六番目の小夜子
各回のあらすじ
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●第一回「なぞの転校生」 ●第二回「亡霊」 ●第三回「見えない敵」
●第四回「謎のメッセージ」 ●第五回「不思議なうたごえ」 ●第六回「七夕の秘密」
●第七回「罠」 ●第八回「恐怖の文化祭(前)」 ●第九回「恐怖の文化祭(後)」
●第十回「サヨコはここにいる」 ●第十一回「サヨコの正体」 ●第十二回「そして扉が開く」
●サヨコへの伝言最終回版英語版予告編

第一回「謎の転校生」(2000年4月8日放送)

頭脳明晰、スポーツ万能な転校生、津村沙世子  潮田玲(鈴木杏)の通う中学校には、サヨコ伝説と呼ばれる不思議な言い伝えがあった。
「三年に一度、先代のサヨコによって誰かがサヨコに指名される。指名された生徒は、他の誰にも知られずに、定められた三つの約束を実行する。それが果たされれば大いなる扉が開かれ、出来なければ扉は閉ざされる---。」その一年の学園生活の幸運と災いが全てサヨコの行動に託されると言うのである。
 2000年4月、始業式の朝、2年生になった玲は、サヨコの最初の約束「赤い花を活ける」ために学校に向かう。
 実は、今年のサヨコに指名されたのは幼なじみの関根秋(山田孝之)だった。しかし、そんな伝説に興味のない秋に替わり自分が「六番目の小夜子」になることを決心したのだ。
 ところが、花を活ける花瓶が置かれているはずの古い戸棚の中はカラ、既に正面玄関には真っ赤なバラの花束がいけられていた!立ち去る少女の影を必死に追う玲。だが見失う。「今年のサヨコは二人いるの?」混乱する玲。
 赤い花をみた生徒達は、サヨコの噂で持ちきり。さらに、秋が鍵のことで玲を問いつめている間に、体育館の始業式で校長が挨拶している最中に照明が落下するという事故が起きる。「サヨコが現れたんだ!」玲のクラスの担任の黒川先生(村田雄浩)は皆を静めるが、そこへやってきたのは伝説の少女と同じ名前の転校生、津村沙世子(栗山千明)だった。
 沙世子がバスケを得意としていることを知った玲と親友の雅子(松本まりか)は沙世子をバスケ部に誘う。しかし沙世子は「私と勝負して、勝ったら入部してあげる」と言う。体育館でゴール合戦する玲と沙世子。転倒した沙世子が足をひねって勝負は中断するが、翌日沙世子は入部してくる。秋は、玲に押され、ついにサヨコの鍵と指令書を玲に渡す。そんな秋に、弟の由紀夫(勝地涼)が囁く。「あいつ、ヘンだよ。」由紀夫は、校庭にある碑の前で、沙世子が不気味に笑っているのを見たのだった。

第二回「亡霊」(4月15日放送)下手に動いたら、玲がサヨコだってばればれだぜ。

 新学期早々の実力テストは、津村沙世子が軒並みトップ。同じクラスの加藤(山崎育三郎)は、病気で留年した秋が加わったクラスに、さらに沙世子が転校してきたことで成績順が下がるのに神経をとがらせている。
 沙世子にライバル心を燃やす玲は、花を活けた花瓶を元の戸棚に戻すため、秋と一緒に夜の学校に忍び込むが、警備員に見つかり間一髪で脱出。次は沙世子への手紙を靴箱に入れるが、「自分がサヨコだとバラすようなものだ」と秋にたしなめられ、手紙を取り戻すため二番続けて学校へ忍び込むハメに。
 そんな玲の行動は、たちまち「深夜の学校にサヨコが出た」という噂となる。
 「あしたの日曜日の夕方、学校で待っている」という伝言を、弟の耕(伊藤隆大)が玲に伝える。「津村という人からだ」と。
 学校で、玲と沙世子は向かい合う。ところが沙世子も「呼び出されたのはこっちよ」という。「津村さん、あなた誰?」「私が六番目のサヨコよ。」沙世子がそう言い放ったとき、玲は自分たちを窺う加藤に気付く。二人は逃げる加藤を追うが、玲は途中で二人の姿を見失う。
 翌朝、加藤が喘息の発作で緊急入院したことが知らされる。さらに加藤の母親から、秋に「戻ってきたんだ」「ヒオミテ」という伝言が。たまらず沙世子の家を尋ねる玲。しかし家の前で会った奇妙な老婆(冨士眞奈美)から「この家はおかしい」と聞かされる。
 ようやく「ヒオミテ」が「碑を見て」だと気付いた玲は、秋と共に校庭の碑の前に立つ。碑には、昭和六十三年に交通事故で死んだ少女の名が記されていた---その名は「津村沙世子」。

