タイヤとホイル (2004年10月)


1. ’95Xantia SXで試したタイヤいろいろ

’95XantiaSXでは、いろいろなサイズのタイヤを試す事ができました。
余り一般的ではないサイズも含まれていますがご参考まで。

○185/65R14 (MICHELIN MXV3A) + 5.5J-14(鉄) (標準)
○185/65R14 (MICHELIN MXV3A) + 6.0J-14(アルミ)
○185/50R14 (PIRELLI P700) + 6.0J-14(アルミ) (Peugeot106S16純正品)
○195/60R14 (YOKOHAMA DNA-GP) + 6.0J-14(アルミ)
○175/70R14 (MICHELIN MXV3A green) + 6.0J-14(アルミ)

2. 185/65R14 + 5.5J-14(鉄) (標準品)

標準サイズ。
今思えば、これがベストバランス。
当たり前ですよね。
メーカーが設定してきたサイズなんですから。
いろいろと社外部品で改造しまくって、最後には純正がベストバランスだと気付く例は多いのですが、大変月並みな予想された結果です。

でも、当然予想されうるこの結果を身をもって確認できた価値は大きいので、いろんなサイズを試してみて良かったと思っています。

3. 185/65R14 + 6.0J-14(アルミ)

標準サイズのタイヤにワンサイズだけリム幅の広いアルミホイルを入れてみました。
ホイルの銘柄は、BWA Zolder 6.0J-14 OFF+20。
軽量化を期待して実測してみたのですが、ホイル単体では純正スチールより若干重く少々ショック。
樹脂製ホイルキャップを重量に加え、アルミホイル側のボルトを多少軽量な物に交換して、やっとイーブン。

競技目的の鍛造ワンピース製品の中には大変軽いものもありますが、一般的な汎用鋳造アルミでは余り軽量化は期待できません。
逆にリム幅アップやインチアップにより純正より重たくなってしまう事も珍しくないようで。

リム幅が広がったせいか、それとも鉄とアルミの素材差によるものなのか、ハーシュネスが少しだけキツくなったような気がします。
あと、リム幅アップの効果だと思いますが、コーナリング時のタイヤ剛性感が向上したようで、ほんの少しコーナリングがシャープになったような感じです。

ただ、最初は注意深く違いを観察するから、そんな気がするのですが、1時間も乗っていると新鮮な気分も薄れていつもと同じような気がしてきます。
まあ、その程度の差です。

4. 185/50R14 + 6.0J-14(アルミ) 106S16純正品

何を血迷ったか、Xantiaでジムカーナ参戦。
最初は標準タイヤで走っていたのですが、すぐにフロントタイヤのショルダーが丸坊主になってしまいました。
そこでジムカーナ用に街用とは別にワンセット用意しようと思い、プジョー106S16用ホイルタイヤセットを中古で入手。
同じ14インチで扁平率が変わったので外径が随分と小径化。
ギア比が下がり加速も多少は鋭くなるのではないか?との計算です。

ホイル重量はBWA Zolderとほぼ同等。
タイヤは106S16純正のピレリP700。

心配された乗り心地は、以外に大丈夫。
ソリッド感が増し、扁平率が上がった事は意識させられますが、ロードノイズも気になるレベルでなく、走っていて全く不快感がありません。
乗り心地が大差ない反面、コーナリングには目覚しい効果がありました。
いつもユラユラとロールしながら慎重に走っていたコーナーを嘘のように軽々とクリアできます。
まるでスポーツサスを組んだんじゃないかと思うほどロール感もなく、あっさりと曲がる。
お〜これは楽しい。
タイヤ外径が小さくなったせいで、コーナー立ち上がりも普段より鋭く。

これは意外な結果でしたが、快適でかつ楽しくスポーツできる組み合わせでした。

この組み合わせは、ちょっとお勧め。皆さんにも一度体験していただきたいものです。
わざわざ新品を購入してまで体験するのはどうかと思いますが、もし簡単に借り入れできたり、中古でお安く入手できるようなら、一度試してみても面白いかもしれません。

