「HUNTER'S BEBOP」 第2話 作:旋風 焔

 第2話

  「あ〜疲れたぁ〜!!」
 ぼふっと音をたてながら部屋のスペースを全て覆うダブルベッドに倒れ込むルキア。
 ここはオレとルキアの住む家だ。
 通常ハンターズギルド登録者には住居が貸し与えられるのだが
 ここはそのハンターズ用のではなく一般の賃貸住居だ。
 つまりここはパイオニアシティでも下層区域にあたる場所である。
 なんでそんな所に住んでいるかと言うと、
 一言で言えばハンターズ用の部屋がある区域が気に入らなかっただけであるのだ
 元々オレは下層民出身で、パイオニア2に乗り込む為にハンターズに登録しただけで
 偉そうに上層区域に住むのが性に合わなかっただけである。
 後、付け加えるとすればギルドに仕事を依頼する者の殆どが実はこの区域の住民なのである。
 実は、ちょっとした依頼ならばギルドを通さずに直で請負って払いもそのままって事を
 こなす事が出来るって利点があるのだ。
 それは本来ならばギルド規定に反する事だが、オレにはそんな甘っちょろい理屈に
 付合うつもりもないし上前撥ねるヤツらの道義に従うつもりもない。
 まぁ大口やはっきりした素性の人間からの依頼とか等の安全面や依頼料の保証の事を考えれば
 ギルド経由の仕事は楽ではあるが、そんな程度の依頼料じゃぁやって行けないのが実情だ
 真面目にギルドからの依頼だけをこなしている奴なんてケツの青い新米ハンターズくらいなモンだ。
 で、今回の「エレナ=ヒューガ−」からの依頼なのだが、、、、。

「どうでしょうか?この依頼引き受けて戴けないでしょうか?」
 依頼内容は至極簡単だったレッドリングリコを探しに遺跡区域に潜り続けている
 自分の養父でありパートナーである「ノトス=ヒューガ−」を連れ戻してほしいとの事だった。
 彼が一体何の目的でリコを探しているかはこの際どうでもいい事なのだが
 オレには一つだけひっかかる事があったのだ。
「依頼を受けるかどうかその前に一つだけ聞きたい事があるんですがよろしいですか?エレナさん」
 おれはそれを確認しないとこの依頼を受ける気にはならなかった
「はい、なんなりとお聞き下さいですの」
 多分オレの聞きたい事が分かっている風なエレナ。
「今回のこの依頼の話はギルドから来た物だったんですが、何故オレの名指しでだったんですか?」
 そうギルドからの依頼は直接オレに対して名指しで来たのだった。
「そうですの、今回のこの依頼に関してはギルドの方に直接、貴方様をご指名させて戴きましたですの」
 一旦、目を閉じてからその青い瞳に不思議な色を浮かべながら彼女は言った。
「もうお忘れでしょうか?わたくしは、その昔に貴方様に助けて頂いたご恩があるですの」
 ぶおん!!目の前に緑色のフォトンの光が見える。
 オレは冷静に視線だけでそのフォトンが突き出されている元を辿る。
 ルキアが凄い形相でフォトンクローを手に填めてその爪の先をオレの顔に向かって突き出していた。
 ちょっとでも変な事を口走れば、その瞬間オレの顔はフォトンの爪で切り裂かれるだろう、、、。
 この甘いマスクが見るも無惨に、クラブのネェちゃん達にもウケの良かったこの少し彫りのある
 優男風で華麗なハンサム顔が、紙切れの様に、ズダズダにだ。
 目の前の表面上は可愛らしい顔をしたフォニュエールのお嬢ちゃんにだ。
 彼女の心の中には今、嫉妬の炎が燃え盛っているのか、
 はたまたクローで切り裂く事を想像して悦に浸っているのか?
