★ 2001 東京コンテスト ★

5月2日の11時過ぎに府中市の自宅を出発した。甲州街道から新奥多摩街道に入ったが、連休の谷間のためか、ほとんど渋滞には会うことが無かった。熊川内出の交差点を左折して陸橋通りに入ったら、ふと「途中下車」がしたくなり、そのまま、多摩川の河川敷にある福生市の公園の傍らにアンテナを上げてし まった。


リグの電源を入れたら、いきなりJR6が聞こえてきたので、ほとんど条件反射的に呼んでしまった。ほとんど「パブロフの犬」みたいだが、私にとっては今年初めての沖縄だった。その後、CQを出すが、コンディションは落ちてしまったようで、1エリア内のお馴染みさんからパラパラと呼ばれる程度で、遠 くは兵庫県宝塚市の固定局から呼ばれただけだった。2時間程運用を続けていたが、空気もだいぶ湿っぽくなってきたので、山道が心配になって、14時過ぎにアンテナを下ろして、奥多摩へ向かった。
途中、あきる野市の道路がバイパスが開通していたりして、順調に走行できたが、檜原村役場を過ぎたあたりから小雨が降り始め、都民の森駐車場を過ぎたあたりからは、一部で濃霧状態になっていた。センタラインを睨みながら徐行していると、いきなりライトをつけた対向車が霧の中から飛び出してくるとい う怖い状態だったが、なんとか目的地の浅間尾根駐車場にたどりついたら、16時を少し回っていた。


雨というより雲の中と言った方が正しそうな状況だったが、カッパを着込んで、6エレ八木を上げ、雨でバイクの走り屋さん達も居ないのを幸いに、駐車場内のコンクリート製のあずまやにリグその他を置き、ビニルシートで雨囲いをした。早速、ビール片手にCQを出し始めたら、お馴染みさんから呼ばれ、す っかり気を良くして、次々に缶ビールのプルトップを引き剥がす作業を続けていた。発々の調子が悪く、時々、電圧が落ちてしまう現象があり、電源がブツブツ切れたりして、呼んでいただいた局にはご迷惑をお掛けしてしまったが、いろいろ試行錯誤の調整の末、なんとか落ちないようになった。
あたりがすっかり暗くなった頃に、1台のセダンから20歳台前半と見える若者が降りてきて、2mの運用をしたいと言う。どうしようかとも思ったが、これも何かの縁だと思い、お互いカブったらごめんということで、呉越同舟にした。彼は、野営許可も貰ってきていなかったようで、少し後で見回りに来た管理 事務所の方から注意されていたが、とりあえず1泊2日の隣人ができた。
23時近くまで、ヘッドセット+VOXで、右手に缶ビール・左手にサキイカという運用をし、寒いのでビールからすだち酎のお湯割にQSYし、あずまやの中にテントを広げて潜り込んだ。翌日になって数えてみたら、ビールの空き缶(350ml) が10本転がっていたので、相当に酔っぱらっていたのだろうが、すぐに眠ってしまったようだ。
そのまま、テントで眠っていたが、あまりの寒さに目が醒めた。3時過ぎだったと思う。見るとテントの内壁が濡れている。あずまやの中だったので、フライシートを張らなかったのだが、風で雨が吹き込んできていたらしい。外へ出てみたら、雨がミゾレ混じりになっていた。これでは、やばいと思って、車のエンジンをかけて、車の中で眠ることにした。途中で何度か目が醒めて、エンジンをかけたりしていたが、7時になったので、起きてコーヒーを飲みながら、しばらくぼーっとしていた。ちょっと盛りを過ぎていたけれど、山桜の花も咲いていた。最近、なんとなくこんな時間に意義があるような気がしている。冷凍のうどんとインスタントの味噌汁という不思議なメニューの朝食を摂り、コンテストの準備に入った。


弱いながら雨はまだ降っていたので、バイクの走り屋さん達は少なそうだったが、車の中にリグ・パソコンをセットし、8時頃から50.253という見るからに見るからな周波数でCQを出し始めた。ポツポツと呼ばれ、コンテスト開始15分程前に座間市の「ちょっとだけコンテスタ」のお仲間から呼ばれたのを幸い にそのままラグチューに持ち込み、そのままコンテストに突入した。
9時のスタートからまぁまぁのペースで呼ばれ、久々の「ウッキー!」を続けた。そのまま、バンドエッジで3時間30分余りに渡って居座り続けたのだから、まぁ予定通りというところだが、雨天で移動局が少ないためか、局数は昨年よりもかなり少なく、ちょっとアセり始めていた。発々のガソリンはまだ1時 間近くは持ちそうに思ったが、いい加減CQ出しすぎて疲れてきたので、給油してから、呼びに回った。今になって思えば、もっとCQに居座りを続けていた方が良かったとも思う。呼びに回ってからはレートがガタガタに落ち、といってマルチも増えない状況にはまってしまった。
結局、CQ出したり呼びに回ったりを短時間で繰り返す悪いパターンに陥ってしまい、そのまま、15時のコンテスト終了を迎えた。マルチは昨年並みだが、局数は60局も少ないという結果だった。
 (結果)250局・374ポイント × 58マルチ = 21692
因みに、昨年の結果と比べるといかに悲惨か良く判ると思う。
 (昨年)310局・463ポイント × 57マルチ = 26391
コンテストが終わって、隣りで朝から21MHz の運用をしていたあきる野市のローカル局と話をしたりしてから、撤収に入り、17時に帰路についたが、道路に混雑がほとんど無かったため、1時間30分という記録的な短時間で自宅にたどり着くことができた。今回は、いろいろと悔いの残る不本意な結果だったが、昨年の全市全郡コンテスト以来のコンテスト参加を楽しめたというだけでも、満足すべきことだとも思う。


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