三浦半島の色図鑑
Color Photo Album of Miura Peninsula
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2009.1.16
三浦半島は早春の花が咲き出し、富士山もきれいに見えます。三浦半島は東京から1時間程度で来ることができる、場所にありますが自然に恵まれ風光明媚な半島です。海に囲まれているので、冬暖かく夏は涼しいです。三浦半島には、横浜市南部、鎌倉市、横須賀市、逗子市、葉山町、三浦市の行政地域があります。どの行政地域も特徴があり、観光地やベッドタウンとしても人気の場所です。今日は三浦半島のきれいな自然を写真で紹介いたします。写真を気軽に眺めてください。
三浦半島の青色・Blue

《走水から見た富士山と東京湾の海》
三浦半島の東側は東京湾です。三浦半島から、東京湾と富士山が同時に見える場所は少ないです。走水の坂から青くきれいな東京湾と富士山が同時に見えました。東京湾も一時に比べずいぶんきれいになりました。この付近であがった水産物は江戸前として、高値で取引されます。

《荒崎から見た相模湾の海》
三浦半島の西に荒崎があります。荒崎は相模湾に面しています。この付近では多様な磯の生物や海浜の植物が観察できます。また、地質的にも観察の適地です。東京湾と相模湾では海の色も微妙に違います。(荒崎ソレイユの丘参照)

《観音崎の青い空とイソギクの花》
観音崎は東京湾の入り口にあります。自然公園や美術館などもある風光明媚な場所です。晴れると空がきれいです。またゴジラの上陸地点とされる、たたら浜は白い砂浜が美しい場所です。観音崎は浦賀水道を通過する、たくさんの船を眺めるにも最高の場所です。(横須賀秋の花散歩参照)

《くりはま花の国のヤグルマギク》
くりはま花の国は一年中花を楽しめる場所です。初夏にはブルーサルビアやヤグルマギクの青い花が爽やかに見えます。くりはま花の国園内にあるハーブの足湯も人気です。秋のコスモスも好評です。

《葉山あじさい公園のガクアジサイ》
葉山町は三浦半島の西海岸にある静かな町です。はやま三ケ岡山緑地の山麓にある葉山あじさい公園のガクアジサイも青くきれいでした。ここから眺める湘南の海もきれいです。(葉山アジサイ散歩参)三浦半島の青い海や青い空はきれいです。三浦半島に青色はにあいます。
三浦半島の赤色・Red

《ヴェルニー公園から見た横須賀港のしらせと赤いバラ》
JR横須賀を降りると、すぐにヴェルニー公園が見えます。横須賀港に面したバラのきれいな公園です。初夏から晩秋まで、バラを楽しむことができます。赤いバラの花がきれいです。今年で引退する、南極観測船しらせも赤い船体で停泊しています。ご苦労様でした。赤いバラが、労をねぎらっているようです。まだしらせは、再就職先が未定です。船としては27歳で若いですが、行方の見えない日本を漂っているようです。

《平成町うみかぜ公園に咲くモモの花と青空》
横須賀市平成町は埋め立てによってできた、新しい街です。横須賀港を望むうみかぜ公園は釣り場やキャンプ場としても人気です。春先に薄い赤色のきれいなモモの花が咲いていました。猿島の眺めが最高の公園です。

《真夏の日差しの中で元気なノウゼンカズラの花》
温暖で空のきれいな三浦半島の真夏に、ノウゼンカズラの花はにあいます。大型で赤いラッパ状の花は鳥媒花の特徴です。赤い花は鳥の目には良く見えますが、コンチュウには見えにくい色です。まだ日本に定着して年数が経っていないので、あまり鳥が蜜を吸いに来ませんが将来温暖化とともに蜜を求める鳥が増えるかもしれません。

《観音崎に咲くアメリカデイゴの花》
秋に観音崎を散歩していると、アメリカデイゴの赤い花がきれいに咲いていました。アメリカデイゴはノウゼンカズラと同じように南方系の花です。一年中咲くようになると日本でもハチドリが見られるようになるかもしれませんね。
三浦半島の黄色・Yellow