「あら?ルキアさんも憶えておいでではなかったですの?ああそう言えばあの頃はまだ貴方は
 ほんの子供でしたものですものね。ふふふ、ホントに大きく育ってしまってですの」
「?」
「??」
 二人して顔を見合わせるが、さっぱり要領を得ない。
「かつてわたくしはニューマンの人身売買を目的とした組織に誘拐されてこのパイオニア2へと
 連れ去られました。が、ある日その組織は軍とハンターズギルド捜査局の一斉検挙に合い
 首謀者もろとも全員が逮捕されました。当時はそれはスゴイスキャンダルとしてこのパイオニア全艦に
 広がりました、その時にある謎の人物が多大な貢献をしたとの事でしたがその方は名乗りもせず
 行方を眩ませてしまいました。わたくしはその方を探すべくハンターズギルドに登録しその方を
 ずっと探して参りました。そして先日ようやくその方のお名前を知る事ができたのですの」
「ハインツ=クルーガ−様」
「そしてその事件の時に一緒に助け出されたニューマンの少女が、あなたルキア=リュ−ニアさん」
 そこまで言われてオレは一人のニューマン女性を思い出した。
 あの事件の時だ、そうオレとルキアの出会った事件。
 オレは彼女と、助け出されたルキアをどちらが引き取るかどうかで揉めたのだった。
 オレはハンターズと言う職に就いてそれなりに裕福だったのでニューマンの女の子一人くらいなら
 養えると思いルキアを引き取ると主張した、その女性は同じニューマン同士の方がよいと言った
 のだが彼女自身もそれまでは誘拐されていた訳で何の生活基盤も無い状態だったので
 結局オレがルキアを引き取ったのだが、その時のゴタゴタでその女性の名前も連絡先も判らないまま
 別れてしまい。結局、今日この日まで会う事がなかったのだ。
「あなたが、、、あの時の、、、」
「ええ、そうですのわたくしはあの後、ノトス=ヒューガ−博士に養女として迎え入れて戴きました」
 満面の笑みを浮かべて彼女はオレ達にその後の2年間の事を語った。
 彼女もそれなりに苦労した様だったがノトス博士の優しさと彼女自身の努力によって
 こうして今オレ達の目の前にいると言う事を語った。
 ルキアは涙と鼻水と涎で顔をぐちゃぐちゃにして話を聞いていた。
 こいつはスゴイ泣き上戸で、
 以前、感動モノの内容のビジュアルムービーを借りてきて見せてやった事があったのだが
 その時もこんな風に顔をぐちゃぐちゃにして食い入る様に見ていた覚えがある。
 タイトルがなんだか忘れたが、確か動物の話で最後にはそのメインの動物が死んでしまうって
 内容だったはずだ。実はオレはこういうのには滅法弱くて、ルキアをからかう目的で借りてきたのだが
 同じ様にオレも顔をぐちゃぐちゃにして泣いていたっけ。
 そんなエレナが語る「ノトス=ヒューガ−」像を聞いている内にオレは
「結構イイヤツじゃん」
 とか思う様になっていた。
 いや、つまりオレと同じ様に娘を引き取って育て上げたって言う所にシンパシーを感じた訳よ。
 と同時にそんな父親思いの娘をほったらかして自分は別の女のケツを追っかけ回すなんざぁ〜
 父親の鑑にもおけない。
 そんなヤツァ見つけだして連れ戻してやる!!
