| ぴょんぴょんキャルルのまあじゃん日和(びより) |
| * | 発売元と販売元ってどう違うんでしょう |
※「麻雀」は英語で正しくは mahjong と綴るのですが、ここではパッケージ背のアルファベット表記に従うことにします。
キャルルうれし〜(byキャルル)
1998年の年の暮れ。
KGR氏「いや〜、すごい物を手に入れてしまったナリよ」
私「何?」
KGR氏「ぴょんぴょんキャルルのまあじゃん日和」
私は『ぴょんぴょん』の部分だけ聞いて、彼がなぜそれを私に見せようとしたのかわかったような気がした。
KGR氏がかばんからそれを取り出し、私に手渡した。
なんだこれは。
私はそれを持ったまま、派手に机から転げ落ちた。
パッケージの表に「ぴょんぴょんキャルルのまあじゃん日和」というタイトルと一緒に、登場キャラクタが描いてある、しかしなぜか兎娘のイラストだけが原画。絵は決して色気のある絵ではない。レーティングは『全年齢』、脱衣麻雀ではないらしい(この絵で脱衣だったらそれはそれで嫌だが)。
私「何で兎娘だけ原画なんだ―――」
メーカーは……ジャレコと……なんとナツメ!! ジャレコといったら「スーチーパイ」、ナツメといったら「アバドックス」しか思い浮かばない。この二つを足して2で割って……演算結果NaN*。
| * | Not a Number(非数である) |
ひっくり返して、裏を見る。
| 『メルヘン美少女7人のドリーム麻雀ワンダーランド!!』 |
私「ま……まあちんめいず*……」
| * | メルヘンメイズ(ナムコ)のこと。 |
| (顔写真) | 雪絵れなさんをはじめ、魅力的な声優さんがいっぱい! |
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今回は声優としてまた歌手としてマルチな魅力を発揮してく れた彼女。TVアニメ『童夢くん』のあかね、『おばけのホーリー』 のロージー、ゲーム『きゃんきゃんバニーEXDX』のヒロイン・ スワティなどパワフルに活躍中です。 | |
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この商品は、(株)セガ・エンタープライゼスが SEGA SATURN 専用の ソフトウェアとして、自社の登録商標SEGAの使用を許諾したものです。 | |
| * | いや〜、今の私なら忘れるはずがありませんがね、これ私が小学生のころやっていたアニメですよ。当時の私なら記憶に残ってなくって当然ですね。 |
説明書を開く。登場人物は
| * | あ、でも確か「地球の人間と麻雀勝負をして平和的に脱がす」などというゲームがあったような……(何で知っている) |
| 願 い 事 : | 男になってマリア を恋人にしたい |
| * | メタモルVのキャラクターには、宇宙人であっても誕生日が設定されているのですね……地球暦に変換したんでしょうか…… |
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最強の 女子高生 ミッチー参上!! ミッチーの 必殺スーパー イーペーコー・アタックに 耐えられるかなァ?! |
さらに説明書を読み進めていくと、ゲーム内で使われる歌の歌詞と声優紹介のページに来た。極パロのサントラCDのと大して変わらない。一人だけ写真が白黒になってる方がいらっしゃるんですが、故人なんでしょうか(違うとは思うが)。
最後に説明書の裏表紙。なんとキャルルが兎型機動メカに 乗って またがって空を飛んでいる!!兎も一緒に空を飛んでいる!! やっぱり空飛ぶバニーガール(兎娘含む)には兎がオプションとして付くのか〜?!(笑)
