赤色の図鑑
Photo Album of Red
秋にお勧め心を暖かくしてくれる赤色を楽しんでいってください
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2008.10.28
赤色は情熱的な色ですが、赤っぽい照明や夕日はわたしたちの心を和ませてくれます。また赤い食べ物は、美味しそうに見えます。今日はわたしたちの身のまわりにある、赤色を写真の図鑑にしてみました。自然の美しい色を気軽に眺めてください。

《夕日と富士山と夕日に染まる海の写真》

《夕日に染まる鎌倉の海とウインドサーフィンの写真》
富士山と夕日と海が同時に見える場所は、実はほとんどありません。三浦半島の黒崎の鼻は、夏でもプライベートビーチのように静かに過ごせる場所です。貴重な海浜の植物も分布しています。(あまり教えたくない穴場です)ここから見る夕日は最高です。夕方材木座海岸から見る、夕日に染まる海も冬場のお勧めスポットです。鎌倉冬の花たよりもご覧下さい。

《夕日に染まる函館駒ケ岳の写真》
夕日に赤く染まる雪山も素晴らしいです。浮世絵で有名な葛飾北斎の赤富士もその一つですね。函館七飯スキー場から駒ケ岳が良く見えますが、雪山が夕日に赤く染まって見えました。夕日はなぜ赤いのでしょうか?太陽の光はプリズムなどで分光すると七色に分かれます。その中で波長が長いために、もっとも空気中のチリなどで散乱されにくい色が赤です。ですから夕日のように斜めに光が差した場合、赤色だけがわたしたちの目に届きやすいわけです。空が青いのと逆の現象です。難しい理由はともかく夕日は美しいですね。

《夏に咲くザクロの花写真・ザクロの花は情熱の花》

《秋に実るザクロの実の写真・良い色をしていますね》
横浜実りの秋もご覧下さい。
ザクロはイラン東部が原産地ですが、その実はヨーロッパの文化にも大きな影響を与えています。ギリシャ神話では冥界の食べ物とされていますが、何故でしょうか?近年健康食品としても、注目されています。ザクロの葉は初夏の頃、目にも鮮やかな新緑が印象的です。じきにオレンジ色のきれいな花が咲きます。秋になると赤く大きな実をつけますが、実が割れる頃も楽しみです。冬の間中、この実を机の上に置いておくのもいいですね。一年中楽しめる植物です。

《積丹半島のハマナスの赤い実の写真》

《美幌峠のコケモモの実の写真・赤くてきれい》
北海道の夏は短いです。短い夏を惜しむように花々は咲き、夏の終わりに実をつけます。未熟な実は緑色で渋いものが多いですが、赤く熟した実は甘いです。ハマナスの実もコケモモの実も砂糖になれた現代人にはそのままでは、多少酸っぱく感じられますが、ジャムにすると最高です。これらの実が赤くなるのはアントシアニンのためですが、果実に含まれる糖や有機酸の増加と関係するようです。未熟な果実は苦く、果実が赤くなると食べごろなのは、おもしろい現象ですね。(積丹半島の植物と自然、屈斜路湖の花風より)

《三渓園の紅梅の写真・早春にきれいです》
早春の三渓園もご覧下さい

《横浜公園の赤いチューリップ写真・印象的です》
横浜公園のチューリップ満開もご覧下さい

《マリンタワーと赤いバラ写真》
横浜バラが見ごろもご覧下さい

《山下公園のノウゼンカズラの写真》
横浜夏の花たよりもご覧下さい

《奈良長谷寺のヒガンバナ写真》
秋の長谷寺散歩もご覧下さい

《鎌倉長谷寺のアジサイ写真》
アジサイ咲く鎌倉もご覧下さい
赤い花もいろいろありますが、花の種類によってずいぶん違って見えますね。植物の赤い色素にはフラボノイド系とカロチノイド系、ベタレイン系とあります。その発色もPHや土中の金属などによっても異なるようです。同じ色素でも、さらにほかの条件によって発色が異なるようです。自然の色は複雑ですね。

《那覇牧志公設市場のアカミーバイの写真・きれいな赤です》
那覇公設市場の魅力もご覧下さい
那覇公設市場では、色鮮やかな魚がたくさん売られています。アカミーバイという魚はきれいな赤色をしています。一般的に深い海に住む魚は、赤い色をしているものが多いようです。これは深い海では、波長の長い赤い光しか届かないためです。

《春日大社の青丹色の回廊写真》
京都夏の花旅もご覧下さい

《平安神宮の蒼龍楼写真・鮮やかな赤色です》
京都夏の花たよりもご覧下さい
あおに(青丹)よし、奈良の都は・・・と詠われますが、奈良の都は春日大社や平安神宮のような色だったようですね。(色についてはいろいろな説があるようです)これらの赤は鉛の酸化物(鉛丹)や水銀の硫化物(辰砂)、鉄の酸化物(ベンガラ)などから作ったようです。いずれにしろ、古代の人々の色に対する知識と技術に驚かされます。

