第3話
「ぅわぁ〜!?」
翌日オレの家を訪れたエレナが、玄関に出迎えたオレの顔を見て一言。
「おはようございます」
顔中青痣だらけでオレが朝の挨拶をすると。
「おはようございますぅ」
次の瞬間には何事もなかった様に平静を取り戻したエレナさんが挨拶を返す。
この人、中々のしたたかさを持っている様だ。
「お邪魔しますぅ。」
オレ達はちょうど遅い朝食を採っていた所だったのでエレナにも一緒に部屋に入るよう促す。
「あ〜エレナお姉ちゃん!おはよ〜!!」
食べかけのパンを片手にエレナに挨拶するルキア。
「おはようルキアちゃん。昨晩はお楽しみだったようね」
「ぐはっ!!」
なんつ〜事を言うんだこの人はっ!?コーヒーを差し出そうとしていたオレは
その場に崩れ落ちそうになるのをなんとか堪える。
「でも、羨ましいですの」
オレの差し出したコーヒーを飲み終えてからエレナはぽつりと言った。
「こんな風に賑やかにみんなでご飯を食べたりした事があまりなかったのですの」
少し寂し気にエレナは言う
「もし、よければいつでも来て貰っても構いませんよ」
とコーヒーのお代わりを注ぎながら、オレはエレナにそう言ってみる。
「よろしいのですの?」
聞き返すエレナ。
「まぁもっともこんなに騒がしくって慌ただしい食事なんていい加減イヤになりますけどね?」
と茶化した風に言ってみる。
「いいえ、そんな事は無いです。こんなに楽しく食事をしたのは、ほんとに久しぶりなのですの。
特にノトスがハンターズギルドに登録してからはずっと一人ぼっちだったのですの。
彼はラグオルに行ったと思ったら何日も連絡も無しで、突然帰って来ても死んだ様に寝て
そして再びラグオルへと行く日々でした」
ノトスの事を話す時は、ほんとに心配そうに話すエレナを見ていると心が痛む。
オレはそんなエレナを気遣って早速、昨日調べた情報を元にノトス=ヒューガ−の捜索の
プランを切り出す。
「まず、ヒューガ−は今あなたが言った様にラグオルへの移動を頻繁に行っています。
しかもハンターズギルド登録後から今日までの約2週間ほぼ毎日と言ってもよいです。
そして、昨日までの彼のラグオルでの目撃情報を元に考えると
彼は今、遺跡区域と呼ばれる場所にいます。しかもかなり深部にです。
区分別けをすると遺跡2か3と呼ばれる辺りです」
昨日、ネコパンチから貰った情報だ。これは間違い無い。
「多分、彼は皆の中で一番リコの存在に近付いているみたいですね」
「やはり彼はリコを探しているんでしょうか?」
「ええ、間違い無い様です」
これについても間違いはない。
「エレナさんは、何故ヒューガ−がリコを探しているのか御存知なかったのですか?」
「ええ、確か彼が母星にいた頃に同じフォトン研究所所員だったと言う事だけで
それ以外は何も聞いてないのですの」
「彼が行っていた研究についてもですか?」
「それはどう言う事ですの?」
一拍置いてオレは話し出す。
「ノトス=ヒューガ−博士は母星のフォトン研究所ではリコと同じくフォトン技術に関する
研究をしていました。その後、パイオニア2に乗り込んでからも研究を続け現在に至る
と言う訳ですが、彼はフォトンを利用したある研究を行っていたのです」
「ある研究?」
「これは最近彼が発表したフォトンを利用した人体及びニューマン、アンドロイドに及ぼす影響に
ついて書かれたリポートです」
端末を操作しリポートのデータを呼び出す。
「これを読んだ所、彼のフォトン技術に関する研究の目的が大旨、解りました」
じっとオレの言う言葉を待つエレナ。ルキアもジッと見ている。
「延命です」
「!?」
「フォトンによって人体の生命力を強化し寿命を延ばそうと言う研究です」
「そんな事が出来るのですの?」
「どうやら完成には至ってないようですね。研究の方もかなり難航している様です」
「そうですの」
「ただ、、、」
オレは付け加える。
「ただ?」
「彼の研究を手助け出来そうな人物がいたんですよ」
「もしや?」
「そう彼が現在も血眼になって探している人物」
「リコ、、、」
彼のラグオルに向かう目的はそれだったのだ。
その為だけにハンターズギルドに登録し、ひたすらラグオルで彼女を探す行為を繰り返していた。
「とりあえず、彼の目的はほぼ解りました。後は、彼を探し出すだけです」
話し終えた所で、オレは冷めたコーヒーを飲み干す。
「分かりました。遺跡に行きましょう」
きっぱりと言い放つエレナ。
「遺跡は危険な所と聞きます。それでも行くのですね?」
と念を押してみる。
「ええ、それでも私はノトスを探しに行きます」
決然とした態度で宣言するエレナ。
「では、これより30分後に全員テレポーター前に集合。装備は怠らない事!」
「はいっ!!」
準備の為一旦家に戻るエレナを見送り部屋に戻ると、出発の準備をするルキアを捕まえる。
「お前は残れ」
「ええ〜っ!!何でよっ!!」
明らかに不満の態度を現わす。
「お前は足手まといなんだよ」
「イヤよっ!!あたしも行くのっ!!エレナおねぇちゃん一人じゃ心配だよ!!」
駄々をこねるルキアを尻目にオレは支度を始める。
「じゃぁ誰がテクニックでバックアップするのよ〜!?」
誰がレスタとかシフタとかしてあげるのよ〜!?
