| 〉〉The Adventures of Baker Street |
文・写真:Aki Kato
1998.12.1
それでは、私のべーカー街探検記を御報告致します。予め申し上げておきますが、ロンドンのガイドブックに書いてあるような事もありますが、ご了承ください。

写真1: ベイカールー・ラインのホームズのシルエット
日本(成田)から英国(ロンドン)への直行便は5社位ありますが、私は何と言っても「ヴァージン・アトランティック航空」を断然お勧め致します。そうです、あのリチャード・ブランソンのヴァージングループです。食事もいいし、クルーの接客は勿論だけど、何と言っても特筆すべきは、エコノミークラスでも、前の座席の後ろにモニターがあって、映画、テレビ番組、音楽の他、ファミコンと今飛行機がどこを飛んでいるかが判るサイトマップがあるのです。更にそのモニターのコントローラーを使って、クレディット・カードで電話をかけられる。勿論携帯は禁止だけど、運良く新しいエアバスだったら、電話を使えます。古いエアバスは、電話はないけど、ファミコンは出来ます。本当BAなんて乗る気にもなれない。
さて、ロンドン・ヒースロー航空からは、ロンドン中心地まで色々な交通機関がありますが、やはり安く、早くというのなら、地下鉄が便利です。ヒースローからロンドンの中心地Piccadilly Circus(ピカディリー・サーカス)まで、確か所要40分位で、£3.20(約650円)位だったと思います。この線はピカディリー・ラインで、地下鉄Baker Street駅へは、Green Park駅でJubilee Line(ジュビリー・ライン)へ乗り換え、もしくはピカディリー・サーカス駅でBakerloo Line(ベイカールー・ライン)へ乗り換え、Baker Street駅下車となります。
べイカー・ストリート駅は様々なラインが交差する駅ですが、その中でシャーロキアンにとって嬉しいのが、べイカールー・ラインとジュビリー・ラインです。写真1のようにべイカールーにはタイトルにあるようにホームズの影絵が、そしてジュビリーには写真2の様なホームズシリーズの挿絵があります。又ベイカールー・ライン及びジュビリー・ラインとメトロポリタン・ライン及びハマースミス・ラインの乗り換えフロアの壁には、シルエットのホームズが無数に掲げられています。この写真はないけどご勘弁を。

写真2:ジュビリー・ラインの挿絵
ホームズ博物館は、べーカーストリート駅から徒歩2分位の所にありますが、その近くに「ABBEY NATIONAL」という銀行があります(写真3-1)。これが実在するべーカー街221bの住所でプレート(写真3-2)が掲げてあります。(注:写真3-2のプレートが掲げられているのは、写真3-1の 「ABBEY NATIONAL」銀行右側のちょうど工事用の足場が組んであるところでした。ここもこの銀行の建物です)
写真3-1:ABBEY NATIONAL 銀行

写真3-2:221Bのプレート
さてホームズ博物館ですが、僕は余り感動しませんでした。何故ならホームズはイメージやストーリーの中でこそ生きるのであって、実存ではないからです。でも人によってはイメージを駆り立てられるかもしれないし、玄関にいる当時の警察官の服装を着た門衛(写真4)は優しい。又スーベニアショップは博物館にもありますが、絶対チェックして欲しいのが、博物館の反対にあるホームズ専門のショップです。お土産を買うならここもお勧めです。

写真4:ホームズミュージアム
僕のお勧めのスポットをいくつか紹介します。先ず当然シャーロキアンならべーカー街を訪れるはずですから、その後リージェンツ・パークという公園に行って見て下さい。広く美しい公園です。時期が良ければ素晴らしいバラを鑑賞できるし、リス、白鳥やガン等の鳥もたくさんいます。又公園内にはロンドン動物園もあるから、ホームズミュージアムとリージェンツ・パークだけで半日は楽しめます。次は僕が通っていた学校のあるコベント・ガーデン。ここは楽しいストリートパフォーマーが大勢いて(特に土・日曜日)、スーベニアショップからパブ・ワインバー・レストラン等なんでもあります。ここも半日潰せるかな。又コベント・ガーデン駅前の通りを渡れば、ファッショナブルなニール・ストリートがあります。この辺は日本で言えば、原宿・青山みたいな場所です。
コベント・ガーデンはロンドンの中心部だから、徒歩20分内に博物館、美術館、チャイナタウン、劇場、映画館等何でもあります。是非下(写真5,6)のパフォーマーのパフォーマンスを楽しんで下さい。因みに右側(写真6)の銀色の格好をしているのは、ゲビンという僕の友人です。パブで友達になってしまいました。とっても陽気で面白い奴です。又ホームズの冒険には、結構ロンドンの郊外、例えばケント州とかダートムア、が舞台になりますけど、電車で1、2時間のところですから、僕は行かなかったけど、是非行って見て下さい。イギリスの素晴らしいカントリーサイドを満喫できるはずです。その種のガイドブックも発売されています。

写真5:ストリートパフォーマー

写真6:ケビンというパフォーマー
去年が二週間、今年が四週間の滞在でしたがアドバイスとしては、先ずお店に入ったら、「Hello」等の挨拶をちゃんとすること、そして最後に「Thank you」を言うこと。これはどこの国でも同じだと思うけど、現地の友人の話によると殆どの日本人は出来ないとのことです。確かに私も日本の交通機関で働いていますが、殆どの日本人が、何か尋ねて案内したあと「ありがとう」や「どうも」の一言が言えない人が多い。外国人は必ず言ってくれます。俺は客だ(特に団塊の世代のオヤジ)というのは解りますが、常識ある大人としては如何かな、と思います。又これは日本人のメンツに関わることですから、忘れずに。「日本の常識は世界の非常識」なんて言う言葉も或る程です(情けない)。又高級ブランド商品を行列までして買い漁る日本人(特に女性)は、はっきり言って現地の人の大ヒンシュクを買っています。彼ら(と言っても私の知り合いの話ですが)に言わせると、イナゴの大群が襲ってくるのと同じ様なものだ、とのことです。確かに大金握り締めて、英語もろくに喋れず高級品を買い漁る姿は、ぞっとします。買うな、とは言わないけど、いくつもいくつも同じ店で買うのは止めたほうがいいかな。
次に、割と英国人は「Sorry」と肩が触れたり、横切るときによく言います。
又「Pardon?」と「何て言いましたか。」を表すとき、「Sorry?」と語尾を上げて言うと同じ意味を表します。イギリスはこっちの方が多いかな。
三番目に、折り畳み傘を絶対持っていって下さい。殆ど毎日何時間かは、雨が降ります。本当に気まぐれな天気です。あとレインガード等もあると便利です。
最後に治安については、ロンドンはヨーロッパでも比較的良い所ですが、スリが多い様です。又深夜の、特に女性の一人歩きは大変危険です。出来るだけタクシー(ロンドンではキャブといいます)の利用が良いでしょう。これは男性も同様です。とにかく日本の常識は世界の非常識(僕は一概に日本だけが悪いとは思わないけど)。日本人の危険に対する認識は低いのできおつけましょう。
ではいつかシャーロキアンの皆さんが、メッカであるベイカーストリートを訪れ、楽しい滞在が出来ることを切に願います。詳細を伺い方は下記までご連絡下さい。僕の知っている範囲ならお応え致します。
Aki Kato:bakerst@beige.ocn.ne.jp