ちょっと前から海上に社があると言われる福岡県の宗像大社に行ってみたいと思ってました。
そして、せっかく九州に行くなら大分県にある全国八幡社の総社である宇佐神宮にも行ってみたい。
あぁ、そうだ。せっかくだから島根の須佐神社、須我神社にも行きたいし、熊野大社、八重垣神社にももう一度行ってみよう・・・、という感じでいきたいところを全部回る無謀な旅行をこの夏の長期休みを使って行ってみました。
今更ながらだけど、さすがに疲れた・・・。
今回はこの無謀な行程も併せて楽しんでもらえれば幸いです(^^;
- 取りあえず九州へ
今回の一番の目的地は宗像大社だったので、とにかく九州に行かないといけません。
休みの都合で出発するのは8/10になります。えぇ、帰省ラッシュの真っ盛り。
おかげで格安チケットも使えません。
さてどうしようと思ってたんですが、ここは天の配剤というべきか日航の株主優待チケットがあります。
そう、なぜか今、私は日航の株主なんです(笑)
これで福岡までは片道半額でいけるようになりました。
ということで、最初の行き先は福岡空港。そこから少し博多見物をして宗像大社に行くことにします。
- 博多の櫛田神社と下照姫神社
空港から博多へは地下鉄が通ってます。
そこから博多祇園山笠で有名な櫛田神社へ。
空港に着いた頃はまだ降ってなかったけど、この神社に着いた頃に博多は大雨になってました(^^;
ここを見るのは博多祇園山笠の観光のためではなく、今回の旅行の目的の一つに素戔嗚尊系の神社を見て回るというのがあるためです。
ただ、この神社は「地元に非常に密着している+観光地化している」という感じであまり神社としての感想はありませんでした。
次に地元の商店街を抜け、ラーメンを食べ、そして福屋へ。
ここでお土産の明太子を買って、それで博多のミッションは終了です。
ただ博多駅に向かう途中、下照姫神社があるので参拝します。
正直言って、下照姫がどういう神様か判らなかったのですが、この神社は小さな祠ながら非常に良い感じの神社でした。
帰ってきてから下照姫について調べてみると、この神様は大国主命と田心姫との間の姫で天稚彦の妻。
天稚彦は大国主命に国譲りを説得しようとして逆に取り込まれ、天からの使いの鳥を殺したことで自分も殺されてしまう悲劇の人です。
なんで、こういう方の神社が博多にあるんだろう・・・?ちょっと意味深な感じもします。
- 宗像大社
博多からJR鹿児島線で小倉に向かう途中に東郷という駅があります。
列車が東郷駅についた頃には土砂降りだった雨はいつの間にかやんでいます。
これって、早く宗像大社に来いってことだったのかな?
