明日香飛鳥散策
秋の明日香路散歩は最高です・秋はヒガンバナ、コスモス、ムクゲがきれいです
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2009.9.21
暑かった夏が終わると、日本の古代国家発祥の地といわれる奈良県明日香村にも爽やかな秋風が吹き出します。秋は散歩には最適な季節ですね。秋になるとのどかな田園には稲穂が重くたれ、あぜ道にはコスモスもきれいに咲きだします。これから秋が深まれば、木々の実りも楽しみです。また初冬にかけては、木々の紅葉を眺めながら、落ち葉を踏みしめての散歩も楽しみです。それでは明日香散策に出かけましょう。秋の今は、ヒガンバナ、コスモス、ムクゲの花が見ごろです。写真と地図で明日香(飛鳥)を紹介します。

《飛鳥歴史公園のススキ写真》

《飛鳥歴史公園に咲くヒガンバナ写真》
近鉄吉野線で飛鳥駅に降り立った、私たちは徒歩で猿石のある吉備姫王墓に向かいました。駅から10分ほど歩けばすぐ到着します。近くには欽明天皇陵があり、古墳の周りの池にはアオサギが獲物を狙ってたたずんでいます。

《獲物を狙うアオサギ写真・陵墓の池》 《欽明天皇陵墓に咲くツルボ写真》
散歩の楽しみの一つは自然観察です。季節の花や鳥たちの行動を見るのは楽しいものです。欽明天皇陵墓(と言われている)近くの土手を登ると秋の花ツルボが咲いていました。小さな玉のような紫色の花がきれいです。

《吉備姫王墓を守る猿石写真》
欽明天皇陵墓の横から階段を登り吉備姫王墓に出ました。吉備姫王墓の前にはユーモラスな形をした猿石があります。異国的な顔立ちが、印象的です。もともとはこの近くから発掘されたものようです。松本清張氏は「遠くペルシャの文化から影響を受けたもの」と述べていますが、古代のロマンを感じさせる言葉ですね。このあたりにはこんな異国的な石像がたくさんあります。明日香村付近は現在のどかな田園風景に見えますが、古代や飛鳥時代にはこのあたりは国際都市だったのかもしれません。

《田んぼのあぜに咲くヒガンバナ写真》
のどかないなか道を歩いていると、田んぼのあぜに真っ赤なヒガンバナが咲いています。田んぼのあぜに多いのは、「ヒガンバナの根や鱗茎に多くある毒でモグラが穴を掘るのを防いでいる」という説明がされています。秋のこの時期に咲くヒガンバナの燃えるような赤はとてもきれいですね。

《あぜ道に咲くコスモス写真》
さらに飛鳥歴史公園(高松塚古墳地区)に歩いて行くと、コスモスが風になびいています。コスモスが風に吹かれる様子は頼りなげですが、稲穂と妙にマッチしています。

《あぜ道の向こうに見える高松塚写真》
田んぼのあぜ道の向こうに、こんもりとした丘が見えます。この先が高松塚古墳のある、飛鳥歴史公園です。昔日本に普通に見ることができた景色です。しかし最近見ることができなくなったので、妙に懐かしい感じがします。とても気持ちの良い散歩道です。

《高松塚壁画館写真》
丘に出て坂を上って行くと、丘の上に高松塚古墳が見えます。でも古墳内部の保存状態が良くないので、現在古墳内部の壁画を移築計画です。そして、工事中の覆いがされています。でも古墳の下には壁画館があり、古墳内部の壁画の模写や古墳内部の様子を見ることができます。

《高松塚古墳に咲く紅白のヒガンバナ写真》

《高松塚古墳に咲くムクゲの花写真・夏》
高松塚古墳地区公園内部をゆっくり歩くと、ヒガンバナがたくさん咲いていました。埼玉県日高市高麗川沿いにある、巾着田のようです。もしかしたら、大陸からの渡来人が稲作とともに持ってきたのかもしれませんね。秋だというのに夏の花ムクゲが元気に咲いています。ムクゲは韓国の国花だそうです。高松塚古墳の壁画に描かれた、貴人たちもチョゴリのような服を着ています。日本の原点とも言える、明日香(飛鳥)地方は朝鮮半島をはじめとする大陸の人たちと密接な関係があるようですね。このあたりは古代には、国際的な地域だったようです。

《建造物の遺構が残る飛鳥歴史公園石舞台地区写真》

《蘇我氏の墓といわれる石舞台古墳写真》
高松塚古墳地区から1.5Kmほど離れた場所に石舞台古墳があります。芝生で覆われた石舞台地区は、よくみると建築物の遺構と思われる石の列や、礎石の一部と思われる構造が残っています。それらの石の遺構のさらに上にある、小高い丘に石舞台古墳があります。近づくと思っていたより巨大な建造物であることがわかりました。資料によると石舞台は30個の岩でできていて、総重量2300トンもあるそうです。蘇我馬子の墓であるといわれています。

《カキの実写真・秋の楽しみ》

《ヒガンバナと夕日の明日香写真》
明日香・飛鳥路を散策しているうちに、秋の日は傾き夕日になってきました。のどかな田園と明日香(飛鳥)路の散策は気持ちの良いものです。散策の後、古代米を使った素朴な定食を石舞台に近い夢市茶屋で食べました。おいしいパウンドケーキほろ酔いあすかなどをお土産に買って帰るのも良いですね。明日香はゆっくり歩くのがお勧めです。また違う季節にも歩いてみたい散策路でした。
奈良国立博物館で開催される秋の正倉院展も楽しみですね。毎年正倉院展で、いにしえの奈良や明日香と大陸との壮大な文化交流の浪漫を味わえます。よろしかったら、奈良市ならまち花散歩、秋色図鑑も眺めていってください。
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