《ソレイユの丘のヒマワリ》
荒崎の近くにソレイユの丘があります。南欧風の広い園内には一年中花が咲いています。夏から秋は黄色いヒマワリの花がきれいです。日本ではヒマワリの花は観賞用として栽培される場合が多いですが、海外では良質な油をとるために栽培されるようです。エネルギー高騰、食料品高騰の続く日本でも将来ヒマワリの種が活用されるようになるかもしれません。

《走水の海とキクイモ》
走水神社の近くにキクイモの黄色い花が咲いていました。花は大型で目立ちます。根は芋の様で、食用になるのでかつては救荒食として栽培されました。今では鉄道沿線などに良く見られます。将来また食用として見直されるかもしれませんね。

《雪の中で元気なキクの花》
温暖な三浦半島でも数年に一度大雪が降ります。特に沿岸から少し離れたところでは積もることがあります。北鎌倉でも雪が積もりました。雪の中でも黄色いキクの花は元気でした。キク科の黄色い色素はカロトノイド系の色素です。ヒトの体内でビタミンAに変化します。東北地方ではキクの花を食用にするそうです。
三浦半島の緑色・Green

《強い日差しの中で緑に輝くソテツの葉》
ソテツは熱帯や亜熱帯に多く見られる植物ですが、三浦半島でも良く見られます。キョウリュウのいた時代に繁栄した植物です。強い日差しの中で、ソテツの葉が緑に輝いて見えました。三浦半島の沿岸部にはソテツやヤシの木が街路樹として多く見られます。

《ツタの葉は涼しげです》
地球温暖化の問題が叫ばれて、久しいです。夏のアスファルトやコンクリートは熱く焼けるようです。レンガの壁の表面にツタの葉が覆っていました。とても涼しげに見えます。事実壁の表面温度をかなり下げているようです。「排出CO2量の削減」など難しい言葉も良いですが、生き物として直感的に感じる心地よさも大事にしたいですね。それが温暖化問題など難しい課題に対して、結果的には正しい解決策かもしれません。
三浦半島の茶色・Brown

《木の葉や木の実もきれいです》
暑い夏に日差しの中での散歩にありがたいのは、緑の街路樹です。最近「街路樹の落ち葉が邪魔」などの声が聞こえてきます。最近ではあまり落ち葉の出ない街路樹を植えたり、大胆な枝の剪定を行って街路樹の葉を茂らせない工夫をしている場合もあります。私達現代人の悪い癖で「無駄、効率が悪い、管理に費用がかかる」などと言ってしまいます。秋落ち葉の美しさに、落ち葉を思わず拾ってしまいました。茶色く見えた木の葉も様々な色に満ちていて、とてもきれいです。シイの実もかじってみるとおいしいです。現代では落ち葉などは無駄の象徴のようですが、将来環境負荷のない有機物を含む有用な資源として注目される時代が来るかもしれません。落ち葉などは見ているだけでも心が落ち着きますよね。無駄のない生活や社会は考えただけでも、恐ろしいですね。

《秋のツタとレンガ》
秋レンガに絡みついたツタの葉も色づき、ツタの実が熟していました。レンガの赤茶色や絡みついたツタなどは落ち着いた風情があります。レンガの壁に向かって「ご苦労様でした」と思わず言ってしまいました。レンガやツタに、一生懸命に生きてきた証が見えたような気がしました。「自分もこんな風に美しく枯れたらいいな」と思いました。
三浦半島の白色・White

《白いシャクナゲは透明感があります》

《ハクチョウソウも清楚な花です》
白い花は地味なようで、強い日差しの中では輝くような美しさを見せます。専門家に言わせると白色と言う色はないそうです。白は可視光線のすべての波長を散乱(ミー散乱)させるときに見られる現象だそうです。「白い花には色素がない」と考えられた時代もありましたが、植物の細胞を強い紫外線から守るためのフラボン系の色素やポリフェノールを持っています。従って白い花も細胞内のpHを変えてみると、赤やクリーム色などに発色します。白い花はヒトには見えない色素を持っていて、強い紫外線から身を守ったり、紫外線を見ることができるコンチュウ達にサインを送っています。純白なシャクナゲも良く見ると、赤い部分も見えますね。平成町にハクチョウソウの群落がありますが、白いハクチョウソウも日によってピンクに見えることがあります。白い花も、紫外線から身を守るための日焼け止めを持ったおしゃれな花なのですね。

