雪の鎌倉花散歩
Walking in Kamakura at Snow Day
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2008.2.26
湘南地方にある、鎌倉市は夏涼しく冬は温暖です。相模湾から吹く風は真冬でも温かく、もう春の花が見ごろです。めったに雪が積もることは、ありません。でも数年に一度、雪が積もる日があります。通勤の途上で、そんな日に散歩してみました。鎌倉駅では雨でしたが、少し山沿いの北鎌倉では雪でした。通勤途上でコンパクトカメラなので画質はあまり良くありませんが、ご覧下さい。

《雪の中で咲く浄智寺のサザンカ》

《円覚寺門前のスイセンと雪》
温暖化の影響もあり、近年鎌倉に降る雪は重く湿った雪です。浄智寺では、そんなシャーベットのような雪の下から、サザンカの花が咲いていました。下の写真は円覚寺門前に咲くスイセンの花です。スイセンは正月から咲き始め、立春頃までが、見ごろです。北鎌倉駅は円覚寺の境内にあります。首都圏では珍しい跨線橋が無い駅です。

《円覚寺白鷺池にかかる橋と門前の踏み切り》

《北鎌倉駅前のサクラの木にも雪が積もる》
北鎌倉駅で横須賀線を途中下車すると、雪でした。駅から臨時改札口を出ると円覚寺の境内です。白鷺池の太鼓橋にも雪が少し積もっていました。気をつけないと滑ります。これも雪の鎌倉散歩の楽しみです。桜並木の古木に付いた雪もコントラストがきれいです。

《雪の東慶寺境内》

《東慶寺の山門も雪化粧》 《マンリョウの実とササの葉に付く雪》
北鎌倉を出て、3分ほど鎌倉駅方面に歩くと、縁切り寺として有名な東慶寺です。(年表はこちら)すべる足元に気をつけながら、階段を登ると境内が見えます。山門のわらぶき屋根も雪化粧しています。山門の横に見えるマンリョウの実がきれいでした。2月になるとウメがきれいです。江戸時代の紀行本である、江ノ島鎌倉往来(東京学芸大学所蔵本)のP12には東慶寺、円覚寺の表記があります。

《浄智寺の山門と太鼓橋》

《雪の中で咲く白いツバキの花》
東慶寺から3分ほどさらに歩くと、横須賀線の踏み切り手前に、浄智寺への入り口があります。浄智寺は鎌倉五山の第四位に位置する古刹です。山門前の太鼓橋にも雪が付いていました。境内に入ると、白いツバキが雪の下でひっそりと咲いていました。こんな時には、途中下車して来てよかったと思う瞬間です。

《雪の中で咲くロウバイと書院》

《雪のついた古い灯篭とマンリョウの実》

《雪の中から浮かび上がる三つ鱗の家紋》
雪の降る早朝、境内に入らせていただきました。ロウバイの花が雪の中で咲いています。灯篭の近くにあるマンリョウの実も雪の中で輝いて見えました。足元を見ると、雪の中で三つ鱗が浮き上がって見えます。普段は気がつきませんでしたが、雪の日だからこその天からの贈り物です。三つ鱗は浄智寺を創建した、北条氏の家紋です。灯篭や家紋は鎌倉時代の遺構かもしれません。

《竹林の下の雪の付いたハランと石仏》

《スイセンの花がきれいです》

《雪の中に咲くキクの花もけなげです》
浄智寺境内の裏は竹林になっています。竹林の下のハランにも雪がついていました。奥にやぐらと石仏が見えます。鎌倉時代には五輪塔があったはずですが、現在は江戸時代の石仏が置かれています。江戸時代に出版された、旅行ガイドブック鎌倉詣のP10に浄智寺の表記があります。この頃一度は衰退した鎌倉が、江戸時代に主に江戸からの観光地、(札所めぐり)として復活したことを示しています。江戸時代の石仏もこの頃奉納されています。
雪の日の鎌倉散歩でしたが、思わぬ新発見もあり満足できるものでした。出勤前のわずかな時間の途中下車散歩でしたが、いつもとちがう鎌倉の景色を味わえました。

《江ノ電で行く鎌倉湘南の旅も楽しいです》
雪の鎌倉花散歩を見ていただき、ありがとうございました。よろしかったら、鎌倉冬の花たより、江ノ電で行く鎌倉湘南の旅も眺めていって下さい。
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