周辺機器で使い倒す!


・メモリー増設サービス

・拡張スロット用増設メモリ

・改造による8M増設

・axxPac

・Parachute III

・おまけ


メモリー増設サービス

正確に言えば周辺機器とは言えないと思いますが、「使い倒し」の第一歩としては決して外す事が出来ないところです。

PalmIIIx、WorkPad30J、30U、31Jが4M、PalmIIIeが2MのRAMを8Mにしてくれるサービスです。残念ながらPalmIIIの増設はおこなわれていないようです。
私の知る限りでは
 PDA工房さん
 Masterさん
に増設サービスがあります。


最近一部の機種で8M→16Mというサービスが始まっていますので、III系の機種でもできないものかと思い、PDA工房さんにお聞きしたところ、「旧型CPUを使っている機種の場合16M化は、かなり難しく、行うとしても大幅な改造が必要となり現実的ではない。」との回答を頂きました。(ご丁寧な回答ありがとうございました。>PDA工房さん
(2002.7.1)

拡張スロット用増設メモリー(PalmIII、IIIx、WorkPad30U、30J)

背面に増設スロットのある機種において、その増設スロットに挿入する事によって容量を増やすタイプの増設メモリーです。
PalmIIIとそれ以外では、増設スロットの設定が異なることから、PalmIIIとそれ以外では使えるメモリーが異なります。この点注意が必要です。
以下、私の知る限りの増設メモリーを示しますが、現在ではその全てが廃盤となっているようです。
しかし、実際のところ上記の増設サービスが比較的安価に行われている現在、ショップやオークションなどで見かけたとしても、(増設スロットを他に使う予定が無く、且つ)2000〜3000円以下の値段でなければ購入する意味は無いのではないかと思います。
・Super Pilot II XL
唯一のPalmIII用増設メモリです。といいますか本来はPilot用のものであったと記憶しています。PalmIIIは増設サービスが存在しないようですので、恐らく唯一の増設方法であろうと思われます。


・MPD-WP (メルコ)
・WPM-8M (I-O DATA)
・xtra xtra (TRG)
共に、PalmIIIx、WorkPad30J、同30x用の増設メモリです。これを挿入する事によってRAMが4M→8Mとなります。


・xtra xtra PRO (TRG ) 
PalmIIIx、WorkPad30J、同30x用の増設メモリですが、前の二つとは異なる特徴としてRAM 4M→8Mの他にフラッシュRAMが2M→4Mとなる点が上げられます。実質6Mの増加となるわけで、かなりの容量と言えます。2002年度初頭まではHandEra社のHPで購入する事が出来たのですが、現在では廃盤となっているようです。
(2002.7.1)

改造による8M増設

以下のサイトに、改造によってPalmIIIを4Mあるいは8Mに、PalmIIIeを4Mに、PalmIIIxを8Mに増設する方法が紹介されております。
いずれの方法も、高度な技術を必要とすると思われますので、技術的に十分なものをお持ちの方以外にはお勧めできません。特に、IIIe、IIIxに関しては、上記増設サービスを利用する方が安全且つ安価であろうと思われます。
ただ、増設サービスが存在せず、Super Pilotが入手困難なPalmIIIに関しては、どうしても8M化したい方にとっては、事実上唯一の方法であると考えられます。RAMチップを交換した上で、かなり多くの配線をはんだ付けする必要があり、紹介されている3機種の中でも最も困難と思われますので、これを行おうとされる方は、十分に慎重に行うようにしてください。

Tim's Palm Pages (英文) → Memory Upgrades

この情報はKohyanさんにご紹介頂きました。ありがとうございました。
(2003.5.11)

axxPac (PalmIIIx,WorkPad30U,同30J 一部改造によりPalmIIIe,IIIxe)

最近の機体のほとんどには、外部メモリースロットがついています。III系の中でもTRGproやHandEraには外部メモリースロットがついています。この外部メモリーをPalmで扱うという考え方の最初の製品が、このaxxPacです。

axxPacはIIIx(30J)の背面の拡張スロットを利用してスマートメモリー用のメモリースロットを作る装置です。
axxPacがどのようなもので、どう取りつけるのか、どのように使うのかに付いては、既に多くの報告がなされており、ここで繰り返す事はいたしません。詳しくお知りになりたい方は Muchy's Palmware Review!Pal Macさん のレビューページをご覧下さい。また、検索エンジンで“axxPac”を検索すると、主に日本での発売当時のインプレッションなどが数多く現れる筈です。

