鎌倉の色図鑑
Color Photo Album of Kamakura
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2009.10.31
古都鎌倉は1192年に鎌倉幕府が開かれ、その後約150年間日本の政治の中心でした。その後政治の舞台から遠ざかりましたが、鎌倉五山を始め多くの名刹が残されています。現在は東京近郊の観光文化都市として、世界中の観光客が訪れる人気の街です。今日は古都鎌倉の自然豊かな色彩を、写真で紹介しましょう。写真を気軽に眺めてください。
鎌倉の青色・Blue

《鎌倉の青空に映えるロウバイの花写真・北鎌倉東慶寺》

《早春の青い由比ガ浜の海と桃の花・成就院》
冬から早春の鎌倉の空や海は青いです。きれいな青空の中早春の見ながらの散歩は嬉しいものです。温暖な鎌倉では、春の花は1月から咲き出します。ロウバイやスイセンは正月に見ごろになります。冬は湘南の海も澄んでいるので、青くきれいです。極楽寺の坂から見る湘南の海がお勧めです。

《青や紫のアジサイ写真・長谷寺》

《クリーム色から青に変わるアジサイ写真》
鎌倉のアジサイはきれいです。三方向を山に囲まれ、適当な湿度もあるので、鎌倉のアジサイは色が鮮やかです。長谷寺では湘南の海と、アジサイを同時に見ることができるので、多くの人が訪れます。咲き始めはクリーム色で徐々に青くなり紫や赤に変化する様子は見事です。アジサイに含まれる色素(アントシアニン)が、「がく」の細胞内のpHの変化で変化するのは見ていて楽しいですね。(アジサイ咲く鎌倉より)

《ツユクサの青は澄んだ色です・ツユクサとハチ写真》

《ジャノヒゲの実写真・瑠璃色がきれいです》
初夏に亀ヶ谷坂の切通しを歩いていると、足元にツユクサが咲いていました。ツユクサの青色は澄んだ青です。水溶性のアントシアニン系の色素なので、古くから染色の下絵に使われていました。爽やかな青色は美しいですね。「つき草」と呼ばれ万葉の時代から親しまれる花です。
瑠璃色の美しい実に出逢いました。ジャノヒゲの実です。散歩道で見かけると宝物に出会ったような気分になります。こんな日は一日中ご機嫌です。
鎌倉の黄色・Yellow

《雪の中でも元気な黄色のキクの花写真》
温暖な鎌倉ではめったに雪の日はありませんが、数年に一度積もることがあります。雪の日に黄色いキクの花が咲いていました。その元気な姿に心をうたれました。黄色い花は見ているだけで元気になりますね。キク科の黄色い色素はカロテノイド系の色素で、ヒトの体内でビタミンAに変化します。身体にも良いようですね。山形県ではキクを食用にするそうです。(黄色の図鑑より引用)

《早春に咲くフクジュソウ写真・大朽寺》

《大朽寺の山門とキンシバイの花写真》
大朽寺はJR鎌倉駅から最も近いお寺です。駅からわずか数分の場所にありますが、一年中季節の花を楽しませてくれるお寺です。由緒ある寺で源頼朝の戦勝祈願所でした。早春境内に黄色いフクジュソウの花が咲いていました。初夏にはキンシバイの黄色い花を楽しむことができます。

《五輪塔とスイセンの花写真・寿福寺》
寿福寺は茶道の祖と言われる、栄西が開山した禅宗の寺です。境内には北条政子の墓もあります。北条政子の墓の近くに、スイセンの花が咲いていました。近くに一部散逸した、五輪塔が置かれていました。ニホンスイセンの副花冠の色がきれいですね。鎌倉ではスイセンは正月ごろが見ごろです。
鎌倉の紫色・Violet

《紫色の花がきれいなイワタバコ写真・東慶寺》
北鎌倉駅に近い東慶寺のイワタバコの群落は見事です。初夏の頃、東慶寺の境内の奥の壁面にセントポーリアに似た花が一面咲き誇ります。朝日を浴びて輝く紫色の花に息を呑むほどです。

《紫色が優雅なフジの花写真・長谷寺》
古都鎌倉にフジの紫色は似合います。初夏の連休の頃、鎌倉の各地で優雅に紫色の房を垂らします。藤色は平安時代、貴族社会で好まれましたが鎌倉の武家にも好まれました。源氏山にもフジが自生しています。

《ムラサキシキブの実写真・秋の散歩で》
秋に源氏山公園を散歩していると、ムラサキシキブの実ができていました。散歩道のムラサキシキブは少し痛んでいましたが、その色に心が癒されます。

《紫色に染まる湘南の海写真》
夕方材木座海岸を歩いていると、夕暮れが迫ってきました。日没後の空が夕焼けから、紫色に染まりました。一瞬見せる色ですが、海も紫に染まって見えました。ウィンドサーファーの姿がシルエットになって見えます。夕刻の散歩も良いですね。
鎌倉の赤色・Red

