客観的に証明してくれています。
驚き、驚きの連続です。失禁、失禁と奪われしまった排泄機能と、半ば諦めていたその排泄機能が、まだまだ健在だったのです。
この数字を見る限り、よく食べて、よく飲んでいることも確認できます。「ウンコ」の量も、「シッコ」の量も満足です。側近の7月では、「ウンコ」の失禁は、僅かに5%にまで減少しています。ポータブルトイレでの自立排便が95%、まだ機能は健在なのです。
「シッコ」の失禁も40%にまで、減少しました。ポータブルトイレでの自立排尿は60%まで改善しています。
2006年度の「ウンコとシッコ」月別の推移
| パット内尿 | P/T内尿 | 尿の合計 | パット内便 | P/T内便 | 便の合計 | |
| 1 | 19468 | 15158 | 34626 | 875 | 3119 | 3994 |
| 2 | 15675 | 15255 | 30930 | 1270 | 3327 | 4597 |
| 3 | 15835 | 19690 | 35525 | 650 | 5740 | 6390 |
| 4 | 10420 | 23205 | 33625 | 330 | 5756 | 6086 |
| 5 | 13830 | 22495 | 36325 | 700 | 4890 | 5590 |
| 6 | 16335 | 20215 | 36550 | 865 | 5045 | 5910 |
| 7 | 16290 | 23980 | 40270 | 265 | 5515 | 5780 |

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オムツの使用量が少なくなる
「眠っている時間帯は、寝かせておいて、起きている時間帯に、必要な支えをする」のケアプランは、驚くべき展開になりました。
まず「シッコとウンコ」のケアは、毎回15分間ポータブルトイレに誘導しました。
3月16日「シッコもウンコ」もオムツの中での失禁は皆無でした。座るたびにポータブルトイレの中で排泄されています。シッコの量は880、ウンコの量は150と記録されています。
オムツの中での失禁が少なくなるので、当然オムツの使用量は少なくなります。特に夜用に試用していた、夜用の尿パットとテープ止めオムツがいらなくなりました。
3月、4月と夢のような「今日一日を共に生きる」旅を繰り返すことができました。
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心地よい快音が響く
ありがたいことです。1日6回抱えてポータブルトイレに座らせるだけで、「シッコとウンコ」の自立性が甦ってきているのです。座らせると間もなくして「シッコ」がポータブルトイレに落ちている音が聞こえてきます。暫くすると、こんどは「ウンコ」が落ちた音が聞こえてくるのです。毎日繰り返すためか、足腰も鍛えられているようです。反応が心もちよくなってきているように感じられます。
上手く行かないときの、手立ても幾つか発見です。「シッコ」を促す「ツボ」の発見です。まず「仙骨部」を押えると、腹筋に力が加わり、残された「シッコ」が出てきます。また水分補給の目的で、「ほうじ茶ゼリー」を口に入れていますが、一口か二口入れてやると「シッコ」が音を立てて出ています。
ポータブルトイレへの誘導に挑戦して、1年が過ぎましたが、今も心地よい快音が響いています。
2006年8月11日更新