★ 貝殻の選択 ★
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◆建築の選択肢◆ 今回の造成地に関しては、一部はデベロッパに建築を依頼することが条件となっている区画もありました(後になって無くなったらしい)が、私達は建築条件の付いていない区画を購入しました。したがって、家の建築を頼む先として、以下のような選択肢が考えられました。 @デベロッパ 土地の開発・造成を担当している会社に家も頼んでしまうことが可能でした。最も手間の掛からない選択肢だったと思われます。ただし、こう言ってしまっては失礼ですが、デベロッパと言っても要するに「建売業者」さんですし、建売住宅の見てくれの良さだけの造作には、今までの家で充分にコリゴリしていましたので、この案は即ボツということになりました。 A地元工務店 いわゆる「大工」さんに頼むということです。基本的には木造住宅になりますが、相当に自由度はありますし、腕の良い大工さんだったら、本当に良い家を作ってくれるだろうと思います。ただし、最近の建築現場を見ていると、「3K職場」の常として、日本語以外が飛び交っているようですので、「腕の良い」人に本当に巡り会えるかどうしても不安で断念しました。 B住宅メーカ 「なんとかハウス」とか「かんとかホーム」というようなプレハブ建築という選択肢があります。結局、私達はこの案を選択しました。自由度は大工さんに頼むのに比べればどうしても制限があると思いますが、要するに「工業製品としての家」ですから、多少、現場レベルでのスキルに不安があっても、工場で規格通りに作ってくるので、当たり外れはない筈だと考えた訳です。 ◆プレハブ住宅の選定◆ さて、住宅メーカ(プレハブメーカ)に頼もうと決めたのですが、どうしても私達の年代だと、プレハブと聞くと建築現場に建っている外壁に×印の金属の補強材がついている飯場の建物を連想してしまいます。良く判らない領域なので、10月の末頃から暇を見つけては住宅雑誌を見たり住宅展示場に出かけたりしてみました。その結果、プレハブ住宅とひと口に言っても、材質や構造・工法等でいろいろな種類のものがあることが判りました。専門外のことなので充分に理解できたとも思えませんが、どうやら大別すると「木質系」と「鉄骨系」があるということのようです。 あれこれたくさんの候補を挙げてしまうと、収集が取れなくなってしまうのが目に見えていましたので、今回は、以下の3つに絞って、提案・見積をお願いしました。各社の担当の方ともに、経験豊かな方々で良い提案をしていただきましたので、とても感謝しています。 @Mホーム 木質系のメーカで、今回の造成デベロッパとアライアンスを組んでおられました。そのこともあって価格的にも安価で魅力でした。営業担当の方も非常に経験豊かな方でしたが、「標準仕様で坪単価65万円でやります」というような価格提示で、確かに「ド素人」にはそういう方が予算組みをし易いという配慮だったように思うのですが、そもそも「標準仕様」って何なのかが判ったような判らないような感じだし、これでも一応は「エンジニアの端くれ」ですから、なんか割り切れない気分でした。もうひとつは、これはどうでも良いことなのですが、木材を粉末にしたものをプラスチックで固めた素材を内装材に多用していましたが、そういうものに「木の温もりを感じる」ということが豊かさだとは、私にはどうしても思えませんでした。そんなことも、イマイチ魅力を感じられなかった原因だったかも知れません。 AN住宅 鉄骨系の製品で、某最大手家電メーカ系のためもあってか、外装・内装とも非常に充実しているという印象を持ちました。このクラスの鉄骨系の製品というのは、もうほとんど「民家の形をしたビルディング」という感じです。担当の営業の方も他のメーカの製品との差異を数字で明確に示してくださったし、なによりもご自分が自社製住宅に入居しておられるということで自信を持ってお奨めできますという言葉がとても説得力がありました。価格面ではMホームより少し高めだったけれど、設備面も充実していて、かなり気に入っていたのですが、建築基準(北側隣地の日照)の点で、構造的な制限でぎりぎりまで寄せて建てられないということが判り、それでなくても猫の額のような庭がますます狭くなるのは困るので、お断わりをしました。もう少し敷地にゆとりがあったら、この提案に決めていたように思います。 BHハウス 結果的にこれに決めました。繊維・化学関係のメーカが販売している鉄骨系の製品で、数種類の製品シリーズの中から「都会」を意味する英語の派生語と思われるネーミングの製品を提案していただきました。都市部指向型の敷地の有効利用をコンセプトにしているようです。府中が都市部であるかは疑問ではありますが、拙宅候補地の狭い敷地を有効に利用したいというのは、当方にとっても最優先の要件であったのは確かです。私の趣味であるアマチュア無線の仲間でそのメーカに勤務している方にご紹介いただいたこともあったのでしょうが、営業担当の方が本当に知恵を絞ってくださって、敷地の北側ぎりぎりまで建物を寄せて南側に庭を少しでも広く確保するような提案をしていただきました。このため、図らずも、フラットな屋根になり、念願のアンテナをあげるのに超好都合なことになった訳ですが、今回、エバリュエーションをするにあたってはあくまで「世帯主」の視点で判断をしたつもりで、「アマチュア無線愛好家」という立場で考えての結果ではありません。価格的には、随分頑張って値引きをしていただいたのですが、当初の予算よりもかなり高いものになってしまいました。さぁこれからが大変です。(^^;; 住宅メーカの選定には、11月末までの約1ヶ月をかけました。ちょうど仕事のピークと重なってしまったのでシンドかったのですが、メーカ各社との打合せや見学をさせていただきました。おかげでこの期間、全くアマチュア無線ができませんでした。(>_<) メーカ選定を行う上では、エバリュエーションをするにあたって私にとっては半ば「常識」と思ったからですが、以下のような点に留意したつもりです。 (1) 他社にも提案・見積をお願いしていることを明言しておく。 (2) 他社からの提案内容はリークしない。 (3) こちらからの要件は、各社とも全く同じにしておく。 (4) できるだけ実際の現場を見学させて貰う。 |