★ 貝殻の間取り ★
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◆建築予定地の概要◆ 建築予定地は、数十年前の高度成長期に某電鉄系デベロッパが広域な宅地開発を行った一角で、それ以前は、多摩川の水脈に恵まれた田圃だった筈で、地名を付した「四谷田圃」という言葉が今でも残っています。田圃で地盤が軟弱だったためか、かつての宅地開発時から道路面から50cm程盛り土をした構造になっています。周りには大きな邸宅も多くありますが、その真ん中に旧日債銀が運動グランドとして保有していた約6000坪の敷地が今回の分譲地です。京王線中河原駅から約500m、歩いて約10分程の閑静な住宅地ということになります。分譲地内は東南東〜西北西に3つの5m道路が走っており、拙宅予定地はこの道路の北側に面した道路側約7m×奥行き約14mの長方形の敷地です。一応は南向きということになりますが、厳密に言うと、手前右隅から奥左隅を結ぶ対角線がほほ北になります。 ◆新居の基本コンセプト◆ 拙宅は、私とワイフと娘(大学生)の3人家族です。家族同様ということでは、イヌ(パピヨン犬)がいます。どんな家にしようかと家族みんなで相談をはじめたのですが、なかなか良い案がまとまりません。結局、試行錯誤の末に、以下のような基本コンセプトに落ち着きました。 @できるだけ庭を広くとること 100u(30坪)という本当に狭い敷地です。根っからの小市民ですから建築基準ギリギリまで大きく家を建てたいというのは人情というものでしょう。(^^;; したがって、庭といえるスペースは、文字通り「ネコの額」のような狭いものになってしまいます。これは致し方の無いことですが、それでも、できるだけ家を北側に寄せて建て、南側に少しでも広く庭のスペースを確保したいと考えました。 A「茶の間」をつくること 間取りの希望として、まず最初にでてきたのがこれです。拙宅では、台所で食事をするということがほとんど皆無です。旧宅では台所の隣が6帖の洋間になっていましたが、ここに絨毯を敷いてお膳をおいて、和室のように使っていました。食事もここで座ってしますし、食後は寝転がってテレビを見ます。このような生活様式になっていますから、新居も同様にしたいと思いました。したがって、台所はある程度狭くなっても仕方がないとして、隣に和室をおいて「茶の間」になるようにしました。また、この「茶の間」の南側の庭に面した部分に広縁をおいて、狭いながらサンルームのように使えるようにすることにしました。 B収納スペースを大きく確保すること 一見広く見える部屋も、家具やら何やら置いてしまうと、予想外に狭くなってしまいます。旧宅の場合、1階に押し入れ等の収納スペースが全く無かったため、あちこちにモノがおかれていました。新居では、できるだけ収納スペースを確保したいと考えました。このため、押し入れや階段下の収納スペースはもとより、戸袋・吊戸棚とか床下収納庫などをとれるだけとるようにしました。 C窓をできるだけ大きく確保すること もともとそれ程広くはない敷地ですから、拙宅も含めて各戸とも建築基準ギリギリまで家を建てるということは予想に難くないことです。それだけ隣家と近接することになりますから、日当たりは悪くなります。できるだけ自然光を取り入れられるように、窓はできるだけ大きく、できるだけ多く設けてもらうようにしました。家が完成してしまってからでは、おいそれと窓の増設工事というのも不可能でしょうから。 D駐車スペースは縦列駐車にしないこと 家は正方形に近いほうが、間取りの設計をする上では自由度が高いようです。拙宅の用地は、道路から奥方向の方が1:2くらいの比で長い長方形ですので、駐車スペースを道路方向に縦列駐車となるように配置すれば、家を建てる敷地は正方形に近づくことになります。しかし、このようなレイアウトだと、一番日当たりの良い一角に車が居座ることになりますし、車がいない時には、庭や家の前面が道路側から丸見えになってしまいます。このため、家の形が一部がくびれた長方形になってしまうのは、我慢することにしました。また、娘がようやく若葉マークがとれた状態ですので、駐車に高度な「ドライビングテクニック」を要しないようにするというのも理由のひとつです。(^o^) E人体に無害な素材を使うこと 最近、「シックハウス」ということが問題になっていますが、ワイフや娘がアレルギー体質であることもあって、健康に悪影響がある素材を使わないことを条件にしました。ただし、この点は、住宅メーカ各社とも配慮をしており、ホルムアルデヒド等の化学物質をほとんどゼロにしているようです。また、この数年、ワイフが花粉症に悩まされているので、どれほどの効果があるかは判りませんが、24時間換気システムを設置してもらうことにしました。 F老後も住める住宅にすること もう後20年もしたら「老人」になってしまいますから、そうなった時のことも考えおかねばということです。「バリアフリー」という程、凄いことを考えてはいません。穏当な表現ではないかも知れませんが、障害者にとって快適な環境が健常者にとってはむしろ不便になることもあると思います。今回は、とりあえず、2階への上り下りをしないでも、1階部分だけで最低限の生活が営めることを想定し、最近は居間・台所・風呂を2階に配置することも珍しくないようですが、スタンダードに1階に置くことにしました。後は、階段・風呂・トイレに手すりを取りつけたいと思いましたが、これはすでに標準仕様でついていました。こんなところにも高齢化社会の予兆があるんでしょうかね。それと、ドアはできる限り、開け閉てが簡単にできる「引き戸」を前提にしてもらいました。 ◆新居の間取り◆ さて、上記のような基本コンセプトに基づいて、何回もの試行錯誤を繰り返した後に、設計がまとまった間取りが以下のものです。細かい注文をアレコレつけまくり、何度も図面を引き直していただいたり、Hハウスの営業や設計の方には本当にお世話をお掛けしました。m(_ _)m 総じて、1階部分についてはほぼ満足していますが、2階部分についてはレイアウト的にかなり妥協せざるを得なませんでした。もう5坪でも広ければという思いもありますが、これはもう止むを得ないことだと思っています。 ◆1階部分の間取り◆ ◆2階部分の間取り◆ ◆屋上部分の間取り◆ |