リコの罠
古代の遺跡が眠る場所へとあたしはやってきていた。
このあたりになるとエネミーもなかなか手強く、
かなり経験をつんだあたしでも倒すのには苦労する。
そしてこのフロアのエネミーを片づける間に、あたし
の体力は残りすくなくなっていた。
しかし残る敵はディメニアン一匹のみ。あたしの経験からいう
とヤツの体力も残り少なく、愛銃ヴァイスが一度でも火を
噴けばヤツは消え失せるだろう。
あたしは詰められた間合いを離すため後ろへと下がり、
ゆっくりと引き金を引いた。
『 ディメニアンには──』
「はいっ!?」
『囲まれないように気をつけて!』
「ちょっ、ちょっと、リコぉぉぉ!!」
ぶぉぉん。
「………………」
──転送(泣