ただ、見た目はタイヤが小さくて、ちょっと変です。

5. 195/60R14 + 6.0J-14

ジムカーナだけでは飽き足らず、Xantiaをサーキットにも引っ張り出してしまいました。
ジムカーナで丸坊主にしたピレリP700の代わりに、用意したものです。

185/50R14(ピレリP700)のようなフィーリングを期待したのですが、かなり期待はずれ。

サイズアップしているので、標準タイヤよりはコーナリング限界が高かったし、ブレーキングも頑張れたのですが、タイヤ自体の重さが気になります。
乗り心地、ハーシュネスともに、さほど気になるレベルではありませんが、純正サイズより劣るのは明らか。
にもかかわらず、走りの面でも、さほど恩恵を感じることが出来ず中途半端な感じ。

この印象はタイヤの性格によるところも大きかったかもしれません。
DNA-GPというタイヤ、もう少しスポーティーな味付けかと思ったら、意外と軟弱なタイヤで。
サイドウォールも柔らかいし、トレッド面の剛性感も低く、ブロックが均一に路面を捉えていないようで、全部のブロックが斜めに減っていました。
折角のサーキット専用&お遊びタイヤなので、ポテンザRE010あたり行っとけば良かった...(後悔)

街では得るもの少なく、失うものが大きい。
お勧めできません。

6. 175/70R14 + 6.0J-14(アルミ)

私が一番長期間使用したサイズがこれ。
本国仕様の1.8リッターモデルで採用されているサイズのようで。

175/70R14というサイズは余り選択の余地がなく、私が購入した時点で国産品には速度レンジが「V」のものが見つかりませんでした。
唯一あったのがミシェランMXV3Aグリーンで、タイヤ屋さんに注文して取り寄せ。

入庫の連絡を受けてお店にいったら、すでに作業場にタイヤが積んでありました。
45とか40とか超扁平の太いやつの中に置かれた70タイヤはスクーターのタイヤと見紛う貧弱さ。
こんなんで大丈夫!?

車に装着しても確かに細い。
でもXantiaにはなかなか似合っているかも。
シトロエンには細いタイヤが似合いますねぇ。

第一印象は、ハーシュネスが軽減され乗り心地良好。
なかなか軽快でイイ感じです。
すっかり気に入ってしまいました。

高速コーナーは苦手。
サイドウォールが弱いせいか、今まで以上にロール感が強い。
高速コーナリング中に舵の切り増し修正をすると車の挙動が乱れます。
コーナーの先まで見通して、正確に舵を当てて、一旦切ったステアリングは出来るだけ急激に変更しないようにする必要があります。
あと、ちょっとしたコーナリングでもすぐにタイヤが悲鳴をあげて。
第二神明道路の月見山IC付近に割とキツイS時コーナーがありますが、100km/h程度でも相当鳴きます。

何ともプアなコーナリング性能。
でも私は個人的には嫌いではないですねぇ。
タイヤ性能に任せてコジコジとラフなコーナリングするのも悪くありませんが、プアなタイヤだと運転が丁寧になります。
正しく正確に無理なくハンドリングするように心がけるようになるので、そういう意味では大変勉強になりました。
今、アルファ75でサーキットを走っていますが、Xantiaの細いタイヤで経験した事が大いに生かされています。

このサイズはお勧めです。
シトロエン乗りの方は、やはりソフトな乗り心地を求めておられるでしょうから、そういう意味でも大変お勧め。
ハイペースで走る方ならタイヤ性能を使い切る楽しさも味わえます。

しかし、確実に標準サイズより走りの絶対性能は劣ります。
急な危険に対するタイヤ側の許容量も減りますし、そういう意味では安全性でも劣ります。
選択される方はあくまで自己リスクで。

余裕を持って無理な運転をされない方、いかがですか?