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| 放送時期/1998.4〜7 プロデューサー/栗原美和子 演出/永山耕三他 脚本/橋部敦子・金子ありさ 主題歌/『たいせつ』SMAP
(出演)中居正広・木村佳乃・原田芳雄・今井翼・明石亮太郎・岸谷五朗 他 |
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寺の住職・藤原真学(原田芳雄)とその4人の息子たち。長男、空間プロデューサーの真文(岸谷五朗)。次男、副住職の真心(中居正広)。三男、高校生の真雄(今井翼)。四男、小学生の真愛(明石亮太郎)。
その家にお手伝いとしてやってきたナナ(木村佳乃)。 真心とナナの恋愛模様、藤原一家の家族の絆・兄弟の絆を描いたドラマ。 なんと言っても、ドラマをひっぱる岸谷五朗さん。自分の実力に自信を持ち、やがてその自信ゆえに事業に失敗してしまう長男を立派に演じている。その巧みな台詞まわしは、観ている人を笑わせる。かといって、シリアスな場面ではきっちりと泣かせるのだ。 強さと弱さを併せもって、いつのまにかナナに惹かれていく複雑な真文、真心の出生の秘密を知ってしまう兄役は、結構難しいよね。でも、いい味を出してくれるのだ。 岸谷さんは特別好きな役者という訳でもないんだけど、やっぱり演技派だよねーっ。 ヒロインの木村佳乃ちゃん。 最初はなんて突飛な子だいと、ちょっと押され気味に思っていたのだが、ドラマが進行するにつれて、どんどん可愛くなっていくのだ。わあ、びっくり。 舞台が殆どお寺という地味な家で、彼女の存在は、派手な衣装も含めてなくてはならない明るさを持っている。素直だしねー。可愛いしねー(*^^*)。 そしてこのドラマの核をなすのが、やはり原田芳雄さん。オープニングで『たいせつ』が流れる中、袈裟を着て煙草を咥えたままギターを弾く姿がオジサマの魅力だわ〜。あの少し軟派ながら、実は凄い秘密を隠しもっているようなところ、巧い。独特の魅力があるなあ。 若手に混じっているが、存在感のある父親を見事に演じていた。原田さんと岸谷さんがいなければ、『ブラザーズ』の魅力は半減したと思う。 残る兄弟、翼と明石くん。 翼の方は、ナナに惹かれる多感な高校生を好演。素直になりきれなくて、ナナを傷つけることもあるけど、彼が一番ナナをよく見ていたんだよねー。今後が楽しみな真雄くんであり、役者・今井翼の可能性もとても期待したくなってしまうのだ。 明石くんは、可愛いっのひとこと。単に私はあの子のファンなのだ。子供の群れにあの子が紛れていたら、私は彼を誘拐してしまうかもしれないっ(笑)。 やっと主役、中居正広くん。髪型がね、うざったい(笑)。あんな頭でお経をあげるんじゃなーい。…でもね、中居ちゃんの泣かせる演技はやっぱり巧いのだ。一所懸命で、でも迷いながら進んでいく真心の涙は、観ている方もつられそうになる。 一所懸命、って言うのは、中居ちゃんのこれまでの役に通じるところがあるけど、それだけじゃないよね。 今回は、「中居ちゃんのドラマ」ではなかった。中居ちゃんとか、岸谷さんとか、原田さんや木村さん、みんなの味が凄くよくブレンドされたドラマだった。人にとけこむ中居ちゃんのいいところが出ていたなあ。ほめちぎるぞっ。 さて、ドラマ進行。最初は結構、なんだかなーって感じだったのだ。 ナナちゃんのどたばたぶりばっかり目についちゃって、ただのラブコメみたいって思ってさ。 それが、真心が藤原家の実の息子ではないという事実がドラマの中に出てきたあたりから、真文と真心の兄弟の絆、藤原家の絆が重さを増してきて、俄然面白くなってしまった訳。ナナちゃんの、藤原家の人々に与える影響も少しずつ小出しにされて、どんどん厚みが出てきたしね。 ナナの母親の問題、ナナと真心の恋、真文の事業の失敗、そして真学の住職引退――最後に、真心が知った自分の出生の秘密。毎回毎回、泣かせポイントが出てきて、クライマックスに向けて盛りあがってくる。 最終回、泣かせどころがたくさんあった割には泣かなかったけれど(笑)、でもさっぱりした終わり方だったなあ。ただの「めでたしめでたし」じゃなくて、「未来に続く」みたいな。藤原家、真心のこれから、ブラジルに帰ったナナのこれから。そんなものを色々と予感させるようないい終わり方だった。 月9のフジのドラマは、定番ラブストーリーが多いけど、こういうホームドラマもたまにはいいっす。『ブラザーズ』はなかなか今クールのツボだった(^^)。 [ ページ先頭へ ]
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