まあ、それはともかく、東郷駅からはバス、またはタクシーで宗像大社辺津宮へ向かいます。
今回はバスの時刻表と合わなかったので贅沢してタクシーを利用しました。
ここで宗像大社の説明を簡単にしておきます。
宗像大社はその名の通り、宗像三神を祭る神社です。
宗像三神とは市杵島姫、湍津姫、田心姫の三神です。この三神は天照大神の御子として知られています。
宗像大社辺津宮には市杵島姫、中津宮には湍津姫、沖津宮には田心姫がそれぞれ祭られています。
この辺津宮は陸地にありますが、中津宮は大島にあり、そこに行くにはフェリーに乗る必要があります。
沖津宮はさらに遠く大島から40kほど離れた沖ノ島にありますが、ここには残念ながらフェリーもありません。
ということで、今回は辺津宮と中津宮の2つに参ることにします。
辺津宮はさすがに宗像大社の玄関、または本殿という位置づけでさすがに広く綺麗です。
またここには摂社に二宮、三宮として湍津姫、田心姫も祭られています。
宗像大社の特徴として、本殿に行く手前に池があり橋を渡る構図になっているようです。
少なくとも辺津宮と中津宮の両方がこのような作りになっていました。
池が左右にあってそれを堀でつなぎ、その堀の上に橋を架けているような感じになっています。
後、鳥居はあるのですが、それと同等のものとして道の両脇に竹を二本立て、藁で出来た紐で結んだものが多く見られました。これも宗像大社系神社の特徴なのかもしれません。
ただ、辺津宮の最大の特徴はなんといっても古代祭祀の場として残している高宮でしょう。
ここは宗像の神が御降臨した場所としても知られています。
そこには社も祠もなく、ただ場だけが存在しています。その存在感の強さが強く印象に残っています。
辺津宮では、宗像大社の由緒について書かれた資料とビデオをゲットしました。
特にビデオは貴重な資料がいっぱい映っています。しかも、二千円という安さ。
これをゲットすることも今回の旅の目的の一つ、と言っても良いでしょうね。
さ、ここまで来たら辺津宮も終わり。次は中津宮です。
中津宮は大島にありますが、そこに行くフェリーは神湊港から出ています。
まずは辺津宮からその神湊港へ移動します。
移動手段はバス、タクシーのいずれでも良いでしょう。
神湊港につくとそこにも宗像神社がありますが、ここは立ち入り禁止になっています。
しかし、立地条件を見ると中津宮を見るための神社として機能していたようです。
大島へは神湊港からフェリーで25分。
大島に着くと中津宮はフェリー乗り場から100mそこらでしょうか。
辺津宮と比べるとかなり小さいですが、それでもずいぶん綺麗な神社がそこにはあります。
また中津宮の隣にも神社がありますが、残念ながらこっちは見てくる時間の余裕がありませんでした。
今回、遅い時間に行ったので帰りが最終便のフェリーしか残ってないのです。
ほんとは沖津宮を見る場所が大島の対岸にあるのですが、これも残念ながらパス。
結局、大島では中津宮だけ見てさっさと帰ることにしました。
ここまでで初日の目的はすべて終了です。心残りのところは家に帰ってからビデオで見よっと。
後は最終のフェリーで神湊港に帰り、そこからバスで東郷駅。そしてホテルを予約している小倉に帰るだけです。
帰りのフェリーでは止んでた雨がまた降り始め・・・。これっていったい・・・(悩)
まあ、考えても仕方がないので忘れましょう(笑)明日は宇佐です。
ただ最後に、どうして天照大神の子供の神社が神宮ではなく大社なんでしょう?
そのことが大きな疑問として心に残ったまま、宗像大社詣では終了したのです。
- 宇佐神宮
宗像大社へ行った翌日、宇佐神宮へ向かいます。
この日はまだ曇り。でも雨はすっかり上がったもの・・・と思っていたのですが・・・。
宇佐神宮へはJR日豊線の宇佐駅からバスで行きます。
そのため、まずは小倉駅から宇佐駅までJRで移動。結構距離があるので特急ソニックで宇佐まで行きます。
バスで宇佐神宮まで行くと、まずは広い参道と遠くに見える鳥居が目に入ります。
うーん、広い。実際に宇佐神宮内を散策して判ったんですが、広さだけなら伊勢神宮や明治神宮に匹敵します。
それに綺麗さでも負けず劣らずです。
正直神宮と言っても九州にあるものだから格が落ちるのかと思ってましたが大間違いでした。
それどころか神宮でも八幡宮なので派手さでは伊勢神宮を越えているでしょう。いや、派手だから良いわけじゃ無いんですけどね。
