ハス・スイレン花旅
Travel of Lotus and Water Lilly
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2009.11.20
初冬の季節となりました。現在日本ではハスやスイレンの花は見ることはできませんが、暑い時期水辺に咲くハスの花やスイレンの花を見ると、気持ちまで清々しくなります。今日はハスとスイレンの花を巡る花旅に出かけましょう。気軽に写真を眺めてみてください。現在台北北投温泉のスイレンが見ごろです。

《ハスの開花直前の写真・上野不忍池池之端・7月》

《岩崎邸写真・池之端から徒歩5分》
上野不忍池、池之端付近は夏、ハスの花が咲き誇ります。都心の暑く焼けたアスファルトを歩き不忍池に着くと、開きかけたハスの大きなつぼみがありました。開いたハスも良いですが、咲く寸前のハスも良いですね。不忍池の水は決してきれいではありません。濁った水の中から、清々しいハスの花が咲くのを見るのは感動的です。しばし暑さを忘れさせます。池之端から歩いて5分ほどの場所に岩崎邸があります。日本の近代建築の見学にお勧めの場所です。内装の金唐革紙も必見です。上野には国立博物館をはじめ国立西洋美術館、上野動物園など立ち寄りスポットがたくさんあります、ゆっくり歩きたい場所ですね。

《平安神宮神苑のスイレン写真・6月》

《平安神宮蒼龍楼の写真》
京都平安神宮は明治に入ってからの比較的新しい建築ですが、庭園の神苑は素晴らしい池泉式回遊庭園になっています。神苑は小川治兵衛氏の作庭の名園で初夏ゆっくり回遊していると、スイレンがモネの絵のようにきれいに咲いていました。とても涼しげに見えます。ハスの葉は水面から顔を出して開きますが、スイレンの葉は水面に接しています。よく見ると微妙に違っていますね。京都夏の花たよりもご覧下さい。

《鎌倉光明寺記主庭園のハス写真》

《鎌倉光明寺の石庭写真》

《夏の材木座海岸写真》
鎌倉光明寺は材木座海岸から、すぐ近くの寺です。夏材木座海岸は海水浴客で賑わいますが、光明寺の記主庭園は静かです。小堀遠州作と言われる庭園には、夏ハスの花が見事に咲き誇ります。

《鎌倉鶴岡八幡宮のハス写真・鎌倉では見逃せません》

《鶴岡八幡宮写真》

《鎌倉本覚寺のハス写真・鉢植えです》
鎌倉のハス名所はたくさんあります。鶴岡八幡宮の源氏池と平家池のハスは見逃せません。見事な白いハスと赤いハスが咲き誇ります。鎌倉駅に近い本覚寺のハスは鉢植えですが、写真撮影にはおもしろいアングルでとれるハスです。

《京都天竜寺の白いハスと赤いハス写真》

《天竜寺夢想疎石の庭園写真》
京都嵯峨野にある天龍寺は、京都五山の1位にあげられる臨済宗の寺です。開山は夢想疎石でその庭園は素晴らしいものです。世界遺産にも指定されています。京福電鉄嵐山駅に近い山門の近くにある、池のハスが紅白そろって咲いていました。紅白そろって咲いているのは縁起が良いですね。

《法金剛院のハス写真》
法金剛院のハスも有名です。庭園の池にはたくさんのハスの花が咲いています。鉢植えのハスもあり、本堂を背景に写真を撮るのに適した場所です。本尊の阿弥陀如来坐像は見ごたえがあります。妙心寺なども近いので合わせて拝観したい場所です。

《三渓園旧燈明寺三重塔とハスの花写真・7月》

《横浜三渓園のハスもきれいです・開花直前写真》

《三渓園睡蓮池の白いスイレンの花写真・高貴に見えます》
横浜三渓園は明治の豪商原三渓が作った名園です。園内には鎌倉、京都、和歌山などの文化財の建造物が移築され、残されています。園内をゆっくり歩くとここが横浜であることを忘れさせます。三渓園のハスも素晴らしく見逃せません。7月下旬から8月上旬の土曜・日曜早朝に観蓮会があります。三渓園睡蓮池に咲く、白いスイレンも高貴に見えます。見逃せないですね。

