TOKIO TOKIO EDITION:STAGE DATA
スサノオ 〜神の剣の物語〜

(公演)2002年5月〜6月/東京・赤坂ACTシアター/大阪・NHK大阪ホール

(作)中島かずき(演出)いのうえひでのり
(出演)松岡昌宏・佐藤仁美・野村佑香・生田斗真・吉田智則・粟根まこと・根岸季衣 他


SUSANOH


 劇団☆新感線関連のお芝居は、佐藤アツヒロくんの『犬夜叉』を観たことがありました。活劇!という感じで、漫画みたいだなといい意味で思ったわけですが、なにしろあちらは原作が本当に漫画。今回は、もともとが昔新感線でやっていたお芝居だそうだが、やっぱり活劇! なにしろ前月観まくったのが下町人情モノの『トンカツロック』だもん。ウツウツをすべてかっとばして、超すかっとさせてもらいました!
 それにしても去年から松岡くんが結構人の舞台を観てるんだなーと思ってて、というか『フットルース』『東亜悲恋』『トンカツロック』で彼の観劇回に遭遇しまくってた私達、どうやら彼の目線の先には座長公演があった模様で、さてその結果は?
 まず、これだけは言わせてっ。衣装がセクシーッ!(笑)FCで取った2回分は結構席が前の方だったので、まぼ様堪能させていただきましたっ。革なんだけど、脚のライン、外側と内側がそれぞれ網(ひも?)。コスプレ系ってだけでヨロめいてしまうのに、まぼ様のいいお体をこんなに堪能しちゃっていいのかー。思わずどんなになってんだとじーっと観察しちゃったもん(エッチ?(笑))。まぼ様に限らず、まぼ演じるヤマトのオロチ一族のご兄弟がみんなそんなんじゃん。おお〜(^^)//。かと思うと女性陣も負けておりませんで、野村佑香さん演じるタカマガハラのお姫さまとそのおつきの皆様も薄いスカートが透ける。ライトの加減で脚の形がくっきり出るというこちらも超セクシー。役者はマジで体が資本、体力って意味でも見せるって意味でも、としみじみ思いました。
 さて、物語。まぼ演じるスサオウ側ヤマトのオロチ(ヤマトは倭? 大和?)一族、アマテラスこと根岸さんとその娘クシナダ側タカマガハラ(高天ヶ原だね)一族、斗真くん演じるカゼヨミ側のヨモツヒラサカ(黄泉津比良坂でいいのか?)一族の織りなす伝説モノというか伝奇モノというか。基本的に、ヤマトのオロチVSタカマガハラという構図があって、ヨモツヒラサカはどっちにつくんだというのがあって、さらにそこに色んなヘンな人(とかワニ)が絡んできます。オロチの中でも、スサオウVS妹のタケハヤという構図があって、さらにスサオウを始めとする男性VSタケハヤ・クシナダを始めとする女性という構図があって、その辺の対立が結構わかりやすい。後半のドラマティックな展開と前半のコメディかと思うギャップが?なのかとも思うけど、私はこれは深く考える話ではないと。素直に笑って素直にはらはらどきどきして、終わったあとでおもしろかったーっでいいと思うんですよ。難しいことを考える必要はなし。こういうのは芝居の観方のひとつだし、たとえば『トンカツロック』はテレビドラマになるかもしれないけど、『スサノオ』は色んな意味でならない(『演技者。』ならやるかもしれないけど(笑))。すごく芝居っぽさを活かしてると思います。私は、もう、これ本当に好きな芝居でした。出演者、題材、衣装とか舞台芸術とか全部込みでトータルに。基本的にこの芝居は、観ながらあんまりものを考えなかったんだけど、唯一まともに考えたのは「これは芝居じゃなきゃ書けない物語(ストーリー・作り方・見せ方)だなと」。最近、小説・テレビドラマの脚本・芝居の台本の違いについて考えていたので。