ただ、八幡宮独特の朱色の使い方は見ていて鮮やかです。
ここで簡単に宇佐神宮の説明をしておきます。
まずはじめに馬城峯の麓の菱形山に神様が御降臨します。この神様が八幡大神と名乗られました。
この神様は誉田別尊(応神天皇)と言われています。
そして、その後何カ所か神様を祭る場所を移動し、今の場所に収まります。
この神様は何か国難が有ったときに何回もそれを助けたとされ、今では伊勢神宮に次ぐ重要な神社とされているようです。
ただ、私はあまり日本史が得意でないので、なぜこの神社がここまで重要視されるのか今ひとつわかりません。
応神天皇という方の存在が特別なのかな・・・と思ったりしますけど・・・。
ここに祭られた八幡大神はその後日本全国に広まり、今ではここが全国八幡神社の総本宮となっています。
この神社の本殿に他に祭られているのは、応神天皇のお后様とお母上。特にお母上は神功皇后です。
さて宇佐神宮の中に入ります。
広く長い参道を歩いていくと大きな鳥居をくぐります。そこから右に曲がると川が流れて橋を渡るようになっています。川が境として機能し、結界の役割を果たすのでしょう。
この橋を渡るところは伊勢内宮に似ている感じがします。
橋を越えてしばらく歩くと右手に男根神社。しかしまだ前には長い長い参道が続きます。
左手にも何か色々とあるようですが、ここは後で散策することに。とにかく、まずは本殿に行かないと。
長い参道をずっと歩くともう一度右への曲がり角が。でも直進すると下宮があるのでちょっと下宮に寄り道。
この下宮は基本的には本殿と同じ神様が祭られています。しかし、別名として御炊殿と呼ばれていたらしい。
なんとなく、伊勢の外宮を思い出します。
下宮を出て本殿へ向かいます。
なんか向こうから来る人が妙に多いな・・・?
実は、この段階で一般ルートを逆に辿っていたのです(^^;
本殿に参ってから下宮というのが普通らしいのですが、参道を素直に右に曲がらずに直進したので普通の人と逆のルートを辿ることになりました。うーん、まあ、いいや(笑)
そしてやっと本殿です(^^)
本殿、やっぱりものすごく綺麗ですよ。
屋根が茅葺きで柱が朱色。とっても朱色が映えてます。
それに、ここ、とても気持ちが良いですね。さすがに、八幡様です。
ということで、しばし本殿にて休息。気持ち良さを存分に味わいます。
そういえば、家が京都の石清水八幡宮からそう遠くないのですが、ここの気質は石清水八幡宮と同じような感じです。石清水八幡宮が宇佐神宮の分社なので、当たり前といえば当たり前なのですが、石清水八幡宮にも色々とお世話になっているので宇佐神宮にもとても親近感を持ってしまいます。
本殿以外にも色々と宇佐神宮内には見るべき物があります。
が、私の目を引いたのは本殿以外では2カ所あります。
1カ所目は八坂神社。ここは参道の左手にあってルートからはずれているせいか、あまり観光客が来ないところです。しかし、静かな空気の中、ピンと張りつめた緊張感がありました。
祭られているのは当然、素戔嗚尊です。
ちなみに、この方は今回の旅行の後半のメインとなる方でもあります。
八坂神社の先には呉橋という橋がありますが、この橋は一見の価値ありです。渡ることは出来ませんが、隣にある橋から呉橋の全貌を見ることが出来ます。
2カ所目は参道を渡る途中で気になっていた参道左手にある神社です。
実は参道の左側にはちょっとした山があって、その山に摂社が2つあります。一つは護皇神社、もう一つが大尾神社。
山に行くまでには車道を渡らなければならないのですが、その道を越えると非常に趣のある狛犬に石灯籠。そして階段があります。階段の途中には鳥居。
その階段を一生懸命上っていくと和気清麿公の石碑があり、その右手に護皇神社。左手に行くとさらに上に行く道があり、その先に大尾神社があります。
この大尾神社こそが、私が宇佐神宮で一番印象に残っているところです。
本殿には非常に申し訳ないんですけど・・・、印象はこっちの方が強烈です。ただ宇佐神宮本殿は空気のすがすがしさから言えば今まで行った神社の中では指折りの場所です。決して本殿が良くなかったわけではありませんので、その点だけは誤解しないでくださいね。
車道を渡る前、狛犬が見えた時から神社の空気の濃さに感動してたけど、大尾神社の中はもう一段階濃かったです。
着いたとたん、風が吹き抜け、木々を鳴らします。でももうそんなことも、どうでも良い感じ。
「うわぁぁ」という感想しか出てこなかったです。気持ち良い!