《京都府立植物園のハス花托写真》
ハスの花は良く観察すると、数日間にわたり閉じたり開いたりします。そして驚くことに花托といわれる、ハチスの部分が受粉期に発熱します。これはコンチュウを呼び寄せ、受粉率を高めることに役立っているのではないかと考えられていました。(現在研究中のようです)またザゼンソウと同じように、恒温動物のように体温を維持するなどの興味深い研究もなされています。(草津白根火山と温泉のザゼンソウの部分をご覧下さい。)

《雨上がりのハスの葉の水玉・ロータス効果写真》
雨上がりの日にハスの葉の上を見ていると、水滴が丸く葉の上に溜まって輝いて見えました。とても美しく心がうたれます。ハスの葉の上では水滴がきれいにころがります。(ロータス効果)ハスの葉の表面には疎水性の細かな突起物があり、水の表面張力で水滴が丸く転がるようです。また水滴が転がり落ちる際に、葉の表面をきれいにすることは、驚きです。

《京都府立植物園のスイレン写真》

《京都府立植物園のオオオニバス写真》
京都府立植物園は京都市北山にある植物園です。広い園内にはたくさんの植物が栽培されていますが、ハスやスイレン、コウホネなども系統的に展示されています。ゆっくり歩いて勉強になる施設です。人が乗っても沈まないと言われるオオオニバスもあります。

《ネムロコウホネの写真・神仙沼・8月》

《神仙沼のサワギキョウ写真》
北海道のニセコ神仙沼にネムロコウホネの花が咲いていました。コウホネもスイレン科の植物です。標高750mほどの場所にある沼ですが、寒冷地にあるために尾瀬のような高層湿原になっています。たくさんの貴重な湿生植物が見られます。

《志賀高原蓮池のスイレン写真・8月》

《志賀高原蓮池の赤いスイレン写真》
長野県の志賀高原に蓮池という池があります。長野冬季オリンピックの会場にもなった場所です。寒冷地ですが、紅白のスイレンがきれいでした。スイレンは北海道や長野の高原などの寒冷地にも見られます。スイレンの葉は水面に接しているために、温度変化の影響を受けにくいので温度に対する適応力があるようですね。一方ハスは温度に対する適応力は低いようですね。

《オアフ島の熱帯スイレン写真》

《台北植物園の熱帯スイレン写真・1月》
オアフ島や台北では、スイレンの花を多く見ることができます。日本のスイレンは花が水面に接しているものが多いですが、熱帯系のものは水面から花が離れたものが多いようです。台北植物園の香睡蓮も華やかできれいでした。

《鎌倉海蔵寺のハチスとハスの実写真》
秋に鎌倉海蔵寺の境内を散歩していたら、ハスのハチスとハスの実が見えました。ハスの実(種子)がきれいな青紫色に見えます。ハスの実は硬く、2000年の時を経て発芽したオオガハスは良く知られています。ハスの実は素晴らしいパワーを持っているようですね。

《ハスの花杔もきれいです》
ハス、スイレン花旅楽しんでいただけたでしょうか。夏の暑い時期にハスやスイレンは涼しげです。たまには自然の中で咲くハスやスイレンを求めて花旅も良いですね。ハスの花はとても高貴な姿をしています。阿弥陀如来様もハスの花に乗っているほどです。最近ではハス茶やハスの実の甘納豆なども紹介されています。もちろんレンコンは坑酸化作用を持つ健康食品としても、注目されています。またハスの葉は中華料理にもよく使われます。これからもハスやスイレンを、生活のなかで楽しんで行けたら良いですね。
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