私「ぐはぁっ」
一通り説明書に目を通したあと、私はKGR氏に聞いた。
私「どうしてこんなものを……?」
KGR氏「これを逃したらもう見つからないかもしれないと思って」
私「う〜ん、欲しいなぁ……」
KGR氏「悪いけど、そういうわけで譲れない」
譲ってはもらえなかったが、彼は最初から私にこれを貸すつもりで持ってきてくれたようで、私はKGR氏からありがたくこのソフトを借り受けた。
あぁん……(byアロア)
セガサターンに「ぴょんぴょんキャルルのまあじゃん日和」のディスクをセットして、スイッチオン! 画面に現れる妙にのどかな景色。流れ出す主題歌。やがて画面にキャラクタが現れる。
私「おぉ! αブレンディング*使ってる! ドラキュラX(セガサターン版)より凄いぜ!」
| * | 入力画像AとBから、C=αA+(1-α)B という関数を用いて(?)出力画像Cを合成する手法。簡単に言うと画像AからBに滑らかに変える(α=1→0)手法。 |
メニュー「おしながき」で選ぶのは、選んだキャラクターのストーリーに沿ってプレイする「すとぉりぃもぉど」、プレイヤーキャラと相手をそれぞれ選んで対戦する「ふりぃもぉど」、設定「おぷしょん」、原画とカラオケが楽しめる「おまけ」の4つ。(カラオケの凄さを知ったのはクリア後ですがね)
すとぉりぃもぉどで始める。当然、キャラクタを選ばなければいけない。選択すると自己紹介をしてくれる。
キャルル「わたし、ぴょんぴょんキャルルちゃん。恥ずかしくっても、ちゃんとそう呼んでね」
ダ、ダメだ〜(卒倒)
でも選択の余地はない。決定。
最初に戦う相手は魔法使いのアロアちゃん。画像はギャルゲー並みにでかい。画面に映るのは顔だけかと思っていたら、 なぜだか画面が上下にスクロールして全身を見せてくれる。
私「す……すげえ(何がだ(汗))」
勝負の前に会話シーンがあるのだが、ちゃんとせりふに合わせて口が動くし、キャルルとアロアで音声が左右に振り分けられているので、ちゃんと音声も聞き取ることができる。
アロア「あれっ? キャルルちゃん? あなたも来てたの?」
キャルル「うわぁ〜い、アロアちゃんだ。アロアちゃんも何かお願い事?」
私「おぉっ! きちんとステレオでしゃべる!」
アロア「えっ? う、うん……」
キャルル「どんなお願い事?」
アロア「うん、あたし、魔法使いとしてはまだ半人前でしょ」
キャルル「はんにんまえ〜……」
アロア「だから、立派な魔法使いにしてもらいたいの」
私「他力本願な……」
この後、キャルルが「はんにんまえって何?」と聞くかと思いきや、さすがにそこまではしなかった。ま、せっかくだけどここらへんにしておく。
どうやらキャルルは「七色のにんじん」というものを求めて麻雀の神様に会いに行くらしい。
麻雀勝負が始まった……
(私は麻雀に詳しいわけではないので省略)
驚けっ!リーチよぉ〜!(byカヨ)
これなら私も麻雀を覚えられるに違いない。だがKGR氏が譲ってくれない以上、自分で探すしかあるまい。私は H.Kuwano氏、KGR氏とともに秋葉原のショップを探すが、どこにもない。秋葉原の交差点で、私は思わず叫んでいた。
「キャルルほし―――」
H.Kuwano氏「叫んじゃダメだよ」
く……くそぉ、もうぴょんキャルは手に入らないのか? そう思いつつ、最後に入ったメディアランド。中古フロアには……ない。そうだ、ポスター付きメタモルVデラックスを買わねば。新品フロアへ移動、よもや無いとだろうとは思いつつ、棚に目を走らせる。―――?!