第三回「見えない敵」(4月22日放送)

沙世子にトリックパス! 玲は沙世子に、加藤を追いかけた夜のことを聞くが、口止め以外には何も話していない、という。
 秋は沙世子の写真を撮り、卒業アルバムにあるはずの「死んだ津村沙世子」と比べることを思いつくが、アルバムは図書館からなくなっていた。
 そんな二人を碑の前に呼びだしたのは、黒川先生だった。亡霊だとか言う噂なんかに惑わされず、もっと現実の津村沙世子と向かい合え、と諭す先生。
 その頃、沙世子は車にひかれそうになった玲の弟、耕を助ける。沙世子は耕にある頼み事をする。
 玲は、みんなから孤立しがちの沙世子の中の寂しさと優しさにも気付く。バスケ部の試合で、終了直前のチャンスに沙世子にトリックパスを送る玲。沙世子が見事なロングシュートを決める。「どっちもサヨコじゃだめなのかな」と沙世子に持ちかける玲。
 一方、秋は三年生の生徒会長・設楽(内野謙太)から、死んだ少女は二番目のサヨコだったと聞かされる。
 玲の「ふたりのサヨコ」の提案を聞いた秋は大反対。「二番目のサヨコの年、サヨコは二人いた。お互い激しいサヨコの奪い合いがあって、その最中に事故が起きて彼女は死んだ。」驚く玲だったが、「伝説が本当に危険かどうか確かめたい。」と言い張る。「危険なときには、私が秋を守るよ」と宣言する玲。
 再びサヨコの家に行った玲は、庭にいた父親らしき男(古尾谷雅人)に「サヨコの話は本気だから」と伝言する。しかし、翌日学校であった沙世子は、玲に「六番目のサヨコはもう辞める」というのだった。

第四回「謎のメッセージ」(4月29日放送)野犬が襲ってくる!

 玲と沙世子のクラスの授業中、突然スライドに「ふたりのサヨコは災いを起こす」というメッセージが浮かぶ。
「誰かが邪魔してる!」強く反発する玲。さらに彼女の元に「花瓶を確かめろ」というメッセージが届く。玲は北校舎の戸棚を確かめるが、カギは開かなくなっていた。
 入院中の加藤の見舞いに行った玲は、花束を持ってきた耕に出会い驚く。花束は、自分が行くと再び発作が起きるのでは、と心配した沙世子からのものだった。
  玲と沙世子は語り合い、沙世子も再びサヨコになることに傾いていく。沙世子からサヨコの二番目の約束「サヨコはサヨコを演じる」ための、文化祭用の芝居の台本を戸棚に戻したと聞き、再び学校へ向かうが、今度は鍵が壊され何もかもなくなっていた。
  その頃、秋が尋ねていたのは「唐沢探偵事務所」。この所長の唐沢多佳雄こそ、秋の実の父で、玲が沙世子の家で出会った男であった。
  玲の家に来た沙世子に、秋を加えた三人は、なくなった台本の復元を目指すことになる。だが沙世子が帰った後、秋は「彼女は危険だ」と強い口調で玲に言う。
  その夜、耕が不良たちに絡まれていた。そこに沙世子が現れる。二人を不良達が取り囲み、その輪が迫った時、彼女の瞳が光る。どこからか、何匹もの野犬たちの唸り声、走り来る足音が聞こえてきて---。
  翌日、図書館に行った秋は無くなったアルバムを返しに来た女性の名を聞いて仰天する。佐野美香子、歴代のサヨコの中でただ一人正体が分かっている四番目のサヨコそれが彼女(一色紗英)だった。

第五回「不思議なうたごえ」(5月6日放送)

