乳児性湿疹(1)

 ニキビや脂漏がおさまってきたはるタロですが、今度は、口の周りやひざの裏が赤くなってしまいました。生後2ヶ月検診でかかりつけの小児科の先生にそのことを話すと、「湿疹」と診断され、リンデロンVGというステロイド軟膏が処方されました。生後2ヶ月〜生後6ヶ月くらいまで悩まされた、赤いジュクジュク湿疹について、書いていきたいと思います。

 さて、処方されたリンデロンは、塗ると数日でキレイに治ります。しかし、しばらくすると、ひざの裏が痒くなるのか、足のつめでひっかいて、再びジュクジュク。口の周りも赤々…。

 ここで赤ちゃんの肌について、ちょっとお勉強。

 赤ちゃんの皮ふの厚さは約1mm、大人の約1/2しかありません。生後4カ月ころまでは、多く分泌されていた皮脂量も、4カ月を過ぎると急に少なくなって、大人(20代のママ)の約1/3に。皮脂が少ないと肌のバリア機能が十分に働かないので、外からの刺激などを受けやすい状態になってしまうそうです。

 また、肌の表面のpHは酸性から中性に近づくにつれ、細菌が増えやすくなるのですが、大人の皮膚表面のpHが弱酸性に保たれているのに対して、赤ちゃんの皮膚は中性に近く、皮膚トラブルを起こしやすい状態なんだそうです。 さらに、あの小さな赤ちゃんの体には大人と同じ数の汗腺があるため、同じ面積に大人の6〜7倍もの汗腺があるわけです。そのため、赤ちゃんは大人の約2〜3倍ほどの汗をかきます。汗をかいたままにしておくと不潔な状態になりやすいので、あせもや、ひどいときは皮膚トラブルを起こすこともあります。

 と言う訳で、この湿疹はやっぱり赤ちゃんで皮膚が弱いから、つねに起こる洋服との摩擦や、ダラダラと滝のように流れるよだれなんぞに反応して炎症を起こしているために、完治しないんだろうと思いました。

 しかし、季節(当時は冬)の関係も重なって、赤く乾燥した口の端は、切れて中の肉が見える!!本人は感覚が鈍いためか、痛がったりしていないのが不幸中の幸いなのですが、見てるほうはツライ。

 薬(リンデロンVG)を塗ると治るけれど、またすぐに赤くなるということを約2ヶ月くらい続けていました。しかし、よく効く薬というのは、それだけ強いということですよね。ステロイド軟膏について調べてみると、やはり長期間、使用すると、副作用がでるとのこと。
 薬を塗ることで一次的に皮膚がキレイになっても、根本的な解決はおそらく、成長して皮膚が丈夫になることしかないだろうと思ったワタシは、よっぽど悪化したとき(皮膚が剥けてジュクジュクしたとき)以外はリンデロンを使わずに、他のもので保湿をするようにしました。

 ステロイドがイヤということで、勝手に薬の使用を止めるということに関して、「医者の意見を聞かない勝手な判断は過ちのもとだ」という皮膚科の先生と、「ステロイドは一度使うとやめられなくなる麻薬のような薬だから、即刻止めて正解」という皮膚科の先生と、現在もいろいろな考えがあるようです。

 薬というものは諸刃の剣なので、上手く付き合うべきだとおもうんですよね。極端に嫌って症状を悪化させるよりは、正しい情報を知り、正しく使う。そして必要以上には頼らない。薬を使用する時には、信頼できるお医者さんに相談して、最終的には、自分の意思(赤ちゃんの場合には親が)で責任をもって決めるという必要があるのではないかと思います。ステロイドのようにお医者さんの中でも見解が分かれるような薬の場合には特に・・・。

 リンデロンを常時使うのを止めて、保湿のために使用するようになったのは、ヴァセリンリップクリーム(←クリックすると商品ページがでます)と白色ワセリン。

 白色ワセリンについて

 白色ワセリンは薬局で手に入ります。
 最もポピュラーな保湿剤で、石油から得た炭化水素類の混合物を精製、脱臭、脱色したもの。中性で刺激性がなく皮脂膜の代用となる被膜を形成し、皮膚保護作用に優れる。乾燥して痒い程度ならワセリン単独でもかなり有効なんだそうです。
 しかし、吸水性がなく皮膚への浸透性が乏しく、作用は表在性で粘着性が強くてベトつきやすいのが欠点。

 赤くなったり、少し良くなったりを繰り返しながらですが、なんとかこれで冬を乗り切りました。暖かくなるにつれ、口の端が切れているのは治ってきました。うーん、やっぱり時間が解決してくれるものだったらしい。しかし、生後半年を過ぎた頃から、今度はキレイだった背中やお腹がカサカサに・・・。

 かくして、まだまだ湿疹との戦いは続いたのでした。

 

参考サイト
ベビカム
たらお皮膚科
加藤小児科医院
アトピー・ステロイド情報センター

ニキビ様のできものや黄色い蝋のようなかさぶたがでる場合は
赤ちゃんニキビ・脂漏性湿疹にGO
背中やお腹の肌が乾燥するカサカサ湿疹に関しては
乳児性湿疹2にGO

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