ただ、見た目にすごい神社じゃないので普通の人には普通の神社にしか見えないかもしれません(^^;
この大尾神社は和気清麿公が神託を得た場所だということが、護皇神社の社伝に書いてあります。
和気清麿公とは、道鏡の時代に皇族以外のものを天皇にするのは良くないという神託を宇佐神宮から受ける人です。そのことにより一時期は島流しになるのですが、その後道鏡の失脚の後、都に呼び戻されて出世をする方です。そういえば、京都御所のそばにも護王神社という和気清麿公ゆかりの神社がありますね。
宇佐神宮が和気清麿公に縁があるとは知らなかったのですが、とにかく大尾神社と護皇神社は和気清麿公ゆかりの神社だと言うことです。
ただ、私には和気清麿公には関係なく、この大尾神社の存在感にただただ感動してました。
ちなみに、大尾神社でお参りしている時に雨が降り始めました(^^;
いったいなんなんでしょうねぇ、これは(笑)
後、宇佐神宮のみどころとしては菱形池ははずせないでしょう。
それと宇佐神宮では色々と生き物を見ることが出来ました。
池の鯉や、鴨はもちろんなんですが、他にも小鳥たちや色々な昆虫。
でも、中でも圧巻なのが頓宮で見たヘビでしょうか。1メートルほどの小さくて可愛い黒いヘビなんですが、神域でヘビを見たのは初めてです。
でも、可愛いヘビだし、白蛇でも無かったし、睨まれなかったので気にしないことにします(笑)
さて、そんなこんなで宇佐神宮での参拝も終わりです。
次は出雲。
でも、出雲へ行くには小倉からのルートしかないので取りあえず小倉に戻り、列車の中で食べる駅弁でも買うことにします。
ということで、とりあえずはもう一度ソニックに乗って小倉へGO!
- まずは出雲へ
宇佐からソニックに乗って再び小倉へ。一度は白いソニックなるものにも乗ってみたかったけど、どうやら宇佐には白のソニックは止まらないようなのでノーマルソニックで小倉に到着です。
そのソニックの中で出雲への行き方を検討してたのですが、どうやら行き方は2つ。
一つは新幹線で岡山まで行き、そこから特急『スーパーやくも』に乗る方法。もう一つは新幹線で小郡まで行きそこから特急『おき』に乗る方法。ほんとはもうひとつ特急くにびきで小倉から乗り換えなしで行く方法もあるのですが、残念ながらこっちは朝9時台に1本出てるだけなので今回は却下です。
さて、『スーパーやくも』か『おき』かの選択なんですが、ドアツードアの時間的には『スーパーやくも』が早いです。しかし値段は新幹線で岡山まで行く分『スーパーやくも』のほうが高い。おまけにダイヤの関係上出雲への到着時刻はどっちもそんなに変わらない・・・。それならやっぱり値段の安い方が良い、ということで今回は小郡経由で特急『おき』に乗ることにしました。
ここで出発時間まではまで少し時間があるので緑の窓口で指定切符を買った後は晩ご飯の駅弁や地方色あふれる土産などを買い込みます。
ちなみに指定は駅員さん任せで買ったのですが、これがなんとひかりレールスター。
良いですね、レールスター。座席が広くて、しかも他のひかりより早いし。間違いなく、のぞみより乗り心地は上でした。
さて、そんなこんなで『おき』にも乗ってゆっくり出雲へ。
出雲到着が夜の7時を回ってます。
この日はこのままホテルでチェックイン。ゆっくり休んで明日以降に備えます。
- 須佐神社
この日の予定は須佐神社と出雲大社、そして須我神社です。
ルートとしては、遠く離れた須佐神社に朝のバスの多い時間帯に行き、その後出雲大社。そこで昼飯を食べてから須我神社へと進んでいく予定です。
