瀬名さくらさん(ビデオやグラビアなど)に関する投稿文のコーナーです。
感想や解説、ラブコールなどさくらさんに関する文章を募集します。BBS
では文字数も限られて物足りないという方は下記までメールにて文章を
お送りください。                                 
皆さんのご投稿お待ちしております。                     

 

Gallery
  
「芳町カゲコ」による「瀬名さくら」さんのイラスト

Our Documents
  
「さくら」さんに関する作品の感想など募集しています。

Information
  
「瀬名さくら」さんが掲載されている雑誌・記事などのリスト

Others
  
「瀬名さくら」さんのプロフィール
や「サイン会」の画像等、上記以外のコンテンツが集まっています

Links
  
「瀬名さくら」さんに関するサイト紹介

BBS
  
掲示板です。感想やご意見などお書き込み下さい

 




























































 当ページTOPへ
 


1. ジャパニーズガールによせて…    投稿者 : 芳町カゲコ    平成14 平成14年5月19日
「 Japanese Girl 」 製作;バロウズ、メーカー;プリンセス 監督;高原秀和 発売日;平成14年4月20日

 投稿者のわたしは、TheWHOのファンである。せなっちのファンの皆さん方には、申し訳ないが、脇道に逸れて、まずは、TheWHOの解説をさせてもらいたい。
TheWHOはイギリスのロックバンド。64年にデビューし、若い世代のフラストレーションを代弁した歌詞、及びにフィードバック等のノイズを、サウンドに効果的に用いた事で、パンクやヘビ−メタルの元祖とも評価されている。
当時の、ビートルズもそうだったように、1960代は音楽に限らず芸術、文学、映像などが、過去の権威を打ち崩して、若い世代による、新しい独自の文化を作ろうとしていた時代である。社会そのものが、公民権運動、ウーマンリブ、5月革命など新たな価値観を生み出そうとしていた。その時代のなかで、TheWHOは演奏後楽器を全て叩き壊す、過激なパフォーマンスをみせ、60年代という若者のサブカルチュアが、一番華やかだった時代を、代表するバンドとなっていった。

 そのTheWHOが、求めていたテーマは何だったのか?
それは、バンドの名前が象徴する様に、「何物か=Who?」という実存的な問いかけが、コンセプトだったのではないだろうか?
「本当の俺が判るかい。Can you see the real me?」
これは、73年作のアルバム「四重人格」の、2曲目の歌詞である。

69年作アルバム「TOMMY」
TOMMYは、何故三重苦になったのか?それは両親の犯罪によって、惹き起こされた内的な革命により、既存の古い価値を否定したからである。
物を判断する 基準=価値観 を失ったから、彼にとって、世界は暗く混沌としている。それが、三重苦という比喩に、表されている。この混沌は、10代反抗期の無秩序さに似ている。
そんなTOMMYは、自分自身の新しい価値観としてピンボールを見付け、そのチャンピオンになることで、三重苦から癒された。
彼はピンボールに従い、ピンボールによって、善悪を決める。そのことによって、TOMMYにとって世界は明確になった。そのとき、TOMMYは三重苦から解放されたのである。
TheWHOのリーダである、作者のPeteにとっては、ピンボールはギターでありROCKであったに違いない。
「ガキの頃は、コンプレックスの塊だった。特に、このデカイ鼻が、女の子達に嫌われていた。でも、ギターを弾くようになって、彼女たちにもてはじめたんだ」
TheWHOは、過去の権威を打ち崩し、型にはまらない新しいスタイルを、作り出そうとしていた。
ピンボールやROCKのようにつまらない、ちっぽけな事でも、なんでもいいから何か、自分の信頼できる、一生をかけることが出来る何かを見つける事。
他人から押し付けられたものではなく、自分自身で作った新しい価値観。それに基づいて、自分を律して生きる事が大切なのだと、TheWHOは「TOMMY」のなかで、主張していたのだ。
TOMMYという作品は、TheWHOにとって、自己探求の旅だったのだろう。