《鶴岡八幡宮写真・落ち着いた赤色です》
鶴岡八幡宮の本宮の色は落ち着いた赤色です。奈良公園の春日大社や京都の平安神宮の拝殿の朱色に比べて、色が違います。鎌倉は武家社会だったからでしょうか。正月にはたくさんの参拝客で賑わいます。

《雪の日のサザンカ写真・浄智寺》
シャーベットのような湿った雪が降った朝、浄智寺の境内を散歩していると赤いサザンカの花に雪がついていました。雪の下から見えるサザンカの赤い花がきれいに見えます。雪の鎌倉散歩も良いですね。

《五輪塔とツバキの花写真・寿福寺》
冬の鎌倉散歩に色を添えてくれるのは、ツバキの赤い花です。寿福寺の静かな境内の五輪塔の上に、赤くきれいなツバキの花が咲いていました。やぐらの中の五輪塔は鎌倉幕府の重鎮のものと思われる、立派なものですがだれのものか分かりません。赤いツバキの花が見守っているようです。

《平家池のハスもきれいです》
鶴岡八幡宮には弦巻田(平家池と源氏池)があります。吾妻鏡にも記されている弦巻田(源平池)です。源氏池、平家池どちらの池にもハスが咲きますが、紅白咲きます。西の平家池に赤いハスを植え、東の源氏池に白いハスを植えたという説もあります。事実かどうかは分かりませんが、おもしろい話ですね。
鎌倉の緑色・Green

《新緑の中の仏様写真・長谷寺》

《滑川沿いの青カエデ写真》
新緑の頃の鎌倉散歩は緑が美しく、心が癒されます。特に青カエデがきれいです。長谷寺の境内でカエデの緑のシャワーの中で、瞑想する仏様に心をうたれました。滑川は鎌倉市内を流れる川です。滑川沿いを散歩すると、意外に静かです。川沿いの青カエデが川面に映る様子も良いものです。

《コケとノキシノブの緑色写真・妙本寺》
鎌倉の古い寺にはコケ(蘚苔類)やノキシノブが多く見られます。比企谷から妙本寺付近を散歩していると、古い木の幹にコケとノキシノブが自生していました。鎌倉は適度な湿度があるために、蘚苔類やシダ植物が多く自生しています。蘚苔類やシダ植物を嫌う方もいますが、蘚苔類やシダ植物が多い寺の境内にいると心が癒されます。

《緑のハスの葉のロータス効果写真》
雨上がりに散歩していると、ハスの葉の上に水玉が転がっていました。ハスの葉の緑もきれいですが、水玉も輝いて見えます。雨上がりの散歩もこんな場面に出会えると嬉しいですね。このような現象をロータス効果と呼んでいます。ハスの葉にナノレベルの疎水性の突起があり、水滴が表面張力で突起の上を転がるために起きる現象です。ハスの葉もすごいですね。(ハススイレン花旅より引用)
鎌倉の白色・White

《白いシャクナゲ写真・透明感があります》

《白いシラン写真・北鎌倉》
鎌倉散歩をしていると、意外に白い花が多いことに気がつきます。事実一番多い花は白だそうです。以前白い花には色素がないと思われた時期もありましたが、紫外線を防ぐためのフラボンやポリフェノールのような色素を含んでいます。もちろんヒトには見えませんが、花に集まるコンチュウには見えているようです。

《白く可憐なチャの花写真・鎌倉に似合う花です》
晩秋から冬に鎌倉を散歩していると、チャの花に出逢うことがあります。白く地味な花ですが、鎌倉に似合う花です。現在茶道の中心は京都ですが、茶道の祖と言われる栄西禅師は鎌倉とも縁が深いです。栄西禅師は源実朝にも茶を献上しています。また栄西は寿福寺で没しています。鎌倉はチャとも縁が深い場所です。散歩の途中でチャの花を探してみてください。
鎌倉の金色・Gold

《常栄寺の金色の碑とサツキの花》
鎌倉は禅宗の寺も多いですが、日蓮宗の寺も多いです。禅宗の寺は比較的地味なつくりの山門が多いですが、日蓮宗の常栄寺は色彩が豊かです。山門も原色が使われています。金色の石碑も良いですね。

《金色に輝いて見える東慶寺釈迦如来坐像写真》

《黄金色に染まる湘南の海写真》
着た鎌倉に近い東慶寺の釈迦如来坐像が金色に輝いて見えました。釈迦如来坐像自体は地味な色ですが、金色に見えるのですね。夕方の湘南の夕日も金色に輝きます。散歩の後に夕日を眺めながらゆっくりするのも至福の一時です。金色に染まる鎌倉湘南の海は最高です。
鎌倉のコラージュ・Collage
色の変化を楽しんでください

《サツキの個性豊かなコラージュ》

《鎌倉文学館のステンドグラス》

《秋の菊花展・鶴岡八幡宮》

《鶴岡八幡宮》

《アジサイのお土産》

《花屋さんの飾り》

《夕焼け空》
今日は鎌倉の色を写真で紹介しましたが、満足いただけたでしょうか?鎌倉を散歩する時には、鎌倉の色を楽しみながらゆっくりしていってください。夕方からの鎌倉も静かで楽しめます。よろしかったら秋色図鑑も眺めていってください。
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