人がみんな、自分の仲間だと思ったら大間違いよ。 遅刻してきた玲は、教育実習生としてやってきた佐野美香子に出会う。病院から姿を消した津村沙世子を探し回っていたのだが、見つからないのだ。近所の人に情報を聞いて、新宿のうたごえ喫茶を尋ねる玲と秋。そこで歌っていたのは、第二回で沙世子の家を覗いていた老婆。彼女が、沙世子の祖母のゆりえだったのだ。だがゆりえは、「沙世子のことならそっとしておいてやって」と言う。そしてさらに、玲はそこで秋の父多佳雄と出会う。一方、秋は佐野美香子と出会い、「あなたが四番目のサヨコですね」と問う。美香子は「私は、サヨコを終わらせるために来たの。」と応える。
  授業で、「理由のない不思議なんてない」と説く美香子。玲はサヨコの戸棚で美香子を待ち伏せ、第二の約束について協力を求める。だがそれを拒絶する美香子。「ゲームオーバー、いいんじゃないすか。」と玲をたしなめる秋。美香子は、千夏の花屋で玲と秋の関係について聞く。
  翌朝。学校の玄関に、再びサヨコの花瓶と赤い花が飾られる。愕然とする秋。慌てて写真部室へ駆け込み、カメラバッグを確かめる秋。そこで彼を待っていたのは、美香子だった。「サヨコの妨害者は、キミね。」そして、自分も留年したこと、回り道なんかできないという気持ちがわかること、を話す。秋は応えない。その日のホームルームで、玲のクラスは文化祭で「うたごえ喫茶」をやることに決定。沙世子の祖母を指導に引っぱり出すことになる。その頃、戸棚の中には真っ二つに割れた花瓶が置かれていた。

第六回「七夕の秘密」(5月13日放送)その夜、サヨコの碑の前で祝福を受けるでしょう

  美香子は生徒達の前で、自分が四番目のサヨコだったことを認め、サヨコ伝説に何の根拠もないことを力説する。秋も同調するが、強く反発した学級委員長の雅子(松本まりか)は「サヨコは7月7日の夜7時に姿を現す」と発言。玲は、久しぶりに登校した沙世子と、再び美香子に挑む。「サヨコ伝説なんて回り道」と説く美香子に、「素敵な回り道だってある!」と応える玲。7月7日の夜、校庭で待ち受ける玲たちの前に、サヨコは姿を現さなかった。「ゲームは終わったのかな・・・」
 しかし鍵を置いて帰ろうとした玲と沙世子は、戸棚の中に、花瓶とメッセージ、そして赤いスカーフを発見する。そこには「六番目のサヨコへ、心からの祝福を」と書かれていた。教育実習を終えて去っていく、美香子の置きみやげだった。「ゲームは、まだ終わってない!」喜び合う玲と沙世子。

第七回「罠」(5月20日放送)

サヨコの妨害者って、関根くんじゃないかな? 消えたサヨコの台本を復元するため、大忙しだった玲と沙世子は、再び台本が実行委員会に送られてきたことを知る。「無駄になっちゃたね」と落ち込む玲に、沙世子は「六番目のサヨコはあたしたちなの。やられっぱなしでいいの?」と玲にハッパをかける。自分たちが復元した台本と、オリジナルの台本をすり替え、ニセモノをおびきだそうというのだ。それを聞いた玲は勇気百倍。そして「自分たちで、新しい台本を作ろう!」と言い出す。
 玲の誕生日の夜、学校に忍び込んで台本をすり替える二人。玲はさらに「自分たちを試してみたい」と言い、すり替えるのではなく両方を置いてきて実行委員会に選ばせることにする。「潮田さん、スゴイ」素直に感心する沙世子。
 新学期。文化祭が近づき、実行委員会から「今年のサヨコの芝居は、全員参加」との告知が出る。玲たちの台本が選ばれたのだ!誰かに割られたサヨコの花瓶を芝居の小道具にするため、花瓶を持ち帰り修復しようとしていた玲と沙世子だが、沙世子がひとつの疑問を口にする。「サヨコの妨害者って、関根くんじゃないかな?」笑って否定する玲。
 だが、文化祭の朝。人気の途絶えた戸棚の前にやってきた秋を見て、玲は彼がサヨコの妨害者であったことを悟る。「秋が妨害者だったの?」うなずく秋。「なんで?なんで邪魔したの?」秋を問いつめる玲。秋は応えない。