毒とかくらっても知らないよ〜!?
麻痺っても知らないよ〜!?
仕掛けとかあっても誰がスイッチ押すのよ〜!?
誰が、、、ハインツの、、、面倒、、、、、う、、
ひっぐ、えぐぅ、、あうう〜〜〜」
最後は泣き声だ。
オレはため息を一つつくと
「分かったから早く準備しろっ!!もたもたしてると置いて行くぞ!!」
と言ってやる。
「はぁ〜〜〜〜〜〜い!!もう出来てるモン!!」
振り返るとすっかり支度の出来たルキアがいた。
顔には涙のなの字もなかった。
まったく、誰に似たんだか。
30分後オレ達はラグオルへと向かうテレポーター施設の前にいた。
エレナも準備を整えすでに待っていた。
「では、しゅっぱぁ〜っつ!!」
元気よくルキアが先頭に立ち歩き出す。
エレナも続いて歩き出す。
オレはそんなエレナを見ながら、ふと一つの疑問を思い出した。
ヒューガ−が自身の研究の為とはいえ何故そんなに無理をしてリコを探す必要があったのか?
しかも、そうまるで彼に残された時間が少ないかの様に。
「ハインツ〜!グズグズしてると置いてっちゃうぞ〜!!」
ルキアの呼ぶ声にオレは我に帰る。
「ったくお前〜何リーダーぶってんだよっ!!」
と慌てて追いかける。
この時感じた疑念が後に重要な意味を持つ事にオレはまるで気付かなかった。
「いつ来ても嫌な雰囲気だな」
遺跡と呼ばれる区域に踏み込んだオレは以前にも感じた事のある気持ちを言葉にした。
「う〜なんか嫌だここ」
ルキアが垂れ気味の耳を更に下へと下げて言った。
「この奥にノトスがいるのですね」
重い雰囲気に呑まれまいと少し強張った顔でエレナが確認をする。
「気をつけて、ここのエネミ−はこれまでと違って反応速度が早いですから
ルキア頼む」
「ほ〜い!シフタ!デバンド!」
次々とオレ達に、攻撃補助テクニックをかけるルキア。
「よしっ行くぞ!!」
「はい!!」
「おっけ〜!!」
最初の部屋に入るなりディメニアンの一群が出現する。
まるでオレ達が遺跡へと侵入するのを阻む門番の様に。
「行きますっ!!」
白い影がオレの横を走り抜ける。エレナだ。
「エイヤァ〜〜〜!!」
裂帛の気合いを放ちながら、手に携えたガエボルグを一閃させる。
「ブゴォオオオオ!!」
一体のディメニアンが不気味な叫び声を上げ消滅する。
「セイッ!!ヤァァァ−−−!!」
返す刃で2体目も切り裂き、続く3体目も消滅させる。
「・・・・・すげ」
普段のちょっと恍けた風な感じのエレナとは別人の様に
素早い動きと、群がるディメニアンをモノともしない攻撃力
部屋の中を縦横無尽に飛び回り、ガエボルグを振るう度にその数を減じて行くエネミー。
「ふうっ!!」
彼女がガエボルグの柄を床に突いて、一息入れる時には部屋に出現したエネミ−は
一体残らず霧散していた。
オレとルキアはただ呆然とそれを見つめているだけだった。
「どうなされたのですの?」
普段通りの話し方で聞いてくるエレナ。
「あ、イヤなんでもね〜ッス」
「おねぇちゃん、スゴスギ」
「あら?すみませんですの、私ったら夢中になってしまって
うっかり全滅させてしまいましたですの」
と申し訳なさそうにトンチンカンな事を言い出す。
「イヤ!全滅させて結構!!この調子でガンガン行きましょう!!」
「はいですの!!」
とニッコリ微笑むエレナさん。
これがこんな薄暗い遺跡の中でなければどんなにか素敵に見えた事か。
「(ハインツ!おねぇちゃんきっとアレだよ!刃物持ったらどうとかっての)」
ヒソヒソ声で耳打ちしてくるルキア。
「(だな、とりあえずオレ達は援護に回ろう、彼女が無茶しない様に気をつけろよ)」
「(ラジャ〜了解)」
とオレ達がヒソヒソ作戦会議を終えると
「どうなされましたですの?先に急ぎましょうですの」
「オーケー、オーケー行きましょう」
そんなこんなで先へと進むオレ達一行。
しかし、、、。
「オワ〜!ルキアこっちにもレスタくれ〜!!」
「今、手が放せないのよっ!!これでなんとか間に合わせてよ!!」
「ってお前これモノメイトじゃねぇかよ!!こんなんじゃ足りねぇよ!!」
「デェイヤァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
「わ〜デルセイバーが来たぞぉ!!」
「今、ラバータで凍らせるからっ!!」
「ダメだ!!凍りゃしねぇ!!クソッ!!これでどうだっ!!」
「チェトハリャァアアアア!!」
「ぎゃわわ〜トラップに引っ掛かっちまったぁ〜タスケテ〜!!」
「ドジ!しばらくそのままで反省してなさいよ!」
「キテハァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
と言う感じでなんとか敵を倒しながらも
オレ達はようやく遺跡の2ブロック目の半分までやってきていた。
「ハァハァ何とか、、来たな、途中何度も、、死にそうになったけどなハァハァ」
ヘロヘロになりながらオレはルキアに言う。
「あたし〜もうダメ!ちょっと休ませて〜」
泣き言を言いながら、その場にへたり込む。
とりあえずこの辺りにエネミ−の反応が無いのをセンサーで確認してから
同じ様にオレも隣に座り込む。
「大丈夫ですの?お二人とも?」
と一番に暴れ回っていたハズのエレナは殆ど息も切らさず
平気な顔をして座っているオレ達を覗き込む。
「(一体、、、どんな身体してんだ?彼女は?見てみてぇなハァハァ、ゴクリ)」
「(、、、って何、考えてんのよっ!!厭らしいわね、、、はぁはぁ」
オレの言った冗談に対しても反応が鈍いルキア。
よっぽど疲れたらしい。
何せ一人で突っ走るエレナをフォローする為に
オレ達はすっかり彼女のペースに巻き込まれてしまったのだから。
「しばらくここで休憩しよう。まだ先は長いし、急がなければならないのは当然だが
焦ってしまって判断力が鈍るのも危険だからな」
なんとかここで作戦を立て直さないと、これから先オレ達の体力が持たない。
そうなってしまってはここへ来た意味が無い。
「そうですね、私も少し焦り過ぎてたのかもしれないですの」
言いつつ、オレ達と同じ様に地面へと腰を降ろす。
「それにしても、不思議な所ですのね、この遺跡と言う所は」
彼女も戦闘による緊張を解いて周りを見渡す余裕が出来たみたいだ。
ここはちょうど遺跡の2ブロック目の中間にある広いスペースで、
中央の通路を挟んで左右にテラスの様なスペースが設けてある。
一体、何の為の装置なのか不明な機械からは天井に向けていくつものパイプが伸びている。
遺跡と呼ばれるこの場所についてはさすがのオレでも情報を全て集める事が出来なかった。
危険を極力回避する為には向かう場所の事前の下調べが不可欠だが、
実際オレ達ハンターズは、それも全く出来ない状態でラグオルに降りている。
ここまで来る為にオレ達は先人を礎として歩いて来ているのだった。
そしてオレ達もまたその先人と呼ばれる者となる為に、、、。
「あ、ここにもリコのメッセージパックがあるよ」
と急に元気な声を張り上げるルキア。
ったく、さっきまでヘロヘロだったくせに。
大丈夫なのか?少し心配になる。
あいつは興味のある物を見つけると、それに夢中になる癖があるからな。
声のした方を見遣ると、ルキアが後に続く者の為にリコが残してくれた
メッセージパックに向かい操作をしている。
「まだ 生きてる・・・」
パックの中央から光りが飛び出しその光の中に人の姿が浮かび上がる。
「この船は まだ生きてる・・・!」
浮かび上がった女性と思しき人陰はそう言葉を発すると消え去った。
「まだ 生きてる・・・」
再び人陰が映し出される。
「この船は まだ生きてる・・・!」
「まだ 生きてる...」
ルキアはカチカチとパックのスイッチを押しまくっている。
「オイ!いい加減にしろよ!!馬鹿かお前は!!」
「あたしは 今、古代宇宙船の中にいる。しかもこれは、どうやら
ただの宇宙船じゃないらしい。」
突然、メッセージの内容が変わった。
「棺だ。何者かを封じ込めて、この惑星に宇宙船ごと埋め込んだのだ。
でも、そんなことしなきゃいけない存在って何?
