室内模型飛行機 Indoor Plane
「室内模型飛行機」(インドアプレーン)とは、模型飛行機の一つのジャンルで、室内(体育館や大きな会議室など、気流が静止している場所)で飛行させることを前提に作られた機体を使い、おもに滞空時間を競うものです。
インドアプレーンにもいろいろな種類があり、いくつかはFAI(Federation Aeronautique Internationale,国際航空連盟)の公認規定として各国で競技が行なわれています。
国内では「日本インドアエアロクラブ(JIAC)」が日本選手権をはじめとする競技会を開催しており、普及のための活動も行なっています。
また、三島フリーフライトクラブをはじめ、愛好家の団体もいくつか活動しています。

飛行シーン(1.1MB)

飛行シーン(1.8MB)
飛行シーン(999KB)
室内機・ペニープレーン

室内機・ペニープレーン「べんけい改」

「ペニープレーン」は、イギリスの1ペニー貨(約3.2g)以上の重さがあることを規定
にした種目です。重量に余裕があり、重量以外の制約が少ないため初心者でも比較的作り
やすいのですが、反面、追求しようとすればかなりの性能を持つ機体にできます。
翼面積を稼ぐため、主翼を超幅広にしたのが写真上のオリジナル機(製作・赤坂雅之)。
写真下の「べんけい改」は日本の室内機のパイオニア・野中繁吉さんの設計が原型です。
室内機・キャビン型各種

細い棒材の骨組みに透明フィルムというスケルトン状の機体が多い室内機を、少しでも
“より飛行機らしい”ものに近づけようと、イメージを重視したキャビン型の種目がいく
つか作られています。左が「マンハッタンフォーミュラ」、右はマンハッタン風のオリ
ジナル機です。(製作・両機とも赤坂雅之)
マンハッタンの場合、胴体は一定の断面積を持った箱形(キャビン)でなければならず、
また紙貼りでなければならない、脚を付けて地上から離陸しなければならないなど、実際
の飛行機の姿と飛ぶ様子に近づけた競技規定となっています。
飛びっぷりもなかなか優雅で、見る人のウケもよい種目です。
室内機・EZ−B
飛行シーン(1.3MB)
「EZ−B」は、その名の通り、当初は“誰にでも作りやすい、easy(ez)な室内機”
を目指して作られた規定でした。上級者と初心者の差をつけにくくするため、斜め方向の
支柱は禁止、プロペラは骨組み式ではなく1枚の板で作る、等の制約がありました。
しかし、数多くの制約を遵守した上で徹底した高性能化が図られるのも、規定というも
のの常。今では平気で10分を超える種目になり、必ずしも初心者向けとは言えなくなっ
てしまっています。
室内機・ロガロ型

およそ、あらゆる形式のゴム動力機の中で、私にとっていちばん飛ばすのが難しかった
のがこのロガロ型です。推力線に対し、主翼(主膜?)の迎角が過大なためでしょうが、
ゴムのトルクが強い発進直後と、それが弱まってくる後半とで、機体の挙動が全く異なり
ます。前半に合わせた調整では後半が突っ込みになり、後半に合わせると発進直後にピッ
チングに入ります。まったく手に負えず、今に至るまでまともな飛行はできていません。
写真の機体は、いまはなき「サンスター」社のキットで、設計はこれも野中繁吉先生で
すが、野中先生自身が著作の中でその調整の難しさに触れていました。