 と、まぁそんな感じにオレはこの依頼を断るどころか二つ返事でOKした。
 否、むしろそんな彼女の役に立つのならばって事で依頼料もタダでいいと言ったが
「いえいえ、それは困ります。すでにギルドの方には支払いが済ませてありますから
 受け取って下さいですの」
 と言われてしまった。
「それでは、後日もう一度伺いますですの」
 と彼女は後日オレ達の家に直接会いに来ると言い残してその場を後にした。
「絶対遊びに来てよね〜!!おねぇちゃ〜ん!!」
 とすっかり彼女の妹になりきったルキアが見送る。
 そんな二人を見守るオレにはこの後に起こる一連の事件とそして彼女の運命を知る由もなかった。

「お〜いルキア、ちゃんと風呂入ってから寝ろよ!!」
 とそのままベッドで寝てしまいそうなルキアに釘を刺す。
 こいつは人の事をズボラだとかグウタラだとか言う癖に自分には結構甘い所がある。
「む〜わかったぁ〜」
 と言いながらその場で服を脱ぎ出す。
「コラコラァ!!こんな所で脱ぐなっ!ほれっ!ちゃんと脱衣所で脱げよな〜」
 半分寝ぼけているルキアに向かってオレは慌てて風呂場へ行くように促す。
「みゅ〜」
 のたのたと歩いて風呂場に行くルキアを見送ると、オレは机に向かい端末を操作する。
 画面には今日このパイオニアで起きたあらゆる情報が高速で何万件と映し出されて行く。
 それを目で追いつつ関連する項目に絞りを入れて行く。
 オレが使っている端末は殆どキー操作無しで画面を操作する事の出来るモデルにしてある
 画面の必要な部分を見つめるだけで必要な情報にアクセス出来るのだ。
 当然、そんな高速の処理を普通の人間が出来る訳がないのだが、オレの脳の視覚分野には
 外科的な手術が施してありコンピューターとのアクセスとその処理が出来る様になっている
 実は通常これらの機能を持っているのはアンドロイドである。
 彼等には人間やニューマンでは出来ない高速の演算処理能力を単体で有しており
 その機能を使いあらゆる端末からネットワークに接続し情報を取得し処理し自身のメモリーに
 保存所持蓄積する事が出来る。
 そもそも何でこんな目を持っているかって〜っと。
 オレは母親から視覚機能が著しく劣っていて殆ど何も見えない状態で産まれた。
 両親は貧乏だったが苦労してオレの為にアンドロイド用の義眼を埋め込む手術を施してくれてた。
 そのお陰でオレは苦もなくネットワークにアクセスしあらゆる情報を手に入れる事が出来た。
 だがその手術費用ってのがとんでもなく高かったらしく。まぁそんな手術をしてくれる様な
 医者はそうそういない、しかも真っ当な医者となると費用が高くてマトモには頼めない。
 で、頼んだ医者ってのがモグリの医者だった訳だが。費用は安くつくと言ってもバカにはならない
 額なはずだ。で、オヤジ達は一発ヤマを狙って危険なブツの取り引きをしたんだが
 あっさり失敗して皆殺しって訳で、残ったのは左右の色の違うこの目と膨大な借金って訳だ。
 そうそう言い忘れていたがオレがハンターズになったのもそもそもこの左右色の違う目の手術費用を
 払う為だったのだ。そう左右色の違う。
 普段はゴーグルで隠しているから判りにくいだろうが、ハンターズ仲間ではちょっと知られた
 「ブルーアンドレッドアイのハインツ」と言うヒューマーのハンターはオレ以外いないって感じだ。
 ちょっと遅れた自己紹介も済んだ所で、オレは目当てのデータソースを見つけアクセスする。
 二つのコンテンツに絞られた内のまず一つ目にアクセスする。
 そう「ノトス=ヒューガ−」に関する情報だ。
 アクセスした途端に膨大な量のデータがオレの脳に流れ込んでくる。バックアップ用の拡張端末に
 接続してあるからオレの脳がパンクする事は無い。それだけの処理をする能力は流石のオレでも
 持ち合わせていない。
 一旦バックアップしたデータを再び呼び出しアクセスする。
 ふむふむ、彼に関する基本データと今日までの経歴と、ハンターズギルドでの経歴と、
「ん!?どう言う事だ?経歴が無い!?」
 と思わず声に出してしまった。だがおかしいのだ、彼のハンターズでの仕事歴が無いのだ
 すかさず彼のハンターズ登録時点からのデータを検索する。
「う〜ん」
 オレは思わず唸ってしまった。
「なんだコリャぁ!?」
 確かに彼は2週間前にハンターズギルドへハンターズとして登録を行ってあるのだが、