第八回「恐怖の文化祭(前)」(5月27日放送)「今」「ここに」「ここに」「来た!」

 秋は、玲を心配したあまりサヨコを妨害したと告白するが、その全てが自分の仕業ではない、という。「オレの他に、このゲームをかきまわしてる奴がいる。」二人の対決はしかし、突然の強風に中断される。その頃、体育館には全校生徒と黒川先生ら教師が勢揃いしていた。なぜかゆりえも姿を見せる。加藤と沙世子はなぜか連れだって現れる。
 実行委員長の設楽が、説明を始める。今回の芝居は、ひとりひとりがひと言ずつセリフを読み上げていく「呼びかけ」と呼ばれる形式であること。リハーサルなしの一回きりの一発勝負であること。そして、全員にセリフが配られる。そのセリフを見た玲は驚愕する。自分の書いたものではない!玲は舞台裏へ行こうとするが沙世子がそれを止める。「今動いたら、私たちが六番目のサヨコだってことが、全校生徒に分かってしまう!」一方、そのことに気付いた実行委員会も舞台裏で騒然となっていた。しかし今中止したらかえってパニックになりかねないと判断。場内の明かりが消え、芝居「六番目の小夜子」が始まる。
 全校生徒が紡いで行く短いセリフの連続は、やがて体育館を大きな興奮で包んでいく。セリフの内容は、初めは学校生活について語っていたが、やがて歴代のサヨコの話になっていく。玲は再び止めに行こうとするが、取り憑かれたような周囲のクラスメートたちに止められる。そして芝居はすすみ、ついに玲の順番が来たとき、大音響と共に体育館の扉が開いた!

第九回「恐怖の文化祭(後)」(6月3日放送)

六番目の小夜子は・・・わたし! 窓ガラスを割り吹き込む強風に、体育館の中はパニックになる。その時、玲たちは、舞台に立つ女生徒の姿を見る。翌日、何事もなかったかのように文化祭は始まるが、再び沙世子を疑う声が雅子を中心に高まっていく。しかも雅子は、証拠として玲と沙世子が書いたサヨコの台本の下書きを持っていた。前日、ゆりえから預かっていたのだ。何故台本を持っているのかと問う雅子に、「そういうお芝居があるって聞いて、自分でも書いてみたの。でも、上演されたお芝居とは全然違うわ」と中身を見せる。しかし雅子は引き下がらない。「いったいあの時どこにいたの?」沙世子を問いつめる雅子に、沙世子の感情が爆発する。「私はただの十四歳なの!死んだ転校生が同じ名前だからっていちいち大騒ぎするのはやめて!」沙世子を庇いきれずに落ち込む玲。「津村さんは何でも出来るのに、私なんかが友達でいいのかな……」だがそんな彼女を母の真弓(美保純)が励ます。「あなたが津村さんにしてあげられること、きっとあるよ。」
 一方、秋は設楽から新たな情報を聞く。歴代のサヨコにはある共通点があるというのだ。「みんな、同じ担任のクラスなんだよ。」その夜、黒川先生を尾行する秋。だが、黒川の行き先は秋の母、千夏の花屋だった。千夏は、由紀夫を引き取ろうという相談を黒川先生に持ちかけていたのだった。
 翌日。体育館で怪我人が出たことの責任を取らされて黒川先生が辞めさせられる、という噂が流れる。さらに沙世子を問いつめる雅子らクラスメートに対し、玲は敢然と宣言する。「六番目のサヨコは……あたし。

第十回「サヨコはここにいる」(6月10日放送)月は自分の力で光っているのではありません。

 玲のクラスメート達は、一瞬の沈黙の後、大爆笑。誰も玲の言うことを真に受けていない。玲は証拠にと鍵を皆に見せるが、これまでサヨコの仕業とされていたものは何一つ玲のしたことではないと指摘され、黙ってしまう。
 その夜、玲を心配して沙世子が訪ねてくる。沙世子は「かばってくれてありがとう」と言って玲を励ますが、「ニセ者は私の方だったのかな?」と言う玲に言葉が見つからない。
 一方、秋は沙世子からの「サヨコって何なんだろ」との問いかけに「鏡なんだ」と応える。「じゃあ、私たちに鍵を送った人は、私たちにどういう自分を写して欲しかったんだろう?」
 秋は、父の多佳雄から「お前の撮る写真には人がいない」と指摘され、戸惑う。「自分を見るのは怖いもんな」と言われ、由紀夫のことを相談する。その頃玲は、うたごえ喫茶の歌詞カードに印刷されたラインから、サヨコの芝居の台本が黒川先生のワープロで印刷されていたという事実に気付く。早速、雅子に相談するが逆に雅子から「玲がサヨコだって、前から知ってた。」と言われ、愕然とする。翌朝、どうするべきか悩んでバスケの早朝練習にやって来た玲を待っていたのは、沙世子だった。「何を悩んでいるのか知らないけど、そのままでいいと思う。潮田さんの決めたままで。」それで決心のついた玲は、ホームルームの時間黒川先生に質問しようとするが、一瞬早く手をあげたのは秋だった。秋は、黒川に質問する。「先生は15年前、一番目のサヨコだった・・・そうですね。」

第十一回「サヨコの正体」(6月17日放送)