「―――はっ?!」
秋葉原のショップをさまよった末、ついにメディアランドで発見*!メタモルVデラックスとセットで購入(爆)
| * | この顛末については、詳しくD2J1ゲーム研究部の Travel&Treasure を参照のこと |
キャルル「キャルル宇宙人じゃない〜、うさぎ娘だもん」
カヨ「じゃあ、その耳は何なのよ」
た、たすけてぇ〜(卒倒)
私の精神は、確実にキャルルに汚染されていく。(まあ、別にいいんだけど)
第3戦、対ミッチー。
対話に中国の故事まで出てくる。意外と学がある(そりゃ、高校生だからね)。しかも一休さんネタが!! ポクポクポクポクポク。チーン。
ミッチー「『キャルリ』ってどう?ねぇ、とんちきいてる〜?」
キャルル「キャルリ? うん、きいてるきいてる」
私「どうせなら『きゃるのれ』(←カタカナで書いてみよう)にしようよ」
第4戦、対ザキ。
キャルル「うわ、うわ、刃物持ってる、こわ〜い」
ザキ「ん? あっ、これはアクセサリー。豆腐ひとつ切れないんだから……」
キャルル「豆腐切れないからって、か弱いうさぎさんを斬ろうだなんて……」
第5戦、対ニーナ。
ニーナ「ところで、七色のにんじんって、どこにあるの?」
キャルル「宇宙!」
ニーナ「宇宙のどこ?」
キャルル「わかんない!!」
あ〜、死ぬる〜(卒倒)
君もなかなかやるねぇ(byザキ)
ぴょんキャルを始めて3時間後。
おぉっ、自摸(ツモ)ったぁ!
ニーナさん、マイナス100点。
私「勝った―――」(トリオ・ザ・パンチの忍者の真似、エアーズアドベンチャーのガッツポーズ、土月の勝利ポーズ、あかねちゃんの投げキス、エトセトラ、エトセトラ……)
エンディングでキャルルは宇宙に出る(詳しい話は内緒)。宇宙服を着ているようなのだが、うさ耳は真空極低温(だかどうだか知らないが)の宇宙空間にむき出し!
私「……やはり兎娘は宇宙空間でも平気なのか……」
おまけを覗くと、なんとカラオケ機能が使用可能になっていた。カラオケ(当然、歌は入ってない)だけに歌詞が出るのだが、これが曲の進行に合わせてきちんと歌詞の色が変わる優れもの! カラオケ機能では、曲は2番まであって、歌詞も出てくるのだが、オープニングデモでは1番を歌って終わってしまう。2番はどうやったら聴けるのだろう?(もしやサントラでも出ているのか?!)
ミッチーは無敵だね!*(byミッチー)
| * | どっかのセーラーファイターも同じこと言ってたような…… |
| * | ドンジャラはバンダイ(旧ポピー)の商品につく名前のようです。トミーの「ポンジャン」のほうが有名ですが、個人的にはドンジャラのほうが好きです(家にあるからだよ)。 |
ただ、IBM5550用麻雀を見て育った人間としては、流局や聴牌(テンパイ)、No聴(ノーテン)は漢字か、せめてカタカナで書いてほしかったかな。
しかし、「プラジョ並みに下手な歌」を聞くためには、全員でクリアしなければならない……うさ耳についての話も聞けるらしい……やらねば……
あと、会話シーンの音声が左右に振り分けられているのもポイント高い。極パロのサントラCD以来かもしれんなぁ、こういうの。
神様に反逆するなんてぇ(byニーナ)
誰も言ってくれないらしいので、せっかくだから私が言ってあげよう。
「キャルルちゃん、あんたはえらい!」
ところで本当に余談で恐縮だが、Unicodeが普及すると「タンヤオ」とか漢字で書けるようになるのかしらん?
しかし、これ以外のジャレコの麻雀ソフト……すなわち「スーチーパイ」のことだが……に、全く食指が動かないのである。バニーガールもいるのに。自分でも不思議なくらいだ(とか言いつつ、見つけたらふらっと買ってしまいそうである。無論『X指定』のやつを)。
書くのを忘れてた。1998年の暮れに両親の実家に帰省したとき、私は親戚の家*で従兄弟に尋ねられた。
| * | ちなみにその家には光栄の『麻雀大会』(ファミコン版)がある。 |
『ぴょんぴょんキャルルのまあじゃん日和』などと口にしたら馬鹿にされそうだし、いくらなんでも、いたいけな少年*を異次元世界に引きずり込むわけにはいかないじゃないか!!(爆笑)
| * | とはいえ彼は極パロにはまった当時の私より年齢は上なんですが。 |