台湾台北交通事情
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2009.7.28
中華民国の台北市は、日本の都市のように比較的人口密度が高い都市です。台北の周りには山間部が多いので比較的狭い平地に260万人余りが、住んでいます。台北は中華民国の政治経済文化の中心であるとともに、高温の天然温泉が湧き出す、新北投温泉などの観光地を持つ魅力的な都市です。過去には交通事情が決して良いとはいえない状態でしたが、公共交通整備に努め、便利になっているようです。新幹線システムの採用など、日本の交通をモデルにしている部分も多いですが、台北の郊外に山間部が迫っているために、公共のロープウエー建設を試行するなど、積極的な交通政策が注目されます。日本の交通行政の担当者も台北の交通政策を学ぶ点があるかもしれません。

《台北捷運MRT・Metroは台北市民の便利な足です・新北投支線写真》

《タッチパネル式の自動販売機写真》 《切符はコイン状でIC感応式》
台北捷運の路線には、台北市内を縦横に走る地下鉄・地上線(高架線)・新交通システム・ロープウエーがあります。地下鉄線路の幅は日本の新幹線と同じ標準軌で、車内は広々しています。郊外では地上部分を走りますが、高架線になっています。集電は第三軌条方式のためにパンタグラフや架線はありません。乗り心地はかなり良いと思います。木柵線は新交通システムで、タイヤ走行です。騒音が少ないという利点(乗車時にあまり感じない)はありますが、乗り心地は加速減速時に弱点があります。すべての路線と駅で、タッチパネル式の自動販売機とIC感応式改札口が設置されています。切符はIC内蔵コイン式で、入場時には改札口の感応部にコインを近づけるだけで入場できます。退場時にコインを回収するために、リサイクル式で優れたシステムです。(故宮博物院花散歩より)

《台北捷運淡水站写真・高架駅で淡水河に面しています》
現在台北捷運の路線は様々な新線計画があります。(ウィキペディア資料・台北捷運新線計画図)また現在初のロープウエー路線である、猫空纜車が動物園站から山間部の猫空站を結ぶ4033m間で一昨年7月から運行中です。開業以来短い期間で、多数の利用客が利用しています。このことはロープウエーの鉄道輸送としての可能性を示唆しています。現在新北投站近くから陽明山までのロープウエー路線を計画しているようです。台湾は日本と同様、狭い国土に高い山が連なります。山間部での公共輸送を考える上で、参考になることも多いようです。

《700T型を採用した台湾高速鉄道写真・板橋站で》

《台湾高速鉄道車内写真》 《自由席券写真・台北站−板橋站間30元》
2007年1月5日に開業した台湾高速鉄道(交通部台湾鉄路管理局)は開業まで様々な困難がありましたが、現在順調に運行しています。日本の新幹線システムが採用された初の事例なので、気になっていましたが乗車してみると日本の700系とほとんど同じ乗り心地でした。台北站と板橋站の1駅の乗車の場合、自由席券は30元(日本円で約90円)です。切符はタッチパネル式の券売機(高額はカード利用)でも、買うことができます。台湾高速鉄道駅のトイレは頻繁に清掃が行われていて、ペーパーがホテルのように端を三角に折ってあることには驚かされました。なお台湾高速鉄道の切符は持ち帰ることができます。

《瑞芳駅と自強号写真》
瑞芳站周辺地図MAP

《自強号車内写真》 《自強号指定席券写真》
台湾の在来線台鉄(臺灣鐵路管理局)は日本と同じ狭軌です。特急を自強号、急行を莒光号、普通列車を區間車と呼んでいます。臺鐵の自強号(特急)の指定席を、台鉄の窓口で購入してみましょう。まず列車名(自強1061號)日時・乗車区間・乗車人数を紙に書いて窓口で見せてください。(地名を口で発音しても通じないことも多いです)なお2009年は台湾では中華民国暦98年ですので、気をつけてください。そうすると指定券を取ってくれます。指定券と乗車券は一緒になっています。(台北站―瑞芳站間80元・日本円で約240円・指定券乗車券込み)上の指定席は7車(7号車)14号(14番席)になります。台北站(駅)発の下り時刻表はこちらです。瑞芳站へは花蓮站行きの自強(特急・運賃80元)か、莒光号(急行・運賃62元)が分かりやすいです。発車ホームは(電光掲示板で「9:00・花蓮站・自強號・月台2」のように表示されます。なお月台(ホーム)には左右の線路がありますから、乗る列車が左右どちらの線路の列車か気をつけてください)
自強号には車内販売もあります。台北站から瑞芳站までは、窓からの眺めを楽しみながらの快適な鉄道の旅はわずか41分でした。駅で降りる時にスタンプを押すと、切符は持ち帰ることができます。上の写真はスタンプが滲んでしまいましたが、瑞芳站の下車印が押されています。

《莒光号写真・気動機関車が牽引します》

《莒光号車内写真》 《莒光号指定席券写真》

《區間車写真・區間車は普通列車です》
雨の降る瑞芳站から莒光号(瑞芳站―松山站乗車券急行券込みで51元・日本円で約150円)に乗りました。瑞芳駅の登り時時刻表はこちらです。莒光号は気動機関車が列車を牽引するために、自強号より少し加速が悪いです。莒光号の車内は自強号とほとんど変わりなく、清潔でとても快適です。駅で區間車といわれる、普通列車を追い抜きます。莒光号に35分ほど乗車して、私たちは台北站の手前の松山站で途中下車することにします。(九份瑞芳花散歩より)

《桃園機場−松山機場間の高速バス國光号写真》
台湾の高速バスは便利です。國光号はトイレつきです。桃園機場(台湾国際空港)から台北駅まで、所要時間高速経由約60分で、料金は125元です。時刻表はこちらです。バスターミナルは汽車站と表示されています。列車の駅ではありませんので、気をつけてください。列車の駅は火車站です。同じ区間でも中興号(トイレなし)だと75元と安くなります。

《台北−九份−金爪石間の基隆バス写真》
台北からレトロな町並みが人気の、九份までは直通の路線バス(上の写真・忠孝復興駅前から基隆汽車客運バスで約80分時刻表運賃80元)もあります。路線バスは乗車時に15元払い、下車時に残りの金額を払います。

《台北市内の路線バス写真・1区間15元です》
台北市内の路線バスは1区間15元です。長い区間の場合、残りの金額を追加して払います。市内の路線は、複雑で分かりにくいです。路線バスで、士林站から故宮博物館まで利用する観光客が多いです。故宮博物館交通案内はこちらです。

《台北のタクシー写真タクシーは黄色です》
台北はタクシーも便利です。初乗り70元です。タクシーは黄色なので分かりやすいです。地名は発音しにくく、伝えにくいので、地名を紙に書くことをお勧めします。一般的に台北では公共交通が発達していて、値段もほかの物価に比べ安くしているようです。目的と用途に合わせて選ぶと良いようです。自分の足で歩いて回る、台北花旅を楽しんでください。
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今回取材に当たり、ユナイテッドツアーズ、台北市星港旅行社股份有限公司の皆様に大変お世話になりました。感謝いたします。謝謝。
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