《キタキツネ写真・赤いキツネと言われますが》
函館大沼列車と花旅もご覧下さい
函館大沼を散歩していると、赤っぽいキツネに出逢いました。北海道のキツネはキタキツネです。日本に住むキツネはアカギツネ科で、ホンドギツネとキタキツネがいますが、ともに赤いキツネで良いそうです。一般的に動物の毛の色はメラニン色素で決まるようですが、各個体の毛の色は遺伝的な素質で決まるようです。年齢などによっても、変化するようです。

《セイヨウハッカにとまるベニシジミ蝶写真》
安曇野蝶と花旅、白馬山麓の蝶と花、ニセコ神仙沼花旅もご覧下さい
長野県安曇野市にあるワサビ田でベニシジミ蝶に出逢いました。紅色の翅が美しいです。チョウの翅の色は鱗粉で光が反射すること、によって発色します。したがって見る方向によって、色が違って見えることがあります。

《竜安寺の紅葉写真》

《東福寺敷きモミジ・散りゆく紅葉もきれいです》
京都の紅葉は見事ですもご覧下さい
京都の紅葉は「きれい」と言われています。京都市内にはカエデの木が非常に多いことと、京都が盆地であるために寒暖の差が大きいために紅葉の発色が良いと言われています。植物の葉は一般的には緑色です。これは葉にクロロフィル(葉緑素)という、光合成に欠かせない色素があるためです。晩秋になり、光合成を行わなくなったクロロフィルが分解される過程でフラボノイド系のアントシアニンができるので赤く発色するようです。植物の散り行く前の美しさですね。

《台北植物園の圓形温室と珠蕉・ Cordyline fruticosaの写真》
台北市にある台北植物園を見学していると、珠蕉・ Cordyline fruticosaの赤い葉が美しく見えました。葉がほとんど赤くなっていて、緑色の部分がほとんど見えません。アカジソの葉のように色づいています。「葉に葉緑素はあるの?」と思いますが、あるようです。植物の葉にあたる紫外線が強く光ストレスが高い環境にある場合、植物は光合成に必要な葉緑体を守るためにアントシアニンを合成することがあります。赤くなるのは光合成を続けるための防御だったのですね。以前アカジソをエタノールで加熱したところ(湯せんをしないと引火して危険です)アカジソから葉緑素を抽出できました。葉緑素は存在しています。

《横浜ハロウイン写真・ハロウィンのカボチャも赤いですね》
横浜のハロウィンもご覧下さい
横浜では、10月下旬になるとハロウィンの飾り付けがされます。ハロウィンにはカボチャで作ったJack O’ Lanternも飾られて雰囲気が盛り上がります。このカボチャも赤いですね。カボチャの赤はカロチノイド系の色です。カロチノイドはビタミンAに変わるので普段から食べたい食品ですね。カロチノイド系の色素は水に溶けにくいので、油を加えて調理すると吸収が良いようです。

《紅茶もきれいな赤ですね》
鎌倉の紅葉もきれいもご覧下さい
紅茶はチャの葉を酵素酸化して作られます。チャはツバキ科の植物です。もちろんはじめは緑色で緑茶と変わりはありません。発酵という過程のなかで、紅茶フラボノイドが赤く変化するようです。なんだか紅葉の仕組みに似ていますね。

《赤レンガ倉庫の雪景色写真》
横浜冬散歩もご覧下さい
横浜の赤レンガ倉庫は91年の歴史を持ちます。雪の日に散歩していると、レンガの色が普段より一層、赤く見えました。レンガも赤いですね。レンガは粘土などを窯で焼いて造られますが、粘土に含まれる鉄分が酸化して赤くなるようです。ベンガラが作られる過程に似ていますね。耐火煉瓦は鉄分が少ないためにあまり赤くありません。

《横浜漢帝廟写真・漢帝廟も赤いですね》
春節横浜春一番もご覧下さい
横浜中華街に行くと、赤い門や赤い建物が目立ちます。漢帝廟も赤い建物です。中国には風水思想があります。赤は陽気を引き込む、縁起の良い色だそうです。また、赤色の多い中華街に行くと食欲を増しますね。

《磐梯山と赤い夕日写真》
列車で行く会津花旅もご覧下さい
赤色の図鑑を楽しんでいただけたでしょうか?赤色もいろいろな姿を見せてくれますね。色彩の専門家から見たら、「これは赤ではない」と言われそうなものもありますが、お許し下さい。もしよろしかったら、青色の図鑑もご覧下さい。
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