正直なところ、この拡張スロットは決して使いやすいものではありませんでした。現行機種のそれのように、メディアの中のアプリケーションを直接起動できるわけではなく、いわばソフトウエアの保管場所とも言えるようなもので、必要になったソフトウエアをメディアの中から本体へ移動あるいはコピーして、使い終わったら再度移動するか、削除するという手順が必要でした。結構手間がかかったのです。恐らく使われずに眠ってしまっているaxxPacも結構あるのではないでしょうか。
ですが、現在では少々状況が変わっているようです。
axxRunというアプリケーションがあります。これによって、限定的ではありますが、スマートメディア内のアプリケーションを直接起動できる状況になっているのです。
まず、axxRunをダウンロードし、解凍します。
その中からaxxRun及びaxxRunHackを本体にインストールします。
axxRunHackを使うためには、別途HackMasterやX‐Masterなどのハックソフトが必要になります。まだ、入っていない場合にはこれらのいずれかをインストールします。
実は、axxRunHackをインストールしなくても、axxRunは単独で使用する事が可能です。しかし、後述しますがきわめて重要な機能が失われる事になりますので、これは是非とも入れておく事をお勧めします。
次に、スマートメディアの中に“axxRun”という名前のディレクトリを作成します。
更にその中にカテゴリー分けのための名称任意のディレクトリ(例えば“Game”や“Calc”等)を作成します。
そして最後に、カテゴリー分けディレクトリの中にアプリケーションを入れます。
ここまでの手順はスマートメディア用のリーダー・ライターなどを用いて行っても、本体のaxxPacのアプリケーションから行っても状況は変わりません。リーダー・ライターをお持ちでしたらば、こちらを使ったほうが手間がないかもしれません。
これで準備は完了です。
Hackソフトを起動し、axxRunHackにチェックを入れ、有効にします。
本体のaxxRunのアイコンをタップします。
すると左のような画面が現れます。右上に先ほど作ったカテゴリー(game)があるのがお分かりになりますでしょうか?
この画面では既にアプリケーションが入っている状態です。
アプリケーション名をタップすると、アプリケーションが立ち上がります。
しかし、axxRunの機能はそれだけではありません。
axxRunが立ち上がった画面から、アプリケーションの右にあるチェックリストをタップすると左のように“Make link”と” Run”の選択肢が現れます。“Run”をタップすると、アプリケーションが立ち上がります。“Make Link”をタップすると・・・・・
左のようなアイコンがHomeに現れます。これをタップすると・・・・・・
アプリケーションが立ち上がります。
つまり、スマートメディア内のアプリケーションの擬似アイコンを本体画面上に作る事が出来るのです。
これによって、本体Home上から一発起動が可能となります。
(擬似アイコンは2Kのサイズを持っています。大した大きさではありませんが、やたらと作るとRAMの容量を食う事になります。)

ただし、これはメディア上のアプリケーションをそこから動かしているわけではなさそうです。
このaxxRunは、メディア内のアプリケーションをコピーして、立ち上げるまでを一度に行い、axxRunHackはアプリケーションの終了と同時に今度はメディア内にコピーし本体上のアプリケーションを削除するという働きをしているようです。それが証拠にaxxRunHackのチェックを外して無効にしてしまうと

アプリケーションの終了後、Home画面にしっかりとアプリケーションのアイコンが残るのです。
先に書きました、axxRunHackを入れないと「きわめて重要な機能が失われる」と言うのはこの事で、一々削除を自分で行わなければならない事になります。
(ちなみに、この時点でHomeからメニューを選択、アプリケーションの削除を行うと、擬似アイコンも共に削除されてしまいます。)

とはいえ、今までのように一々コピーしたり、移動したりする手間が大幅に省ける事は間違いありません。
最新のドライバーを使えば128Mのスマートメディアまで使える事ですし、片っ端から突っ込んで・・・・と言いたいところなのですが、実は制約もあります。
ReadMeにも書かれておりますが、使えるのはアプリケーションのみ、データベースなどには使えないとなっています。例えば、Docファイルを上記の“axxRun”以下のディレクトリに入れても、axxRunの中では表示されません。
また、アプリケーションとデータベースが別々のファイルになっている場合、アプリケーションは起動するものの、データベースを一緒に連れてきてくれはしないのです。
一例として、ハイスコアが別のデータベースになっているゲームの場合、ハイスコアを出して終了するとハイスコアのデータベースだけは本体に残ります。逆にこれも一緒にメディア内に入れた場合には、次回起動させるとハイスコアのデータベースはメディア内に残ってしまうため、ハイスコアを確認する事が出来ません。
もちろん、ゲームのハイスコア程度ならばそれほど大きな容量ではないでしょうから、本体に残しておいてもたいした問題ではありません。しかし、大容量のメディアを使う用途として、やはり大容量のデータベースを持つアプリケーションをそこに置いておきたいということがあるでしょうから、その意味では用途がかなり制限されているといえるでしょう。
また、当たり前と言えば当たり前の事ではあるのですが、一旦本体に移してから起動するわけですから、本体メモリの残量が、使用しようとするアプリケーションよりも少ない場合には起動できません。

このような理由から、片っ端からメディアへという使い方はできませんが、従来のaxxPacの使い方も出来るわけですから、これを併用すれば、かなり使いでのあるシステムになる事は間違いありません。