ではまず須佐神社から。須佐神社には出雲駅発の須佐行きのバスに乗って行きます。
前日にバスの時刻表を見てたのですが、朝一が7時40分くらいだったかな。
とにかく早い時間ですが、それに乗り遅れると次は10時台。頑張って朝一のバスに乗り込みます。
バスに乗った後のことはまだよく分かってません。取りあえずバスの運転手に質問すると終点まで乗ってくださいとのこと。ということで、出雲駅発須佐行きのバスの終点まで、のんびり行くことにします。
終点に着いて改めて行き方を尋ねると、そこからさらに3キロほど歩かないといけないとか。
おまけに土地勘がありません。でも幸いなことにバスの終点のすぐ目の前にはスサノオタクシーという看板が見えます。当然ここではタクシーを捕まえる事が出来ます。
というわけで、後はタクシーに乗り込んで須佐神社へ向かいます。
ちなみに、タクシーの中ではタクシーの電話番号を聞いておきます。帰りにはこのタクシー会社に電話して須佐神社まで迎えに来て貰うという筋書きです。
そうしてやっと着いた須佐神社は、島根県佐田町にある小さな神社・・・なんですがものすごく手入れの行き届いたすごく気持ちの良い神社でした。失礼な話、田舎の小さな神社をイメージしていたのですが、とてもそういった雰囲気ではありません。空間がとても綺麗な神社でした。
ここで須佐神社について簡単に説明します。
この須佐神社は一説によると素戔嗚尊が眠りについた地、との言い伝えがあります。神社で購入した『須佐神社の由来』によると元々は宮内にある宮尾山の山嶺にあったものをこの地へ移したとあります。
私は個人的に素戔嗚尊を祭ってる神社の中で、一番核心に迫っている神社がここではないかと思っていました。もともと、この地は須佐村と言ったそうですし、近くを流れている川は須佐側と言います。
また、御祭神として素戔嗚尊以外に稲田比売を祭っているのは当然として、脚摩槌、手摩槌も祭っています。
そんなところからも、この地が素戔嗚尊に一番縁が有った場所だと考えて間違いない、と考えています。
但し、ここはあくまでも素戔嗚尊の本宮、または奥宮として考えるべきで、本殿のような形で祭られるのは島根県の熊野大社かな、と思います。
もう少し言い方を変えると、普通の人が行くのが熊野大社。素戔嗚尊フリークが訪れるのが須佐神社というところでしょうか。
さて、須佐神社に話を戻します。
この神社、造りをよく見るとやはり大社造りのようです。私が着いたときは朝が早いので宮司さんが朝のお祈りをし、宮司の奥さんのような方が掃除をされていました。
神社の中には本殿と摂社が五つ。特に印象に残っているのは本殿の後ろにある確か三穂社だったと思いますが、そこが一番印象に残っています。
最後にここには須佐国造を賜った須佐家が居て、今の宮司さんも須佐家の人らしいです。
今の宮司さんは七十八代目で初代から数えて二千七百年近くが経っているそうです。
ということで、須佐神社はとっても気持ちの良いところでした。
行ってみて損は無いと思います。
帰りは予定通り、タクシーでバス停まで戻り、バスで出雲駅まで戻ります。
次は出雲大社です。
- 出雲大社
出雲大社へは出雲駅からは2つのルートがあります。 一つは一畑電鉄で出雲大社前駅に行く方法。もう一つはバスで出雲大社まで行く方法。
どっちを選ぶかはそのときのダイヤによると思います。普通は電車の方が便数が多かったり到着時間が短かったりで利点が多いのですが、一畑電鉄の大社行きはそれほど便数は多くありません。また地図を見てもらえれば判りますが、大社まで遠回りで行くので時間もそれほど早くはありません。バスでも電車でも良いので、一番早く来るやつに乗る、というのが基本かと思います。後、電車だと出雲大社前駅から結構歩くけど、バスはすぐそばまで行ってくれます。この辺、バスの方がポイント高いかもしれません。
