奈良市ならまち花散歩
Walking at Nara Town
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2009.10.27
平城京に都が遷都されて、今年で1300年を迎えます。奈良市ならまちは平城京の南に位置して、奈良の栄枯盛衰の歴史を見守ってきました。ならまちを花散歩すると、街角の古い石仏や土塀などが1300年の歴史を伝えてくれます。現在の街並みは江戸後期から明治時代のレトロな雰囲気を持っています。今日は平城京遷都1300年で注目の奈良市ならまちを花散歩しましょう。写真と地図を気軽に眺めてみてください。現在奈良市ならまちは秋の花がきれいです。

《平城の飛鳥寺と呼ばれる元興寺写真》
710年平城京に都が遷都されたときに、飛鳥(明日香)にある日本最古の飛鳥寺(法興寺)も平城京に移されました。移された寺は元興寺となり、現在もならまちに残されています。世界遺産にも登録された歴史ある寺です。当時の面影は余り残されていませんが、屋根のかわらに飛鳥寺のものが残っています。

《身代わり申(猿)が下げられた格子の家写真》

《奈良市ならまち格子の家正面玄関写真》
ならまちを花散歩していると、玄関に格子戸のある家がありました。無料で見学できるので、中に入らせてもらいました。格子の家の間口は余り広くありませんが、中は広くなっています。格子になっているので中は風通しがよく気持ちの良い空間が広がります。格子は明り取りにもなっています。防犯の意味もあるようです。

《風通しの良い格子の家の中の坪庭写真》

《格子の家屋根裏部屋写真》

《格子の家アジサイ写真》
ならまち格子の家を見学させてもらうと、江戸時代末期頃の民家を窺い知ることができます。間口が狭くなっています。これは以前間口の広さによって課税されたためで、税金対策だそうです。京都の町家にも見られる坪庭もあり、風通しがよくなっています。アジサイの花も涼しげです。

《ならまち中新屋町菊岡は漢方薬屋さん》

《ならまち中新屋町きもの千福写真》
ならまち中新屋町を散策していると、道が折れ曲がっていることが分かります。これは以前あった元興寺金堂の基礎の部分を避けて道が作られたためだそうです。折れ曲がった小路に古い店構えの商店が並んでいます。お土産や小物を見て行くのも良いですね。

《ならまちに多い身代わり申写真》

《ならまち椿井町の古梅園墨店写真》
ならまち界隈を散策していると、身代わり申(猿)をよく見かけます。古くから残る庚申信仰のお守りです。京都東山や飛騨地方、東伊豆などでも見られます。ならまち椿井町を歩いていると、古梅園の墨を売る店がありました。奈良の墨は名品です。買って帰るのも良いですね。

《猿沢池から望む興福寺五重塔写真》

《アセビの花が咲く荒池と奈良ホテル写真》
ならまちにはいくつかのため池があります。優れた水利技術によって造られたものです。奈良時代から今日まで貴重な水源として利用されています。猿沢の池からは興福寺の五重塔を望むことができます。荒池のほとりにはアセビの花が咲いていました。

《古い土塀も残されています》

《古い石仏を探すのも楽しみです》
ならまちの外れまで歩くと、崩れかけた土塀がありました。とても古いものです。1300年前の平城京を偲んでみるのも良いですね。古い石仏もありました。風化した石仏を見ると古の奈良の都が目に浮かびます。

《奈良時代から大事にされてきた神鹿写真》

《興福寺南円堂とフジの花写真》
奈良では昔から鹿が大事にされてきました。神の使い(神鹿)とされていました。鹿と戯れるのも良いですね。興福寺南円堂まで歩いてゆくと、八重咲きのフジの花が見ごろでした。

《三条通の和菓子屋さんの写真》

《人気者?せんとくん、まんとくん》
奈良市ならまち花散歩はいかがでしたか?奈良時代から残る古い「ならまち」の花散歩は楽しいものでした。街並みは江戸時代から明治頃の姿を残していますが、街角の石仏や遺構は古の奈良の都を髣髴させます。季節の花を見ながらゆっくり歩きたい散歩道です。買い物やお土産を探して歩くのも良いですね。よろしかったら奈良公園花散歩、平城京花散歩も眺めていってください。秋は奈良国立博物館の正倉院展が楽しみですね。
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