買い換えの経緯 (2004年8月)
'95Xantia SX → '98Xantia V6
1.'95 Xantia SX
私にとって、最初のシトロエンであり、初めての輸入車でした。
95年9月初年度登録、最初のオーナーはわずか9ヶ月足らずで18,000km走行後下取り。
96年5月2番目のオーナーとして私が購入。
2004年8月まで8年半で約5万kmを加え、最終距離計は69,000km。
その間、不動に陥るようなトラブルは殆ど無く、今時のシトロエンの信頼性の高さには驚かされました。
現在に至っても、エンジン、ATミッション、足回りとも大変好調。
多少ボディは緩んだかもしれませんが、賞味期間の長さはこれまで乗った車の中では一番です。
ただ、昨年からエアコンが不調。
原因不明ながら、時々効かなくなる。それも、限って猛暑の炎天下駐車後。
ガスを補充したりエバポレーターを洗浄したりもしましたが、ディーラーに預けた時に症状が再現しなかったせいもあり完治できず。
自分一人で使っている時は、エアコンが効かなくても我慢すれば良いのですが、家族同伴時は大ヒンシュク。
その後、エアコン不調時にコンプレッサー付近からカチカチと断続的な音が聞こえる事に気付き、どうもプーリーのマグネットクラッチが上手く繋がらない様子。
マグネットクラッチが磨耗すると、こういう症状が出ることがあるそうで、クラッチ部のみ交換してみようかと思ったのですが新品供給はコンプレッサーとのアッセンブリー(部品・工賃込み約15万円)でしか無理なようで。
そんなこんなで、2004年9月に4回目の車検を向かえるにあたり、車を換えてちょっと気分を変えたい思いにかられ、かねてから気になっていた新型ルノー・カングーやメガーヌIIを見に行ったり、マツダ繋がりでアクセラに試乗してみたり。
2.代替候補
まず、形を見ただけで参ってしまったのがルノー・メガーヌII。
女房はお尻が妙で、余り好きではないと言っていますが、私は好きです。
この形、欲しい!
メガーヌは1.6と2.0の両方に試乗しましたが、仏車系モータージャーナリストの森口将之氏が絶賛するほどの感銘は覚えませんでした。
特に雑誌等で評判の良い1.6モデルは、上り坂では痛痒感を覚え、ATのギアリングの不味さもあって、決して必要充分とは思えません。
ATの出来の悪さ、違和感のある電動パワステ、どう頑張ってもスムースに停車できなかったアシストの強すぎるブレーキ等々、日常付き合っていく上で我慢できそうにない問題が複数あります。
加えて、一般にルノーに期待される、まったりとしたシートクッションやソフトで懐深いサスペンションも私の期待値に達しておらず、乗った感じは独車みたい。
でも乗り心地は3000km辺りからダンパーの馴染みがでて良い方向に急変するという話も聞くので、現時点では何とも言えませんが...。
乗り心地は固いものの、サスペンションはしっかりとストロークして仕事している感じが伝わってくるので期待は持てます。
メガーヌの試乗は自分のイメージと実車イメージがシンクロしなかった事もあり、県内の販売店3軒をハシゴし別々の個体を複数回にわたり比較的長い距離を乗せてもらいましたが所詮「試乗」。
短時間の試乗だけで確かな事は言えませんが、第一印象はイマイチ。
でもXantiaを最初に試乗した時も、あまり感心したり感銘を覚える部分がなかったので、メガーヌも所有すれば徐々に染み入ってくるものがあるのかもしれません。
大胆なデザインは大変気に入ってるので、次年度以降モデルでATとかブレーキとか詰めの甘さが改善されるのを楽しみに待ちたいと思います。
Xantiaのメンテでマツダ訪問時、勧められるままにアクセラ・スポーツ2.3に試乗。
アクセラはさすが日本車。
パワステもATも違和感なく、ボディの剛性感、軽快なエンジンとハンドリング、エアコンも静かで強力でかつ細かく調整できるし、すべてにおいて何の不足もない出来のよさ。
17インチという、一見オーバーサイズなタイヤにもかかわらず、特にその弊害を感じさせない乗り心地には驚かされます。
こんな車に変えたら、ディーラーも近いし、部品供給も安心だし何の心配もないし素晴らしいかな!?