 登録時すでに彼のレベル表記は40。しかしこれは特におかしい事では無い。
 人には元からの特性や身体能力等、色んな才能を持ち合わせている。
 それらの能力値を元にハンターズギルドでは登録時に審査をし、その基準によって
 人それぞれ初期に認定されるレベルが変わってくるのが当たり前なのだが、
 彼の初期認定レベルはかなり高レベルの認定ではある。
 だがハンターズに於ける彼の情報はそこまでで止まっているのであった。
 彼はハンターズからの仕事の依頼を受けずに単独でラグオルへと移動を繰り返しているのである。
 これはラグオルに通じるテレポーターの使用履歴を検索した結果である。
「これはつまり、ラグオルへ行く為だけにハンターズギルドに登録したって事か!?」
 そうなのだ現在の彼のデータを纏めた結果、そう言う答えが導き出されたのである。
 今日、彼と偶然会った時点でルキアが言っていた様に彼のレベルは82。
 2週間足らずで40近くものレベルを上げると言う事は普通にラグオルに行っているだけでは
 そこまでは上がらないはずだ、通常オレ達ハンターズは戦闘による経験とギルドから依頼される
 仕事をこなす事によってレベル上昇の認定を受けるのだが。
 彼はギルドからの依頼も受けずに単独でラグオルに於けるエネミ−との戦闘のみでレベルを上げて
 いるとしか言い様がないのである。
 これは尋常では無い。
「あいつ一体何を考えてるんだ?」
 再びテレポーターの使用履歴を見てみる。行き先を検索。
「やはり遺跡か、、、」
 遺跡。
 そうラグオルを探検していたオレ達ハンターズの仲間が見つけた
 ラグオルの先史文明の物らしいとの事だが未だ詳細は分かっていない。
 未だこの遺跡の最深部までは誰も行ってはいない。
「そうか、そこにあのリコがいるって訳か、、、」
 レッドリングリコ。
 これはオレ達ハンターズの間での通称で、本名を「リコ=タイレル」
 このパイオニア2の艦隊指令部のタイレル総督の娘だ。
 彼女はパイオニア1のハンターであり元々は科学者だって話だが、
 さて、とりあえずはヒューガ−についてはこれくらいにして
 もう一つのコンテンツ、そう「リコ」についてだ。
 彼女の事を探すヒューガ−と彼女の間には何かしら深い関係があるはずだと言うのが
 オレがアタリをつけている所なんだが、、、。
 リコの経歴をもう一度検索し直す。
 ん?あった。
 そうか、なる程そう言う事か。
 自分の思っていたデータが検索出来た所でオレは一旦端末からの接続を切り替え
 ネットワークへと繋ぎ直す。
 行き先はハンターズコミュニティーwebと題されたハンターズ同士の情報交換用スペースだ。
 そこに予め投げ込んでおいたオレからのメッセージに食い付いてきた奴らからの返事を見に行く。
 お、来ているなそれもかなりの数だがその内の9割がクズ情報だ。
 その中から目当ての名前を見つけるとそのスレッドにアクセスする。
 「ネコパンチ」
 相変わらずふざけたハンドルネームだが、
 こいつの情報の信憑性は高くガセを掴ませられた事はない。
 しかも普通なら金を取れるくらいの重要なネタもこうして普通のコミュニティー上において
 提示してくれるので、その筋の奴らからは嫌われているらしい。
 否、恨まれているとも言えるだろう。
 何せ10万メセタは取れるだろうネタを惜し気も無く普通にネット上にバラ撒くんだからな。
 情報屋としては商売上がったりだ、
 しかも彼の正体が不明と来た日にゃぁどうにも手が出せないと来てる。
 どこからどのようにアクセスしているのかも実は解析出来ないくらいに巧妙に隠して
 やって来るらしい。実際オレも彼の正体を突き止めようとしたがさっぱりお手上げだった。
 まぁそんな事はともかく、オレは彼にコンタクトする為に彼の現れるスペースへと移動する。
 現れると言ってもネットワークを介して成立する仮想現実スペースにだが、
 現実に直接会うよりも安全性は高く、自身で作成したスペース内でセキュリティを万全にすれば
 外部からのアクセス等を拒否し確実に相手との会談を成立させる事が出来る。
 もちろん会話ログもデータベースには残らない様にする事も出来る。
 彼の指定したスペース名「ねこのお部屋」へとダイブする。
 それにしても恥ずかしい名前だ。一体彼は何者なんだ!?