そういうとこ、時々苦手だった。 秋の問いかけに、自分が一番目のサヨコだったことを黒川先生は認める。玲と沙世子も自分たちが「二人のサヨコ」だったことを皆に話す。ただ黒川先生は、二人の妨害をしたことはないと言う。サヨコの正体はたちまち校内に知れ、多くの生徒たちは落胆し、伝説に興味を失う。黒川先生の罷免の噂が、さらに真実味をもって広がる。溝口の「津村さんも黒川先生に踊らされてたってこと」という言葉に傷ついて教室を飛び出す沙世子。玲は追いかけて「黒川先生に本心を聞こう」と言うが、「うまくできない自分に腹が立つ」とイライラをぶつける沙世子。「私がいなくても、潮田さんは変わらないと思う。まっすぐで、元気で、明るくて・・・そういうとこ、時々苦手だった。」その言葉に衝撃を受ける玲。
 再び黒川先生を訪ねる玲たちに、黒川は自分のやったことは鍵と指令書を送ったことだけと語る。それぞれのサヨコに対する思いを語る玲と秋。「まだ扉は、残ってる。」雅子は文化祭実行委員になり、設楽たちと共にサヨコの花瓶とマニュアルを戸棚に封印する。
 玲は、沙世子とのすれ違いについて秋に相談する。しかし秋は、もう自分に頼るなと言う。「オレも頼らない。だから、オレのことも、玲はもう守ってくれなくていい。」沙世子ばかりか秋にまで拒絶されたと思い、打ちのめされる玲。
 帰宅した秋を、部屋で待っていたのは由紀夫だった。秋が多佳雄に、直接由紀夫のことを頼んだことに文句を言う。言い争いからケンカになり、家を飛び出していく二人。玲に謝りに来た秋を、俊作と耕が暖かく迎える。
 暗くなるまで体育館でぼんやりしていた玲は、帰る途中で玄関に新しいサヨコからのメッセージを発見する。そして、それを貼っていたのは、親友の雅子だった。雅子がニセのサヨコだったのだ!驚く玲に、雅子は言い放つ。「なんで私がサヨコになっちゃだめなの?」
 その時、サヨコの花瓶を収めた戸棚のある北校舎から、火の手が上がる!駆けつけた黒川に、雅子が叫ぶ「中にいる!」
 校舎の中には、雅子に呼び出された由紀夫が倒れていた・・・。

最終回(第十二回)「そして扉が開く」(6月24日放送)亡霊なんかじゃないよ・・・だってこんなにあったかいんだもん。

 燃え上がる校舎。玲たちを避難させ消防車を呼びに行く黒川。だが、玲がちょっと目を離した隙に雅子が校舎の中へ。そこへ秋も駆けつけ、玲と秋は炎の中から雅子と由紀夫を救出する。しかし、玲はサヨコの台本や花瓶を持ち出そうと戸棚へ戻り、棚の下敷きになってしまう。そこに沙世子が現れ、玲を救い出すが、すでに火の手が回っていて脱出できない。諦めかけた二人の前に、誰かの影が現れ、炎の中に道が開く。「扉が開いた・・・」生還し、気を失う玲。
 入院した玲を、雅子が見舞う。そして、自分の兄が三番目のサヨコだったこと、自分がサヨコになることに憧れたことなど一切を話す。秋も、クラスの皆にこれまでの経緯を話す。そして「サヨコをどう使うかは、自分次第なんだ」と宣言するのだった。
 季節はうつろい、それぞれの生活に少しずつ変化が現れる。沙世子は、碑の周囲に春に咲く花を植える。由紀夫は、千夏の家に引っ越してきた。替わりに秋は、自分が多佳雄の所へ行きたいと提案する。バスケ部に復帰する玲。沙世子との見事なコンビは健在だった。
 しかし、終業式の日。沙世子が転校することを知らされる一同。駅に駆けつけた玲は、「どうして教えてくれなかったの?」と沙世子をなじる。「こんなこと、いつものことよ。新学期になれば、私のことなんか皆忘れてしまう。」
「私は絶対忘れない!」と叫ぶ玲。その言葉に、涙ぐむ沙世子。「私だって忘れない。ぜったい、ぜったい。」
走り去る列車につぶやく玲。「さようなら。サヨコ。」

 春。どこかの中学校。玄関に赤い花が飾られている。伝説の鍵をもった少女がその傍らを通り過ぎる。・・・新たなサヨコ伝説が始まろうとしている。




「サヨコへの伝言」最終回スペシャル

海外放送時英語版予告編

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