ということで、今回はバスで行くことにしました。
出雲大社。ここに来るのは、今回で2度目です。
有名なところですから、説明は特に要らないでしょうね。特に最近はNHKで出雲大社の特集なんてのをやったので、日本で一番でかかった木造建築物(?)としても有名です。
相変わらず、ここはとっても気持ちの良いところですね。と言っても、前回は何故か冷たい土砂降りの雨。
なんとなく嫌われた感じ(一応、身に覚えはあり(^^;)ですが、今回はほんとに気持ち良いです。
ちなみに、ここで一番気になる場所は大社本殿の真後ろにある素戔嗚尊の社です。
存在感はものすごくあります。それに本殿の真後ろに社があるのもちょっと珍しいかな。
とにかくここは気持ち良いところです。観光客でにぎわうのもなんか判る気がします。
一通り見て回った後は、大社の近くにある蕎麦屋で昼飯。一息入れて、再びバスで出雲駅に戻ります。
次は本日最後の予定地、須我神社です。
- 須我神社
須我神社は出雲駅から離れたところにあります。どっちかというと松江よりでしょうか。
行き方は山陰本線で宍道、木次線に乗り換えで出雲大東まで行き、そこからバスかタクシー。
但し、ここへはそう簡単には行けません。
まず、木次線ですが、これが2時間に1本。そしてバスは松江温泉行きがありますが、こちらは1時間に1本です。
行きは運良く木次線に乗ることが出来ました。しかし、出雲大東についてからのバスがありません。
しょうがないので、ここはタクシーを使います。
タクシーで2千円ちょっと。結構遠いですが、なんとか須我神社に到着しました。
さて、ここ須我神社ですが、ここは古事記などで素戔嗚尊が稲田姫との結婚するために良い場所を探していて見つかった時に「ああ私の心はすがすがしい」と言った場所だと言われています。
但し、須我神社はあまり丁寧に祭られていないようで、掃除とかも行き届いていないようです。
それと隣に立っているお寺がちょっと場違いな感じ・・・。
ちょっと残念ですが、あまりすがすがしい感じはしませんでした。
でも、きちんと掃除をすれば良い神社になると思います。
後、須我神社から2キロほど離れたところに須我神社奥宮があります。
「ようし、行ってやろう」と、途中まで意気込んで行ったのですが、途中で案内板を見ると奥宮は山の中です(^^;
うーん、山の中の2キロはちょっと遠い。後20分で松江行きのバスが来るので、それに乗らないといけませんし。
それに、山の中でなんか道に迷いそうな感じもして・・・。
ということで、奥宮はあきらめて松江行きのバスに乗ることにします。
今夜は松江で温泉大浴場付きのホテルで一泊し、明日はいよいよラスト。熊野大社と八重垣神社に向かいます。
- 熊野大社
昨晩は松江でゆっくり温泉大浴場に浸かり、今までの疲れを癒しました。
さて、いよいよ今回の旅行の最後の日。最後の目的地は島根県熊野大社と八重垣神社です。
ここでどうして私が島根県とわざわざ付けるかというと、熊野とだけ言うと和歌山の熊野三社が有名だからです。但し、私の中では島根県の熊野大社のほうが重要度では上です。
もっとも、古代の日本では政治的な意味も含めて和歌山の熊野の方が重要だったような気がします。
さて、熊野大社ですが、ここも今回2度目です。ここには松江の駅からバスで・・・、行けません。
あれ、どうして・・・?
