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●「虎の穴」とは? 府中アマチュア無線クラブ(FARC)では、ビギナー向けコンテストサイトを「虎の穴」と呼んでいます。ビギナーや日頃コンテストに参加したことが無いメンバを中心に、手軽に気軽にコンテストに参加して貰えるような「場」を提供しようという企画です。1998年頃からは、「移動飲用&宴会」担当幹事の私が企画・運営を主に担当させていただいており、4大コンテストを中心に、府中市周辺の公園・施設や河川敷等を利用して、コンテストサイトを開設してきました。 最近、FARCはコンテスト年間クラブ対抗の上位を続けているので、このような紹介をすると、ポイント稼ぎを目的に「虎の穴」を開設しているように思われる方もあるかも知れませんが、主目的はあくまでも参加メンバにコンテストに親しんで貰うことにあり、ポイント貢献を期待していないと言えば嘘になりますが、それは第二義であると考えています。また、得点の多寡はさておき、自分の稼いだ得点がクラブの得点になっているということは、参加メンバ全員でひとつの成果を共有できたということだと思いますし、コンテストに参加してその楽しさを知って貰い、更に、そういう連帯意識が持てれば望外のことだと考えています。 今年はすでに、クラブコール・JA1ZGOのマルチオペで、ALL-JA・6m&Down ・FieldDayを運営しましたが、毎回、延べ10名近い参加者があり、日頃運用したことのないバンドやモードの運用を含めて、コンテストを堪能することができたと思います。私自身は「正真正銘掛け値無しのちょっとだけコンテスタ」ですので、毎回、アンテナを上げてしまったらビールをしこたま飲み始めてしまい、コンテスト開始時にはすでに高鼾というテイタラクの「建設作業員」ですが、これはこれでコンテストの楽しみ方ではあると勝手な理屈をつけています。 ●FieldDay2000の運営 直近では、8月第1週のFieldDayに、府中市の多摩川河川敷に「虎の穴」を開設しましたが、今回は、この概要についてご紹介したいと思います。 今回は、建設作業員(つまり、私)が仕事が忙しかったこともあり、役所への届けが完了したのが前日というドロナワで、準備も満足にできず開設が危ぶまれましたが、メンバ各位の尽力でなんとか無事運営することができました。特に今回は、本気コンテスタのJR1LQK・土屋さんが参加され、HF系の設備の設営を一手に引き受けていただいたことが大きかったと思います。私が、コンテスト当日に仕事(休日出勤)を午前中一杯で切り上げて、多摩川の河川敷にたどり着いた時には、すでに河原の一隅に14〜28Hzの3eleトライバンダと3.5〜7MHzの逆Vほかのアンテナが上がっており、その偉容に思わずノケゾったものでした。その後、設営の手伝いに駆けつけてきていただいたメンバのご協力のもと、VU系のアンテナとして50MHz の6ele・144〜1200MHzの3バンドGP他を上げましたが、HFに較べれば可愛いもので、暗くなる前には全ての設営を終えました。結局、今回は以下のアンテナが多摩川河川敷に上がったことになります。 3.5〜7MHz 12mH 逆V 14〜28MHz 10mH 3ele トライバンダ HF All Band TOP 10mHの菱形ループ+SG230(ATU) 50MHz 10mH 6eleYAGI(ローテータ付き) 144〜1200MHz 10mH GP 430MHz 4mH 15eleYAGI 2400MHz 4mH 29eleLoopYAGI これで、同時7バンドの運用(2400MHz はアップバータ使用)ができる環境が整いましたが、今回は深夜時間を含めてフルタイムでの参加ができる局が4局しかおらず、さらに24時頃には虎の穴建設作業員がもうすっかり「トラ」になっていたりしましたので、折角の設備が遊んでいたことになります。 それでも、パートタイムでの参加者もあり、FARC期待の星の高校生2人やコールサイン失効中のOM局も含め、延べ9人の参加があり、1000QSO×200Multi に達しようかというZGO空前の結果になりました。 ●地域クラブの活動の一環として たまたまこの数年、コンテストで頑張っている局が多いこともあって、クラブ対抗等でも好成績を続けていますが、FARCは決して「コンテストクラブ」ではありません。毎年、新年会総会から始まって、毎月第1土曜日夜の月例会・月2回のオンエアミーティング・春秋の移動運用BBQ・5月フォックスハンティング・7月の小中学生向けエレクトロニクス製作教室・ラブリバー多摩川へのサポート・8月のハムフェア出展・9月の非常通信訓練・11月の府中市市民文化祭出展‥‥‥等々、アマチュア無線に関わる多種多様な企画・イベントを行っている市民団体です。 確かに、35年間連綿と活動してきた伝統ということもあるのでしょうが、驚くほど、人材に恵まれているのは事実です。戦前からのハムやオナーロールもおられれば、全て自作リグで開局した局を含め自作派も多くおられます。タワーを倒すのが趣味みたいな困ったOMさんもおられますが、会計担当はプロの公認会計士ですし、会報編集担当はその道のエキスパートです。本当に多士済々だなと実感しています。 といっても、やはり、ごく普通の地域クラブです。コンテストだけを取ってみても、特に常勝のコンテスタが居るという訳ではありません。そのようなごく普通の地域クラブが草の根のようにメンバが得点を積み上げて、1999年の年間クラブ対抗では、「事実上の2位決定戦」で2位になれたということがとにかく嬉しいことでした。 今後も、個人的にはコンテストに楽しく参加していきたいと思いますし、FARCとしては地域クラブの活動の要素のひとつとしてコンテストを位置づけていくべきだと思います。その中で、気軽に気楽にコンテストに参加できる「虎の穴」が開設していけたらいいなと考えています。 |