ごあいさつ
リリカルで流麗なピアノの音が聴こえています。
弾いているのは末永正博サン。音楽活動を始めて41年の月
日が流れたそうです。かたや、「新谷のり子」となって唄い始めた私は38年・・・その大部分を末永サンのピアノと作曲に支えられ、ともにコンサ−ト活動を続けてきております。そして2006年、共にBig 60才になりました!!
戦の絶えることがなかった20世紀。ベトナム戦争とナイジェ
リア内戦に抗議し、1969年焼身自殺したフランシ−ヌ・ルコントさんをテ−マに、「死んではいけない。平和は生きていて築くもの」の思いをこめて故・郷 伍郎先生によって生み出された「フランシ−ヌの場合」。唄わせていただいて30年目の1999年3月13日に、メモリアルコンサ−トをいたしました。その後、混迷の度合いを深める社会に、メッセ−ジの目的を失いかけ、「もう唄えない」と何度も思いました。 しかし、「命」が軽んじられ、喜びよりも哀しみや不安が充満しているかに思える今、もう一度唄いたいと思います。どのように絶望的な状況のもとでも、希望と優しさとを失わずに、平和を求めて生き抜いた、そして生き続けている女たちの伝言を、今一度心にきざみ、勇気を分かち合いたくて。
「平和憲法」を守り抜くため歩み続けて来ておられる、土井たか子さんの存在に導かれて唄い続けてきた私にとって、今日の音楽会にエ−ルをいただけること・・・最高の喜びと、そして感謝がいっぱいです。
お越しいただき、 共にいて下さる皆様に心よりの感謝を捧げます。
新谷のり子
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