そして、何よりうれしいのがPalmOS3.1Jに対応している事です。特に明記されているわけではありませんが、確認したところでは何の問題もなく使用できました。フリーウエアでもあることですし、お蔵入りしている30J+axxPacをお持ちの方は一度試してみることをお勧めします。
また、axxPacにはこの他にも幾つかの専用アプリケーションがあります。
CSpotRun:スマートメディア内のDocを直接読む事が出来る。残念ながら、日本語は文字化けしてしまい使えません。解決法をご存知の方がいらっしゃいましたらば、教えてください。
axx FTP Client:FTPから直接スマートメディアにアップ&ダウンロードできる。ということらしいのですが、私には良く理解できませんでした。
・axx JPEG Viewer:シェアウエア。スマートメディア内のJPEG画像を直接本体で見る事が出来る。

更に、これはIIIx,WorkPad30Uをお使いの方、あるいは30Jに英語版のOSを入れたタイプ以外は使い様が無いものではありますが、axxSyncというバックアップ専用のアプリケーションがあります。これは、幾つかのタイプのバックアップが選択できるという便利のよいバックアップアプリケーションです。
ただ、axxPacドライバとaxxSyncをFLASHに焼かなくては意味が無くなりますので、FLASHに焼き込みを行うソフトウエアが必要になりますし、空き容量の無い日本語版には残念ながら使うことが出来ません。
以上、全てのアプリケーションは製造元のAMSのホームページ、 Home>Products>axxPac>Support>axxPAC driver からダウンロードする事が出来ます。ただし、axxRUNのみは、この“Mala stranka o Palmech”にあるものの方が新しいようです。
またAMSのホームページの Home>Products>axxPac>Support>How to instoall the axxPac to Palm IIIe,IIIxe には拡張スロットの無いIIIe,IIIxeにaxxPac(拡張スロット)を取りつける方法が記されています。
欲を言えば、OS3.5以上の限定となってしまうと思うのですが、VFS対応のドライバーが出て欲しいところではあります。でも、さすがにこれは夢で終わる事になりそうですね。
(2002.7.1)
上に書きました専用アプリケーションの中のCSpotRunが新しくなり、日本語の文字化けが発生しなくなりました。
AMSのホームページのaxxPAC driverのページ、Programの欄の一番上に“CSpotRun Doc-Reader (Neu!)”という項目があります。こちらの横のLink部分をクリックするとSoftware by Alf Urbanというページに飛びますが、こちらでダウンロードすることが可能です。
ダウンロードしたアプリケーションの中の、CSpotRun.prcを本体にインストールします。
次に、スマートメディア内にDocファイルを入れます。HotSyncで本体に入れた後にaxxPacアプリケーションを用いても、リーダーライターを用いてもOKです。
このときに、特定のファイルを作成し、その下にDocファイルを入れることも可能です。
CSpotRunをインストールすると、Home画面にはこのようなアイコンが現れます。
アイコンをタップすると、このように何も表示されない画面が現れます。
左下のドロップダウンリスト(上の画面で▼Docとかかれた部分)をタップするとDocのリストが現れます。
左の図では、本体内にDocを入れていないために-Import from SmartMedia-だけが現れていますが、本体内にある場合には各Docの題名が下に続きます。
-Import from SmartMedia-をタップすると、左のようになります。
私の場合、Docという名前のディレクトリを作り、その中にDocファイルを入れましたので、さらにこれをタップします。
ディレクトリ内の、Docファイルの一覧が現れます。
この中から、読みたいDocを選択し、タップします。
タップしたDocファイルが下に表示されます。
左下の“OK”をタップします。
Docの内容が表示されます。
文字化けはありません。
CSpotRunは、25k程度の比較的小さなアプリケーションです。そのためか、Bookmarkの機能がなかったり、英語版であるがゆえに縦書きに対応していない等、最近の高機能Docリーダーアプリケーションに比べると、機能的な見劣りは否めません。ただし、基本的なリーダーとしての機能は十分に持っておりますし、他ではあまり見られないユニークな機能なども持っております。
上のDocを表示しているスクリーンショットの下部に幾つかのアイコン様の部分が見えますが、左から、フォントサイズの選択(4種類)、画面の回転(矢印の部分)、行間の選択(3種類)、オートスクロール、ジャンプ機能(%表示)、をそれぞれ選択できるようになっています。また、メニューからこのアイコン様の部分を消すこともできますし、オートスクロールのスピードの設定等の多少の詳細設定が可能です。
機能が限定されていますので、使える機能がそれほど多くなく、それだけに判りやすく、簡単に使うことができます。
今回、これを書くにあたりみやたくさんより貴重な情報をいただきました。ありがとうございました>みやたくさん
その情報を追う中でわかって来たことなのですが、CSpotRunというアプリケーションは、欧米においてはかなりメジャーなDocリーダーで、多くの言語用のバージョンが存在し、現在も絶えずバージョンアップを続けている様です。そして、それらはここで手に入れることができます。ただし、ここにあるCSpotRunはaxxPacには対応していません。
つまり、AMSのホームページで紹介されているCSpotRunは、axxPac用に機能拡張された特別バージョンであるようです。ほとんどのCSpotRunは、axxPacに対応しておりません。この点、少々注意が必要と思われます。
(2002.7.28 追記)