名古屋カナルタウン 【堀川・中川運河】

名古屋は港町。そして、水運で栄えた街でもあります。しかし、普段街中を歩いていても、そのような感覚を抱くことは、まずありません。それは、街が港から離れているから。そして、川が言わば街の”裏側”を流れているからです。
都心を貫く川は、堀川。江戸時代に、名古屋城の建築資材を運ぶために開削された運河で、言わば名古屋発祥の川です。中川運河は大正から昭和にかけて、名古屋の産業を支え続けてきた川。
どちらも、その歴史の証を語ろうとしないまま、今もそこにあります。
橋げたの杭
堀川と中川運河をつなぐ川。”街の裏側”といった風情ですが、この先に「松重閘門」があります。
運河脇の倉庫と、遠くの市街地。
真夏の日差しに、街はホワイトアウトしている。
運河脇のごみ置き場。
ごみを持ち上げたまま、眠ってしまった(?)フォークリフト。

名古屋の近代化遺産のひとつ、「松重閘門」。水位の異なる堀川と中川運河の間を行き来する船を通すための、水門です。現在は、言わば付属施設の塔だけが残されています。
松重閘門から、中川運河方面を見る。
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JR・名鉄のガード
金山駅近くで、JR東海道本線、中央本線、名鉄名古屋本線が堀川を渡る場所にあります。
歩道は橋げたの下、すれすれのところを通るので、目の前にレールと枕木があるように見えます。文字通り分刻みでどれかのレールを電車が通過していくのを見ることが出来ます。電車が通過する間の轟音だけでも、すごい迫力です。
ガード下から見上げた枕木。
頭上すれすれのところを、電車が通る。
ガード下すれすれを通過する歩道。
車道はずっと下へ、沈み込んでいます。

白鳥周辺は木の街

熱田神宮の西側、白鳥(”しろとり”、”しらとり”とも読む)周辺は、かつて貯木場があった街で木の街です。その貯木場は国際会議場や日本庭園「白鳥庭園」に姿を変えたものの、堀川の両側には製材所が連なり、川には丸太が浮かんでいます。この周辺を歩いていると、いつも何処からか木の香りが漂ってきます。
装飾がモダンな「住吉橋」
モダンなデザインの「住吉橋」。
水面に影を落とす、橋と階段。
船着場の跡らしい、階段が残っています。
橋から見下ろした、木の街。
ほとんどの建物は、堀川に背を向けています。
川沿いに、古びたクレーンがいくつもあります。この川は、まだ現役の川です。とはいうものの、川沿いには大きなマンションやゲームセンターなどが押し寄せてきています。新旧の街が交代し始めています。
錆びたペンキと、木の小屋が絶妙の色合い。
堀川の新旧を象徴する景色。
川の向こうでは、丸太の陸揚げ作業中。
この川が、現役の川であることが分かります。
クレーンの下に、トロッコのレールが。
堀川まで、トロッコのレールが残っている製材所がいくつかあります。
レールの終点は・・・
レールの先には製材所があったはず。
朽ちたレール
朽ちたレール。
こちらは複線です。
こちらは”複線”です。ポイントまであります。

Data:
散歩した日、2004年7月24日、8月21日、9月12日。

堀川周辺の地図
おことわり。
この地図は、だいたいの位置関係のみを表現しています。正確な方位や縮尺は表現していません。

注:
地下鉄名城線のうち、「金山」−「名古屋港」間は、2004年10月6日より、『名港線』に名称変更されました。
名鉄名古屋本線、「ナゴヤ球場前」駅は、「山王」駅に、名称変更されました。



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