《猿島沖を運行する飛鳥Ⅱの白い船体と白く脱色した木の柵》
うみかぜ公園から猿島を眺めていると、猿島沖を飛鳥Ⅱが運行しているのが見えました。白い船もおしゃれですね。青い海と白い船は似合います。船を眺めていると、目の前の木の柵も白く脱色してちょっとおしゃれに見えます。木材が茶色に見えるのは、タンニンやリグニンの色ためです。タンニンやリグニンは木材を保護する役割がありますが、これらの物質が水溶性のために風雨や海水によって溶け出してしまい脱色して白く見えます。実は私たちが使う紙は、これらの色素を脱色して白くしています。普通はこの状態では木材は腐食されて、ぼろぼろになってきます。海岸部では塩分濃度が高いために、木材を腐食させる細菌類が十分繁殖できないので硬いままで保護されます。海岸などで白く輝くデッキやフェンスの渋く脱色した色も良い色ですね。
三浦半島の紫色・Purple

《初夏にきれいなしょうぶ園のフジ》

《フジの花を良く見ると》
初夏に咲くしょうぶ園の、フジの花は見事です。古代より藤紫色は好まれた色です。初夏の新緑の中で高貴に輝く紫色は、新鮮に映ります。フジの花も良く見ると、いろいろな色が混ざっています。花に含まれるアントシアニンやフラボンなどの色素が様々な発色をしていることが分かります。一つの花弁の中でも、細胞内のpHの時間的な変化などにより、色のグラデーションが見られます。ミツバチなどの気持ちになって花を眺めると、フジの花が何を求めているのか分かります。

《ハナショウブの紫色もきれいです》
しょうぶ園の紫色のハナショウブもきれいですね。コンチュウの目で見ると、どこから蜜が出て、花粉がどこにあるかもう分かりますね。虫媒花の植物はコンチュウをパートナーにして、互いに進化しているのでコンチュウの気持ちになって花を観察すると見えてくることも多いようです。植物生理学や遺伝学、化学などの知識も大事ですがコンチュウの目になって飛び回ってみたいですね。

《コシキブの紫色もきれいです》
秋になるとコムラサキの実がきれいです。ムラサキシキブの仲間ですが、ムラサキシキブより実が多いのが特徴です。初夏に咲く花もきれいな紫色です。紫色の色素はアントシアニン系の色素です。ムラサキシキブには白色の実もあります。アントシアニン系の色素は果実に一般的に含まれます。
三浦半島の黄金色・Gold

《ドブ板通りの手形は金色》
横須賀にあるドブ板通りは個性的な通りです。戦後横須賀に駐留する米兵相手に発展した通りですが、現在は国際的な感覚の商品が並べられ日本人観光客も多く訪れる人気の商店街です。ドブ板通りの歩道には横須賀芸術劇場で公演した内外のアーティスト達の手形が、並んでいます。真鍮製の手形で、金色に輝いて見えます。皆さんも散歩の途中で探してみてください。

《黄金色に染まる富士山と相模湾の夕日》

《葉山森戸から見た黄金色に染まる湘南の海》
三浦半島の西海岸から見る夕日は素晴らしいです。富士山と湘南の海が黄金色に染まります。夕日の黄金色に近い赤色は、日暮れ時に可視光線の中で最も波長の長いために私たちの目に届きます。夕日の赤色は湘南の海に反射した、空の色と混じり黄金色に輝きます。素晴らしい景色です。時間とともに、紫色に染まっていきます。この景色は世界一の絶景の一つではないか?と思う日もあります。

《紫色に染まる湘南の海》
三浦半島のコラージュ・Collage

《鈴木英人の壁画・神奈川歯科大前》

《さいか屋のクリスマスの飾り》

《花壇の花もきれいです》

《ドブ板通りのワッペンも色とりどり》
三浦半島の色図鑑に満足いただけたでしょうか?都心から1時間で行ける、三浦半島ですが様々な色に満ちています。皆さんも三浦半島の色を楽しみに足を伸ばしてみてください。三浦半島の個性的な色を、きっと楽しめると思います。
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