〉〉Short2 Report

NHKで放送されているホームズ特集(でもたったの5分あまり)を偶然にも見ることができましたので、日ごろの更新怠慢の反省の意味もこめまして(;^_^A ・・・、レポートいたします。目新しさという点では、ホームズの秘書の業務内容と、ロンドンSH協会会長さんの2点ですね。

2001年8月16日放送
NHK総合「おはよう日本」8時台 シリーズ「世界名作文学の旅」より 「名探偵 シャーロック・ホームズ」(^^)//゛゛゛パチパチ


◆プロローグ(っていうほどじゃあ・・・)

膳場アナの「今朝はこの方・・・」で画面にドーンと映るお姿・・・パイプとインバネスコートを身に着けたホームズ様の像が「おはよう諸君」と声をかけているかは確かではない・・・(たぶんこの像は、1999年に地下鉄ベイカー街駅前に立てられてものでせう。え、あんた行ったことあんのかって? (T^T))。

さらに膳場アナの解説が続きます。「数々の難事件を鋭い洞察力で解決。少年少女を魅了し続けてきました・・・」

◆シーン1 ホームズ登場

撮影:Aki Katoさん(当HPの聖地巡礼エッセイ執筆)

物語は産業革命を達成したイギリスが繁栄を欲しいままにしていた19世紀末、ヴィクトリア朝時代に展開します。

シャーロック・ホームズがこの世にあらわれたのは1887年「緋色の研究」でした。と、同時にそのパートナー、ドクター・ワトスンとの出会いが描かれた作品でもあります。

「緋色の研究」(延原謙 訳)より・・・

「はじめまして」ホームズはていねいにいって私の手を握ったが、その握り方は言葉つきにも似ず、いささか乱暴だと思われるほど強かった。「あなたアフガニスタンへ行ってきましたね?」
「ど、どうしてそれがおわかりですか?」私はびっくりした。

ホームズの鋭い観察力と推理力を表す象徴的なシーンですね。このあとホームズは一人悦にいってしまうのです・・・(笑)。

◆シーン2 ベーカー街221b

ホームズといって思い出すものの一つであり、ロンドンへ行った暁には必ず訪れるぞ、という場所でもあるのが、このベーカー街221bですよね。Katoさんのエッセイ1にもありますとおり、今では民間の金融会社が建っています。その壁にはプレートがあります。

撮影:Aki Katoさん

ところが、今でも世界中からこの住所当てにホームズの手紙が届くのです。その数は一週間に30通ほど。中にはアメリカ合衆国イリノイ州警察官からの殺人事件の捜査以来まであるんです(ちなみに、この手紙はジョークです。熱狂的なシャーロッキアンだそうで・・・。そういえば、「advice」のつづりを「advise」って書いてました、この人)。

さらにこの会社には、手紙に対して返事を書く「ホームズ秘書」なる業務を担当する人がいるのです。現在の秘書さんはガイ・キリアークさん。一通一通丁寧に目を通し、その返事を書いています。

手紙をよこす人の多くが、観察力の鋭さと論理的な思考力をホームズの魅力としてみているようです。

◆シーン3 パブ・シャーロック・ホームズ

撮影:Aki Katoさん

ロンドンのシャーロッキアンの溜まり場として有名なのが、このパブ・シャーロック・ホームズです。物語に出てくるホテル(たぶん、バスカのサー・ヘンリーが泊まったところ)があった場所で、ホームズゆかりの地として立てられました。

グラナダのホームズでもよく出てくるパブでホームズの魅力について聴いています。
曰く 「論理が明晰で、自分をきびしく管理できるストイックなところが、イギリス人の心をくすぐるのです」だそうです。あんた酒飲んで酔っ払ってるやん!?

◆シーン4 ロンドンSH協会会長は語る・・・

閑静な住宅街にロンドン・シャーロック・ホームズ・協会会長、ピーター・ホロックスさんは住んでいます(何代目の方かは知りません)。彼は、親からホームズをプレゼントされて以来、その虜になったそうです。そしてホームズの影響を受けて今では弁護士に。今までに集めたホームズ本は1000冊を越え、家に入りきらなくなったためにここに引っ越してきたということ(なんと贅沢な・・・)。

彼が語るホームズの魅力、それはヴィクトリア朝への憧れなのです。

「いま、思いをめぐらすと、それは神秘的なものだったのです。交通も整備されていませんでした。移動手段も頼りになるのは馬だけです。今とは考え方の尺度が全く違う。読めば読むほど新しい発見を与えてくれるのです。」

そういってホロックス氏は眼鏡の奥を輝かせていました(確かに神秘的ですが、私はあの時代にいきたくはありません)。


いかがでしたでしょうか。このレポをメモるのに放送の3倍はかかってしまいました。「旅」というにはあまりにも短いものでしたが、初耳のものもあって時間の割には楽しめました。早起きはなんとやら・・・たまにはいいものです(社会人の皆様ごめんなさい)。