VISUAL REPORT !
『ボーイング・ボーイング』
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2003年6月-7月 東京グローブ座 7月 近鉄劇場
(作)マルク・カモレッティ (演出)福島三郎
(出演)赤坂晃/須藤理彩/小西美帆・西尾まり・中本奈奈/佐藤アツヒロ
□■□ ↓BEFORE
 J-Webメールで、アツヒロくんが『BOEING BOEING』と書いてきました。え、これって、そういうスペルだったのか〜と、内容をまったく知らなかった私は驚きまして。航空関係で、アメリカのボーイング社ってあるじゃないですか。あのBOEINGなんですね。そういえば、私が先月観たお芝居はパイロットの話で、なんか最近、飛行機づいてるかも…と思いながら、観劇に向いました。
AFTER↓ □■□
□■□ BOEING BOEING
  プログラムによると、こちらはマルク・カモレッティ氏作の世界55カ国で上演され、ギネスにも認定されているというえらくメジャーな作品だそうです。演出は涙目銀座の福島三郎さん。福島さんて、最近なかなか注目株です。もとがサンシャインボーイズの演出補。そりゃ、こういう舞台が得意なハズですねえ。
 3人のスチュワーデスを三股かけているパリ在住のフランス人設計士(赤坂)、そのメイド(須藤)、田舎から出てきた設計士の友人(佐藤)を軸に、フランス人スチュワーデス(小西)、ドイツ人スチュワーデス(西尾)、アメリカ人スチュワーデス(中本)が入れかわり立ちかわりステージに出てきてはニアミスを繰り返す、ばりばりのシチュエーションコメディ。固定された舞台という制約の中で、次々と起きる難題をどうクリアしていくのか、そのタイミングの絶妙さと言ったら!
 ひとことで感想を言うなら「楽しかった」、もうひとこと加えていいなら「面白かった」でした。
 何が楽しかったかって、芝居の雰囲気が楽しかったです。スチュワーデス3人が下手すりゃ鉢合わせというデンジャラスな状況に振りまわされるアツヒロくんなり、自分のせいなのにいまいち危機感不足の晃くんなり、今にも血管がぶち切れそうな須藤さんなり、それでもみんながなんかコミカルで雰囲気が明るいんですね。部屋から出たり入ったりのタイミングも込みで、最初から最後まで楽しませてもらえました。
 で、面白かったのは、物語。この話自体が上手かったんですよ。アツヒロくん演じる友人が、ドイツ人スチュワーデスに惹かれていくところとか、でもアメリカ人スチュワーデスも捨てがたいところとか(笑)、最後のオチに至るまで、心理描写がちゃんとできていて、筋道がたっていたんですよ。しかも、普通、こういう状況があったら「3人鉢合わせ」が定番でしょ。それが全然。女同士の嫉妬がなくて、超ハッピーエンドにまとまったというのもまた魅力的でした。

BOEING BOEING □■□
□■□ CAST
 女性陣がまた、うまく雰囲気を出していたんですね。メイドの須藤さんには「確かにアナタが一番大変」と思いつつ笑ってしまい、小西さんはフランス人らしいエレガントさ、西尾さんはドイツ人らしいまっすぐさ、中本さんはアメリカ人らしいフランクさがよく出ていました。これは、そのお国柄を出すことがひとつのポイントなので、その点はまったく問題なしだったと思います。
 で、主演の赤坂&佐藤。いやもう何年ぶりの共演?…という感傷はいらないなという感じでした。光GENJIというグループがなくなってからも、順調に成長していった2人が、ちゃんと対等に舞台に立てることがなにより素晴らしいですね(この2人以外には「順調」という言葉が使えないのが微妙ですが(^^;)。大劇場コスプレ系がはまる晃くんと、小中劇場系中心に活動しているアツヒロくんという対照的な役者が同じ舞台というのは意外でしたが、予想以上にはまっていたので嬉しかったです。なんと言ってもふたりとも(特に晃くん)は、キスの嵐と言った芝居、男冥利に尽きますね〜。役者・佐藤アツヒロファンとしても、◎な舞台でした。きちんと他の役者さんを立てることもできますしね。主演もいいですが、ああいうちょっと脇に回ったアツヒロくんて、かなりいい味が出るので好きなんです。まして中央にいるのが晃くんですからね、男冥利という以上にアツヒロくん冥利に尽きたかも(笑)。
CAST □■□
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