 ともかくスペース内へと入ると同時に完全に外部とのネットワークが断たれた警告が出る。
 彼の作り出すスペースは完全に外部からのアクセスを拒否し侵入しようとする者を完全に防御する
 こうしている今でも嗅ぎ付けた奴らが果敢にアクセスしてくるが、そのどれも弾き返している。
 酷い奴になるとウイルス攻撃を仕掛けてくるのだが、逆にそのウイルスを送った相手に転送する
 返し技を同時にこなしている。
「スゲェな、相変わらず」
 感嘆を漏らすと。
「にゃにゃにゃ〜ん!!」
 と思いきり脱力を誘う声が聴こえてくる。
 と同時に目の前に猫の耳と尻尾を着けた不思議な服を着た女の子が現れる。
「こんばんにゃ〜!!お元気ですかぁ〜!?」
 と更に脱力を促す声で挨拶をしてくる。
「こ、こんばんにゃ〜」
 オレもそれに応える。相変わらずこの挨拶だけはヤリきれない。
 だがこれが彼とのコンタクトの開始の合図なのだから仕方無い。
「やぁお久しぶりだみゃ、レッド&ブルーアイズ ハインツ」
 オレの通り名を言うネコパンチ。
「相変わらずだなネコ、、パンチ」
 この名前を言うのもかなり抵抗がある。
「う〜んボクはいつも元気だよ〜!!」
 目の前でネコのコスプレをした女のコがぴょんぴょん飛び跳ねる。
 ほんとに現実の世界での出来事でなくてよかったといつも思う。
「じゃぁ早速だが、教えてくれないか?オレの提示したネタに関係する情報を」
 早く情報だけ貰って帰りたいオレ。
「え〜!?ナニそんなに急いでるのぉ?せっかく久しぶりに会ったんだからぁ〜
 ナニかお話してよ〜ぷんぷん!!」
 両腕を上下にブンブン振りながら駄々を捏ねるネコパンチ。
 早くこの場を立ち去りたい、、、。
「もう!しょうがないなぁ〜じゃぁ今日はこれで帰るよ〜だ」
 ってオイ!!
「ポケット見てよね、じゃぁね〜」
 慌ててポケットをまさぐるオレを尻目にその場から消え去るネコパンチ。
「あ〜それとね〜赤い彼女には気をつけてね〜バイバァ〜イ!!」
 と去り際に意味深な言葉を残して。
 と同時にオレの周りにあったネコパンチの作成したスペースが消えていく。
 そこでオレはネットワークから接続を解除した。
 素早く端末のメモリーにアクセスしネコパンチから受け取ったデータファイルを開く。
 そこにはオレが欲していた情報がしっかりと入っていた。
「さすがは、ネコパンチ」
 にやりとしながら呟くオレに向かって
「なにニヤニヤしてんのよ〜い〜やらし〜
 どうせネットで流れてるエロ動画でも見てたんでしょぉ?
 エロオヤジなんだから〜まったく〜」
 と風呂上がりのルキアが悪態をついてくる。
「何言ってんだよ!お前ェがしっかり情報収集しないからオレがやってんだろがぁ!!」
 と言った所でオレは目の前にバスタオル一枚で立つルキアを見て唖然とする。
「お前、、、胸デカくなったなぁ〜」
 後で後悔するその一言をオレは言ってしまった。
 その数秒後。
 ラグオルまで届かんとする絶叫が迸った。

 第2話 了


BACK▲ ▼NEXT

<<NOVEL-INDEX>>