VISUAL REPORT !
ララバイまたは百年の子守唄
−「ハッシャ・バイ」より
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東京・紀伊國屋サザンシアター 2000年1月〜2月
(作・演出)鴻上尚史
(出演)筧利夫・石田ゆり子・佐藤アツヒロ・佐藤正宏 他
前置き
 演劇好きな方はもちろんご存知でしょうが鴻上尚史さんと言えば、第三舞台という劇団の名前と共に有名なお方! その方の舞台に敦啓くんが出演となれば見逃せませんわ、状態。あいにくまだ鴻上作品を観たことのなかった私には、ついでに鴻上作品を拝んでしまおう、しかーも主演はあの曲者(としか私には思えない(笑))筧利夫さんじゃないですか>テレビドラマやバラエティでお顔は拝見しておりますが、やはり舞台俳優は舞台で観るのが一番。
 ということで、敦啓くんのみならず他にも色々な思惑つきで観た舞台でした。
 現実>>>演出家(主演俳優か)が公演直前に行方不明になった劇団。
 虚構>>>劇中劇。劇団の次の公演の芝居。
 夢>>>>劇中劇で主人公の女性が見る夢。
 要するにこういう話…わからんがな(笑)。
 まず現実。出演者は劇団の役者、筧さんのみいなくなった役者の代わりに現われた流しの役者(笑)という設定。
 劇中劇は、石田さんが依頼人で、その依頼(夢でよく見る女を捜す)を受ける探偵が筧さん。そこに夢の世界が交錯していく。
 で、どんどん公演日に近づいていく稽古場と、劇の内容が交互に入っていくんだけど、それが両脇にドアがあるだけというすっごーくシンプルなセットだけで場面転換されていくのはお見事。
 全体の感想としては、かなり難しい話だったんですよ。言いたいことも言ってることも内容もわかったけど、登場人物たちの台詞をきちんと観ながら咀嚼していかないと置いていかれそうで結構大変でした。
役者
 まず、筧利夫さんはすごい〜。動きまくり、端から見るとそんな顔してないのに実際は汗が滴っていました。やっぱり舞台俳優だなあと思ったのが、全身に意識が向かっていること。テレビはアップだけとかあるけど、舞台って常に全身が見えるじゃないですか、で、足先とかまできちんと意識が向いてポーズを作っているっていうのがわかるんですよ。前の席ならともかく、うしろの席の場合、表情があまり見えないし、動きがすべてとなる感じがするので、舞台やってる俳優さんは本当に違うなあと感心しきりでした。しかも台詞がやっぱり聴きやすい。結構難しいことを早口で言ったりするんだけど、聴きやすいので聴いてる方がちゃんと頭で咀嚼できる>これ、役者が下手だったら絶対わけわからない芝居になったと思うなあ(^^;。
 あとはとりあえずひとまとめ。石田ゆり子さんは脚が綺麗です〜(*^^*)。個人的に妹さんよりも好きだし、やっぱり顔も綺麗だし、好みのタイプです(なんのことやら)。シリアスなところで笑いを入れるタイミングはやはりうまい佐藤正宏さん。こちらも舞台俳優さんだけに呼吸のずらし方を知ってますねえ>しかし、筧さんとのやりとりはちょっとマニアックな笑いかもしれない>私は実はちょっと苦手な笑いです、面白かったけど(^^;。
 個人的にピカイチ!だったのが旗島伸子さん。鴻上さん関係の舞台に色々出演なさっていらっしゃる女優さんのようですが、すごく色白で目が大きくて綺麗な方でした。しかも、女優さんて高くて細い声の方が多いんで舞台で聴きとれないことがあったりするんですが、ちょっと低めの声なんですよね。台詞がすごく聴きやすくて。アツヒロくん演じる役に憧れてる劇団女優の役と、夢の世界で主人公が捜す女性の役をやっていたんですが、もう本当に今回の大ヒットでした。
佐藤敦啓様(笑)
 そしてやはり最後は敦啓くん。私、彼はカタカナ表記より漢字表記の方が好きだしやっぱりイメージなので、アツヒロではなく敦啓で統一させてもらいます。ともかく今回の敦啓くんは、綺麗、のひとこと。13列目で見て、まあ劇場の真ん中くらいだったんですが、そのくらいだったせいか、すごーく敦啓くんの顔が整ってるなあと思ったんですよ。私、もう10年彼を見てますけど、こんなに彼を綺麗だって思ったのは初めてです。しかもそんな綺麗な顔で、役は倒錯した夢の世界の住人としてスカート履いて、パンプスだし(脚細い。足首にはイカれなかったですけど(笑))。突然ウエディングドレス姿だし…長めの髪も目もあの通り漆黒の人なので、白いウエディングドレスのセット(あれは衣装というよりセットだー)がばりばりはまってました。まあ、舞台は筧さんのところでちょっと書きましたけど、顔よりも全身の表現なんで、その点からいくと敦啓くんはまだまだです。一番問題なのは姿勢かな〜と、スカート姿のときにずっと思ってたんですけど、背骨から首、うしろ頭にかけてのラインがあんまり綺麗じゃないんですよね>ローラーで変な癖がついちゃったのかな? まあ、この辺は次回への課題。私が思っていたよりもずーーーーっと敦啓くんは舞台向きなんじゃないかって思えただけでも今回の大収穫。次の舞台も楽しみです〜(*^^*)。   [ 先頭へ ・2000.2.1 ]