さて、私が観に行ったのは、4/18(日)のことでした。残念ながらとっくに桜は散っていて、しかも前日まで続いた好天はどこへやらの曇天さらには雨天。まあ野外じゃないから天気なんてどうでもいいんですけど、念のため。
あらすじ
まずは大まかなあらすじ。サト(森)・真吾(井上)・圭介(東山)・公平(赤坂)の4人は、チームを組んで結婚詐欺をやっていた。圭介が標的をひっかけて、他の3人でまわりを固めている。だが、失敗が続いたある年の暮れ、圭介とサトは口論になって手を切る羽目に。これまでの稼ぎを貯めた通帳をもらうが、そこには3万ばかりしか入っていない。なんと、金の管理をやっていた真吾が、老人や弱い者からの稼ぎは仕事のあとで返していたというのだ。圭介は、以前のカモで今は同業者となっている梢(剣)と組むことにする。公平もついていった。
その数年後、サトと真吾も、圭介たちもそれぞれ仕事がうまくいかないでいた。彼らは秋田のとある駅で再会する。そこは、昔、サトと圭介がはじめて会った、桜の木がある駅だった。そこで、真吾はサトが余命幾ばくもないと告げ、圭介にもう一度サトと組んでくれるように頼む。
だが、本当に余命幾ばくもないのは真吾だった。福島の建設現場で1千万もの仕事を成功させた直後、真吾が死ぬ。これを機に、彼らはチームを解散することにした。稼ぎを分けてもらって、公平は以前のヤマで知り合った恋人の亜矢(越智静香)と堅気になってやっていくことにし、梢も足を洗う。だが、真吾は実は以前の稼ぎをカモに返すなどせずに、貯めていたのだった。その隠し財産にそれぞれ気づいたサトと圭介は、それを手に入れようとするが、逮捕されてしまう。
さらに数年後、子供が産まれた公平と亜矢はラーメン屋を営み、梢は名古屋でパブ(?)を経営、そのバーテンと結婚することになっていた。そのころ、やはり秋田の駅に降りたったサトは、先に刑務所の刑期を終えていた圭介と再び出逢い、またふたりでやっていくことにする。
…てな感じです。ストーリーは、まあ、こういう言い方はナンですが、いわゆる大劇場での奥様方向け公演、商店街の福引き公演、若者より年輩者の方が喜びそうなお芝居ってことで、その辺を甘く見てみると、結構それなりに楽しい話でした。つまんない女の一生モノとかよりよっぽどずっとまし(笑)。
舞台の話
栗山民也氏の演出はかなり好きです。最初に見た栗山作品は、忍者のメンバーが出演した「砂の上のサンバ」なんですが、当時からテンポのいい演出だなあというのがありまして、晃くんの「火の鳥」「クレオパトラ」も手がけた方だから、まあ今回は外れないだろう、と思っていきました。
予想以上に面白かったです。役者が動く動くって感じで、常に笑いが起こるような感じもありましたし。少なくとも眠くはならなかった(すいません、映画や舞台で寝るの得意なもんで(笑))。
森光子さんの主役っていうのがあって(しかしいつ見てもなんであんなに若いんだ>森さん!)、でも比重がそこだけじゃなく、他の出演者にもある程度あったっていう気もするし。割にこの手のお芝居って、ときどき主役を見せるためだけみたいなものもあるから(^^;、その辺では合格点でした。
舞台の作りも、なんか大劇場の広さを存分に使ってるなあという大がかりなものが多かったです。電車がぐるぐる回るセットとか、場面転換はうまかったです。変なつなぎのシーンみたいなものはなかったし。
晃とヒガシの話
ということで、お目当てその1晃くんと、その2ヒガシ先輩です。
私は晃くんのFCでチケットを取ったんですが、そうすると記念品引換券がついてくるんですね。「クレオパトラ」のときも同様の券があって、コスプレ状態の晃くんのテレカをもらったものですから、今度は詐欺師状態晃くんのテレカだやっほーと思って喜んでいたのです。そうしたら…蛍光ピンクの携帯ストラップ…。思わず記念品交換のカウンターで凍りましたよ。どうせいっつーの、これ…(^^;。また、使えないグッズが増えてしまった。ちなみに、ヒガシバージョンではなにを戴けたんでしょうか?
△これが携帯ストラップ…使えなさすぎ〜へろへろ(^^;
さて、舞台です。今大河ドラマでも共演中ですが、あちらのちょっと対立気味の兄弟関係とは違い、こちらは兄貴分と弟分という設定にも関わらずよっぽどほんまもんの兄弟のようなふたりでした。
プレゾンも生で見たことはないし、ヒガシの舞台は実はこれがはじめてなんです。んが、いやーやっぱりスタイルいいっすねー。「東京五輪音頭」(っだっけ?)を踊ってもすごくシャープなのって、ヒガシだけですよ、本当に(笑)。コミカルな味もよかったし、あの長い脚を一回高くあげて組むポーズとか、絵になりすぎ。
晃くんは、基本的にコスプレの似合う男だと思ってます。でも今回はコスプレはなし。せいぜい福島県警のふりくらいで(^^;。話の時代設定は昭和40年代以降のものなので、基本的に普通の洋服を着てました。派手な柄シャツとか多かったけど。
ということで、ビジュアル的にはそれほどおいしいわけじゃなかったんですが、もともと背丈があるのでやっぱり舞台映えします。ヒガシとか剣さんとか、周囲も背が高かったんで、その辺と対等に役をこなすにはあれだけの身長が必要だったと。あの背で広い舞台を、大股で走っているのはなかなかでした。
基本的に晃くんの役は、芝居のヒーローであるヒガシの弟分なので、森さん・ヒガシに較べると、少し下に位置するんですが、ともかくヒガシと共に出ずっぱり。一幕の、詐欺で相手を騙すような場面では、他の面々とテンポよく動けていました。この辺って、少しでもタイミングを外すと面白くなくなっちゃうと思うんですが、すごく息が合ってましたね。脇役としていい味を出していたと思います。特にヒガシとのからみはいいですね。動けるふたりの体をよく使ったなあという感じです。後半、話の展開上、そういう楽しさがなくなってしまったのは残念ですが。
ともかく、晃くんは舞台をなにかこなすごとに着実に成長しているかなという感じです。個人的には奥様方向け公演よりも普通の(この辺難しいんですけど、一般の演劇好きが通うような)舞台にまた出演してもらいたいです。贅沢を言えば、また派手な衣装を着てくださるとなおよろしい(*^^*)。ってなことで、事務所様、よろしくお願いしますです。
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