ともかく とんでもない化け物がこの奥に眠ってる、きっと。
あたしらは、その禁断の扉を開いてしまったのだ」
「・・・・・」
それ以上メッセージパックのリコは何も話さなかった。
パックが故障した様だ。
「、、、、今のリコの言葉が本当ならば、、、ここは宇宙船。しかも、何かを封印して
この地に埋め込まれたらしいと、、、」
オレは今聞いた言葉とこれまでに貯えた情報を照らし合わせて一つの結論に辿り着く。
「ラグオルの異変はこの宇宙船に封印された物とそしてそれを見つけてしまった人々
と関係があるようだ」
パイオニア1の人々が一人残らず消えるなどあり得ない話だが、
この宇宙船に眠る何かが起こした事だとすると、もうすでに、、、。
オレはそこまで考えて、その考えを振払おうとした。が。
「もしかしたら、、あの人はもう、、、リコもパイオニア1の人達も、、、」
エレナが震える声でオレの振払おうとした考えを言葉にしようとしている。
「止めるんだ!エレナ!!そんな事は無い!!きっとヒューガ−は生きている!!
パイオニアの人々もリコも!!」
「でも、、、ここまで来る間でも人の気配すらなかったではないですの?」
今にも壊れそうなガラスの様な表情でオレにすがりついてくるエレナ。
「それは、、オレにも解らない。ただ今の状態では何も解らないとしか言えないだけなんだ
今は信じるしかないんだ!リコもヒューガーも生きていると信じるしか、、、」
そう、今は信じて先に進むしか方法が無いのだ。
例えその先にどんな結末があろうとも、オレ達は来てしまったのだから。
「解りました。私、信じてみます。ヒューガーが生きている事もリコや他の人達が生きている事も
そしてあなたの言葉も信じて、前へ進みます」
いつもとまた言葉使いが変わってしまっていたが、もしかしたらこれがほんとうの彼女なのでは
ないかとオレはふと思った。
ずっと一人だったエレナ。
産まれても親のいないニューマン。
誘拐され、見知らぬ土地しかも宇宙船へと連れてこられて
やっと自分を救ってくれた者が、今、目の前から消え去ろうとしているかもしれない。
そしてオレの言葉を信じると言ってくれたエレナ。
オレは必ず彼女の力になろうと、そして必ず皆を助け出す事を胸に秘めて先に進もうと
ふと、さっきから姿の見えないルキアを探す。
「ルキア!!どこに行った?出発するぞ!!」
声を掛けてみるが返事が無い。
「ルキアちゃ〜ん!!」
エレナも声を掛けてみる。しかし同じ様に返事が無い。
「あれ?オレ達が話し込んでるんで、ムクれてどっか行ってしまったのかなぁ?」
さっきまでルキアがいた辺りまで行ってみると。
「カラカラカラ〜〜〜〜!」
つま先に何かが当たった感覚の後にその何かが床を滑って行く音がする。
「あれは、、、」
オレはその転がった物を拾ってみる。
「これは、ルキアのダブルセイバーだ。何でこんな所に、、、?」
その場を見回すが、他には何も痕跡は無かった。
「どう言う事でしょうか?ルキアちゃんは一体どこに行ってしまったのでしょう?」
心配そうに同じ様に辺りを見回すエレナ。
「まさか、、、エネミ−に、、、イヤ!!そんな事は無い!!あいつに限って!!
クソ!!考えるんだ!あいつを探す方法をっ!!」
オレは必死で考えを巡らせる。
「センサーだ!あいつには特別な周波数を出す発信機を持たせてあるんだ!!」
念の為にと、いつも身に付けさせているリングにそれは仕込んであるのだ。
センサーの探知周波数をルキアのものに合わせると。
「あった、この先だ!!行こう!!」
オレは既に駆け出してした。
すぐ後に続くエレナ。
「この先をずっと行った部屋だ!!」
オレは敵が出てくるかもしれない事も考えずに部屋を突き進む。
「この部屋の中だ!!」
バシュ−ーーーー!!扉が開く。
「ルキア!!」
部屋の中にルキアはいた。しかし彼女は一人ではなかった。
そこにはもう一人、男が立っていた。
女性ヒューマーのフォースつまりフォマールが着る様な
服を着用した男と一緒だったのだ。
ルキアは気を失っているのかぐったりとして男に抱えられている。
「ノトス!!?」
驚きの声を上げる、エレナ。
「何?お前が!?何故ルキアと一緒なんだ?」
この時オレはルキアが居なくなった事と探していたものが両方揃って目の前に
突然現れた事とでかなり判断が鈍っていた。
「ククク、よく来たな。だがここまでだ!」
おもむろに男、ノトス=ヒューガーはオレ達に向かって空いている右手を向けると同時に
「フォイエ!!」
炎のテクニックを発動した。
第3話 了
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