台湾北投温泉淡水花散歩
Walking at Xin-Beitou and Danshui with flowers
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2009.7.22
今日は中華民国の台北から郊外に向け、台北捷運のMRT淡水線に乗って列車で花散歩してみましょう。MRT淡水線は台北の中心部中正紀念堂駅から、北に向かう、便利な列車です。MRT淡水線は数分おきに運行され、料金も最低区間20元(日本円で約60円)で車内も清潔で乗り心地の良い列車です。郊外には新北投支線があり、支線の終点新北投駅のすぐそばに素晴らしい北投温泉もあります。本線の終点、淡水駅近くには水の都淡水老街があり、台北市民の憩いの場です。それでは台北北投淡水花散歩を写真と地図で紹介しましょう。

《新北投地熱谷写真・池は濁り青磺で90℃以上の高温です》

《北投駅に到着した新北投支線の列車写真》

《新北投駅近くにある熱帯ムードの知行公園写真》
淡水線の北投駅から支線に乗り換えると、新北投駅までは数分で着きます。台北駅から、乗り換え時間を含めても30分足らずです。料金は35元(約120円)です。(以前磁気カードであったMRTの切符は、最近IC認識のコインになりました。ゲートの感応部にかざすだけでOKです)駅から砿港渓(温泉の流れる川です)沿いに公園があります。熱帯ムードが漂う気持ちの良い公園です。公園を砿港渓に沿って、上って行くと地熱谷に着きます。公園を歩いて行くほうが道路を歩くよりも、感じがよいです。(途中から道路に出ます)

《砿港渓写真・砿港渓には温泉が流れています》

《知行公園の熱帯スイレン写真》

《知行公園のブーゲンビリアとヤシの木写真》
公園には真冬でも、熱帯スイレンやブーゲンビリアの花が咲いています。途中砿港渓と呼ばれる川が流れていますが、手を入れるとお湯が流れています。少し白濁した、温泉です。台北の人たちは休日には川に足を浸して、足湯のように楽しむそうです。大都市の郊外に、こんな場所があるのはうらやましいですね。

《15分ほど歩くと地熱谷です》

《地熱谷写真・高温の湯が湧き出ています》

《黄色いイオウ成分写真・イオウ成分が石に付着しています》
知行公園の花や砿港渓の流れを楽しみながら散歩して15分ほど歩くと地熱谷に着きます。途中北投温泉博物館があります。今年3月リニューアルオープンしました。湯は90℃以上の高温で、「青砿」と呼ばれる強酸性(pH1.2〜pH1.6)です。水面からは湯気が立ち込めています。お湯の色は万座温泉と似た薄青緑色(地元では「泉水清K微克雷ハ」と美しい言葉で表現しています)で白濁しています。ラジウム(鐳・中国語)泉で、ここから世界的に珍しい鉱物の北投石(Hokutolite)が産出します。北投石は硫酸バリウム(BaSO4)と硫酸鉛(PbSO4)が4:1で結晶を作った鉱物です。微量に含まれるラジウム(Ra)がアルファ崩壊し、ラドン(Rn)に変化する時に、放射線(アルファ粒子・He原子核)を出します。放射線(がん治療にも使われる)は多量に被爆すると発がん性がありますが、温泉療法ではラジウム泉は薬効が強いと言われています。とても良い温泉です。

《當紙錢焼き場と地熱谷写真》

《姑婆芋(クワズイモ・Alocasia odora)写真》
池の近くに當紙錢(わら半紙でできたお金)焼き場がありました。中国では家族が亡くなった命日に、わら半紙でできたお金を焼く習慣があるそうです。當紙錢を焼く場所は横浜中華街の漢帝廟にもあります。

《ポトスの写真・葉一枚は長さ30cmほどある》

《湯気が立ち上る地熱谷と寺院写真》
地熱谷には温泉の湯気が立ち込めるため、高温多湿になっています。そのため熱帯雨林に育つ植物が見られます。姑婆芋(クワズイモ・Alocasia odora)やポトス、ヤシ(椰子)が育っていますが、ポトスの葉は長さ30cmほどあります。温泉の周りは熱帯雨林のような環境になっているようですね。

《MRT淡水線終点淡水駅写真》

《淡水の公園とウナズキヒメフヨウ写真》
再びMRT淡水線に乗り終点の淡水駅に着きました。淡水駅は淡水河の河口に面した、きれいな駅です。駅を出るとそこは洒落た散歩道です。駅前の公園にはウナズキヒメフヨウの花が咲いていました。

《淡水河写真・淡水は河口の街です》

《淡水河に棲むアマサギ》
淡水河に沿って散歩道があります。歩いていると小さな漁船が繋がれていて、旅情を誘います。漁船の上にはアオサギがたたずんでいました。アマサギもいました。

《淡水河畔に咲くHibiscus tiliaceus写真》

《木の実を食べる野鳥の写真》
淡水河畔を歩いていると、Hibiscus tiliaceusが咲いていました。黄色いハイビスカスに似た花です。オアフ島で観察した植物と同じものです。ハワイではHauと呼ばれます。台北で出会うとは思いませんでした。淡水河では野鳥も多く観察されます。種類はわかりませんでしたが、木の実を盛んにつついていました。河畔の散歩道には土産物屋さんや軽食屋さんも多いです。寄り道しながら歩くのも楽しいですね。

《参拝客でにぎわう淡水老街の福佑宮写真》

《福佑宮の屋根とヤシの写真・南国風です》
河畔の散歩を終えて、街中にある老街といわれる、中正路を歩きました。古い通りで、福佑宮や龍山寺などの古い寺院もある魅力的な散歩道です。土産物屋さんも多い通りです。

《中正路写真・寄り道におもしろいです》

《タケやシュロ・ヤシ・ヘゴの民芸品は見ているだけで楽しい》
タケ(禾本科)やシュロ(棕櫚)・ヤシ(椰子)・ヘゴ(蕨類)の民芸品を売っている店を覗いてみました。これらの民芸品は台湾の特産品です。見ているだけでも楽しいです。お土産にも最適です。

《お土産屋さんもたくさんあります》

《公明路夜市写真・夜は賑やかです》
公明路は夜になると楽しい夜市が開かれます。鐡蛋と書かれた、黒いものが売られていました。鐡は鉄、蛋は卵を表しますが、気になります。よく見ると、醤油のようなもので卵を黒くしたようです。気になりましたが、買いませんでした。後になって、後悔しました。ラーメンに入れれば、おいしそうだな?と思っても、後の祭りです。英専路で夜市を楽しむのも、良いですね。

《夜市定番のトマト飴は意外にうまい》
もちろん淡水の夜景もきれいです。今日はMRT淡水線沿線の新北投淡水花散歩を写真で紹介しましたが、故宮博物院や士林夜市などに寄って行くのも良いですね。台北花旅はまだまだ続きます。
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今回取材に当たり、ユナイテッドツアーズ、台北市星港旅行社股份有限公司の皆様に大変お世話になりました。感謝いたします。謝謝。
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