78年作の「WHO ARE YOU?
これは、TheWHOのリーダPeteがSexPistolsのメンバーに会った夜、泥酔して道に寝こんでしまったのを、警官に起こされた事をきっかけに、作った曲であるという。
Peteはこのとき、何故そんなに痛飲してしまっただろうか?
「WHO ARE YOU?大声で酔っ払って、街中で偉そうに演説しているあんたは、一体何様なんだ?」
「WHO ARE YOU?」は、同時に「WHO AM I?俺は一体何物なのか?」という、問いかけでもある。
数万人もの集客力を持つ、偉大なロックバンド。しかし、自分よりも、10歳も若いバンドの突き上げを受けている今、Peteは彼らの中に、かっての自分達の姿を見た。
自分達の後続者は出来た。TheWHOのトレードマーク、「若い世代の気持ちを代弁するバンド」を掲げた、[本当に若い]やつらによるバンドは、次々生まれている。
いまさら年老いた自分達が、若いころの過去の自分の姿を演ずることは、無意味でばかげている。
Peteは、無批判にだらだらと安易な態度で、同じようなロックを続ける事の、愚かさを自覚した。
あんたは一体何様なんだ?TheWHOは、別のものに変らなくてはならない。
「WHO ARE YOU?」は、TheWHOがまた次の段階の新しいバンドに、生まれ変るというマニフェストなのだ。

21世紀、PETEはまだROCKを続けている。そして未だに、「WHO ARE YOU?=WHO AM I ?」という問いかけを、繰り返している。
Peteの自問、「オレは何物なのか?」。その回答の一つが、93年のソロ 「Psycoderelict 」の1曲目 「English Boy」 である。
I'm a English Boy というシンプルな回答。
「オレは英国人。オレはオレ!それ以外の何物でもない」。至極、当たり前の回答だ。
しかし、誰でも他人から押し付けられたイメージで、がんじがらめになり、身動き出来なくなって、自分を見失う。年齢、社会的な立場、そんなものが積みかさなるほどに、自分は何物なのか?と単純な問いの解答を失ってしまう。
そのとき、「オレは、ただのひとりの英国人過ぎない!」とまるで、開き直りのような主張をする事は、自分自身を取り戻す為の叫びなのだ。

自己を探求する事、それは常に、Peteにとって辛い闘いであったはずだ。
今までの自分、そして自分を取り巻く社会を一度否定し、解体し再構築する。それは、恐ろしく力のいる作業だったろう。
しかし、Peteは早い段階に、その闘いの中に救いを見付けていた。

71年作 「Teenage Wast Land=10代の荒野」 と言う厳しくも美しいメッセージをもった曲に、次ぎの一節がある。
「闘う必要はないのだ。自分が正しいという事を、証明するために・・・。自分の行為に、(誰かの)許しをもらわなければならない、謂れはないから。」

この前半の歌詞、「闘わない」という箇所を、ネガティブな主張と取る人もいるかもしれない。
だがそうではない。これは10代のトンがって、周りに攻撃的になる世代に対するメッセージなのだ。
そんなに無理して肩肘張らなくてもいい。リラックスしろよ。
自分が、自分自身であることに、誰かの許しをもらう必要ないのだから。

この歌詞は、徹底して、積極的にひとりひとりの生(自己、生き方)を、肯定し賛美したものなのだ。

高原監督は、「創成期のAVはサブカルチャ−になれるかと?」と、期待していたそうである。
高原監督の 「WHO ARE YOU?」 の問いかけに、「I'm a Japanese Girl 」 と応えた,瀬名さくら。
彼女の「10代の荒野」は,どんなだったのだろう?

CAN YOU SEE THE REAL ME ? 
本当の彼女を、理解しているだろうか?

 





ご意見ご感想お待ちしています。
当サイト内にある全ての画像、テキスト、情報などを無断での使用を禁止します。

- prepared by KagekoYoshimachi -
© 2002
Sakura Journey. All Worldwide Rights reserved.