以前は行けたはずなのに・・・。と思い、調べてみました。
すると、以前は確かに熊野大社まで松江からバスで行けましたが今では八雲行きのバスにのって終点で村営バスに乗り換えて大社に行くんだそうな。うーん、採算が取れなかったのかなぁ。
ということで、仕方がないので八雲行きのバスに乗ります。終点に着くと村営バスは運悪く50分待ち。
そこから熊野大社までは約6キロ。うーん、50分有ったら歩いても変わらないんじゃないかな・・・?
とうことで、バスの終点からは歩いて熊野大社に行くことにしました。6キロも歩くの久しぶり。
まあ道中何事もなく過ぎて、てくてくてくてく歩いてようやく空間の濃そうな杜が見えて来ました。
あそこかな・・・?と思っているとどんぴしゃり。熊野大社です。
やっととうちゃーく。
ここは本殿に素戔嗚尊。左側に天照大神、右側に稲田比売が祭られています。
ちなみに、とーっても空気が濃かったのは本殿の右後ろの木々。稲田社の後ろの方ですね。
当然、この社もとっても気持ちの良い場所です。
大阪在住の私にとって、そう簡単にはこれないところですが何度でも来たくなるところですね。
ゆっくりとここの空気を味わい、いよいよ次は最後の目的地、八重垣神社です。
- 八重垣神社
ラストの八重垣神社ですが、熊野大社からの行き方を迷ってました。
しかし、村営のバスはまだ結構待たないと来ない状況です。そこへタクシーが1台姿を現しました。
好都合ということで、ここはタクシーに乗り、八重垣神社を目指します。
この神社の事を簡単に説明すると、ここは素戔嗚尊が稲田比売と結婚して生活したところだと言われています。
「八雲立つ出雲八重垣妻籠めに八重垣作るその八重垣を」の詩で有名なところです。
後、ここには昔に書かれた壁画があり、そこには素戔嗚尊や稲田比売、そして御子たちが書かれていたと思います。素戔嗚尊に関する神社の中では一番稲田比売との関係が密なところでは無いでしょうか。
そのために、ここは縁結びの神社としても有名です。
縁結びは出雲大社が有名ですが、私個人としては素戔嗚尊と稲田比売の結びつきのほうが好きなので縁結びとしては八重垣神社のほうが好きです。それに出雲大社は個人の縁結びよりもっと大きな役割を負ってるような気もします。
実は、ここ八重垣神社も2度目。
但し、今回は残念なことに本殿改装中でした。
でも奥の院である鏡の池の方は普段通りのようでした。
この神社、今回は本殿が改装中なので判りませんが、個人的にはやはり本殿より奥の院のほうが好きです。
特に奥の院にある天鏡神社は良いところです。
以上で八重垣神社の散策も終わりです。
但し、帰りはバスで帰るつもりですがそのバスがまだ来ません。
時間があるのでここで昼飯を食べることにします。
ちなみに、ここは縁結びの神社だということは説明しましたが、それを裏付ける物が本殿と奥の院の間にあります。
実は玉姫殿がここにあるんです(^^;
その玉姫殿の中の店かどうかは知らないのですが、建物の近くに食事処があるのでそこで定番の出雲蕎麦を食べます。うーん、美味。やはり松江、出雲に来たら蕎麦ですよねぇ。
一息ついたところで、バスが来る時間。
バスに乗って松江まで帰ります。
さあ、後は大阪まで帰るだけ。
帰りはスーパーやくもで岡山に行き、そこから新幹線で新大阪です。そういえば「家に帰るまでが遠足だ」なんて言葉もありますね。帰宅するまで気を抜かないように用心して、ようやく家に到着です。
こうやって長い道のりがようやく終わりました。
今回も、いつも以上にハードだったような・・・。さすがに疲れましたが、有意義で実りある旅行になったと思います。
ということで、今回は以上で終了です。
最後に一言、「つかれたぁー!」(おわり)