おまけにお値段も2.3リッターモデルで定価195万円から20万円値引きしますとのこと。
かなり真剣にグラッときました。
足車には最適。
でも一晩寝て冷静に考えてみると、所有する喜びを感じることができる車じゃないかもしれないような気もする。
何が「所有する喜び」か?と問われると、明確に返答できないのですが...。
アクセラは世界を睨んだCセグメントカーにもかかわらずライバルより概ね20cmは全長が長く、2.3リッターモデルでは4.5m近い。
Xantia(前期)より全長が長い割には、室内が特別広い訳でもなく、特に後部座席のスペースはXantiaより大きく劣るような気がするし、ラゲジルームもさほど広く感じない。
パッケージングがイマイチ効率的でないかなぁ???
優等生ではあるが、特に飛び抜けて優れた部分もないような気もするし。
デザインはまあまあ個性的で悪くはないけど、取り立てて好みという訳でもない。
あと他の方と少し違う車に乗りたいというミーハーな欲求もあったりして...。
ルノー・カングーもマイナーチェンジを受け、非力だった1.4リッターから1.6リッターにアップグレード、これまで日本では選択できなかった観音開きバックドアも加わり魅力倍層。
最近、限定100台でリリースされた「カングーシトラス」も標準モデル以上に魅力的。
試乗してみてると、別にぜんぜん普通でどうという事もありません。
でも、そのパッケージングだけで何だか楽しそうな雰囲気があります。
3.Xantiaの代わりはXantia
いろいろと代替車を検討しましたが、何を隠そうXantiaには車として何の不満もなく、むしろXantia以上の車なんて無いんじゃないか!?ってくらい気に入っていることを再認識させられました。
これまで、興味深い車が出るたびに試乗にでかけ、いろんな車に乗ってきましたが、ハッキリ言ってXantia以上の車には出会っていません。
試乗を終えてディーラーからの帰路、「やっぱりXantiaはエエなぁ〜」とXantiaへの想いは増すばかり。
外寸がコンパクトな割に荷物はどっさり積めるし、後部座席は贅沢で居心地の良い空間が確保されています。
おまけに乗っていて気持ち良いし、ゆっくり法定速度で走っていても楽しい。
どっかで聞いたようなフレーズですが、「Xantiaに代わるものはXantiaしかない!」と思い、少し浮気して若いXantiaに乗り換える事に決めました。
他のシトロエン乗りの方からは、「たかがエアコンで」と言われるかもしれませんが、まあエアコンがひとつのキッカケになっただけで、ちょっと気分を変えてみたい思いがあったので。
4.'98 Xantia V6
Xantiaは95モデルで車高低下遅延スフェアが追加され、翌96モデルからは14インチだったタイヤが15インチにUPされました。
そんな関係で、個人的なベストXantiaは95モデルなんです。
今のがベストなら次はどうする?
エンジンがDOHCに変わり、ATミッションも新世代の学習機能付きとなった後期型にも乗った事がありますが、従来のユラリ感が薄れた反面、スタビリティがUPしエンジンもちょっとパワフルになっていました。
自動車としては正常進化を遂げているのですが、95モデルオーナーとしては、ちょっと肌に合わない感じを覚えたものです。
エンジンフィールも今までの牧歌的な心地よさから、ザラっとした都会的なフィーリングになっていたし、学習機能付きATも、慣れないせいか印象が良くなかった。
にもかかわらず、同じXantiaでは気分が変わらないので、乗り換えるなら後期型、それも試乗したことのない「3.0V6」にしてみようかと計画。
乗ってる本人にしか判らない程度の差ではありますが、グリルデザインや前後バンパーの形状も変わって、見た目の気分も変わりますし、内装の雰囲気もちょっとだけ変わったようなので。
Xantiaの3.0V6は余り売れなかったようで、聞くところによると日本でのデリバリー数は1,000台程度とか。
当然、市場ではタマ不足で、gooの中古車検索でも全国区で探さねばなりません。
そんな時、ちょうど運良く京都のシトロエン専門店アウトパラスに下取りが入庫し、それを頂くことになりました。
価格は85万円。
下取り10万円。
諸経費等込みこみの支払い額は80万円。
車検は15ヶ月残っているのと、当面エアコンの心配が無くなるのと、タイヤも新品同様。
95XantiaSXでエアコンコンプレッサー交換(15万円)、車検(20万円)、タイヤも古かった(交換したら5万円)ので、これで気分が変わるなら、悪くない買い物だったのではないかと自分を納得させています。
8年半も乗ってきて大変愛着のあるXantiaを手放すのは寂しいのですが、アウトパラスで下取りしてもらえば、私が整備怠慢でゴマかして乗っていた部分もちゃんと整備しなおして新たなユーザーの元に渡ると思うので、その点でも気持ちの整理がつきます。