 さて、出演陣。まずはジャニサイトらしくカゼヨミ斗真くんから。いやもう、出の場面から笑わせてくれました。お坊ちゃんお坊ちゃんで、王子様(*^^*)って感じのボケっぷりが可愛いこと。ダンスはばりばり正統派ジャニーズダンスなんだけど(笑)、私、斗真くんは今回マジで好演したと思いますよ! ヨモツヒラサカの兄弟が、結構右についたり左についたり行動もアヤシイんだけど、動きが何よりアヤシくて(笑)、斗真くんも負けず劣らず。観に行くたびにどんどんアヤシさが増して、ノリノリって感じ。ポイントポイントでちゃんと笑いを取っていくし、はまり役! 私の生田斗真くんへの評価、5割増しって感じです(笑)。
 タカマガハラ一族は、なんと言ってもアマテラス根岸さん。私の根岸さんの一番のイメージはドラマ『ふぞろい』の中井貴一さんの義理姉よ。あの嫁姑問題の典型みたいな嫁が、どう考えたら踊りまくって「常にセンター!」なのよ(笑)、びっくりした〜。派手。そして私、今回かなりごひいきのクシナダこと野村さん。超可愛いっ。ちょっとはねっかえり系だけど可愛いんだな。カゼヨミと結婚したが最後、カゼヨミは踏まれまくるに違いない(笑)。すごく元気になれる明るいキャラクターでした。ウズメ役(別に天岩戸で踊らない)の中谷さとみさんもえらく弾けた(観る度に弾け具合がすごくなっていて笑えた…)キャラクターで、たいそう恰好よかったです。美人顔の中谷さんと可愛い顔の野村さんというのが、すごい絵になるのですわ。
 ヤマトのオロチ一族、父君スサナギ役粟根さん、こちらも笑いとりつつ、かと言ってスサオウに殺されるという一大見せ場もあり、見応えありでした。そしてタケハヤ役佐藤さん、はっきり言って物語がストレートに行きさえすれば、完全に主役。前半の少年ぽさ、後半の女性っぽさがいい感じに出ていました。タケハヤとクシナダのふたりのやりとりも、すごく楽しそうでしたね。
 そして主役、スサオウこと松岡くん。正義ではなく悪、完全に敵役、悪役。自分たちの野望のために他国に攻め入り、父親を殺し、その罪を妹になすりつける。こんな奴そばにいたらぜってーヤダっ。…て感じの役を好演してました。前半は完全にコメディだったし、その辺のバカっぷりがあったからうまくバランスが取れて、スサオウがただのイヤな奴にならなかったんでしょうね。あと表情がものすごくよかった〜。きつい舞台メイクがはまって更に表情を豊かにしてたしね。動きもちゃんと他の劇団の方々についていってて、よしって感じ。早い動きとゆっくりな動きを使いわけていたのが印象的。それに彼のガタイの良さは知ってたけど、これほど舞台映えするとは実際思ってなかったので、本当にびっくりしました。彼の個性が今回、ばしっとキャラクターにはまったというのもあるんでしょうね〜。私、まぼ様の舞台は今回が初めてだったんですが、違う役も観てみたい。テレビドラマのまぼ様よりもいかれっぷりが、私のツボにはまりました!
 何度か観たうち、出演者の誕生日をカーテンコールでお祝いしたり、すごく楽しそうな雰囲気が伝わってきました。有名劇団客演での初座長ということで、まぼもプレッシャーは相当あったかと思うんだけど、いい感じになってましたね。ほんっと、回数を重ねるにつれ、アドリブありーのハプニングの応酬ありーの細かいギャグも増えーの、出演者全員、とっても楽しんでるようでした。だから観ているこっちも、本当に楽しかったです。TALKか日記かなにかで書いたんですが、悪役主人公ものって私、個人的に嫌いなんですが、そういうのを考えさせないほど面白かったです。コスプレ系の舞台設定といい、あの独特の舞台でのど派手な殺陣といい、スピーディな感じといい、役者さんも面白くて、実は新感線の舞台が観たくてたまらなくなってます(でも『アテルイ』チケット取れなかった〜)。すっごい好みかもしれない。
 参考程度に、日記でもちょっと感想書いてます。→< その1 ・ その2 >
 さて、カーテンコールはいつもスタンディングになるんですが、お決まりじゃなくて、結構いつも本気で立って拍手したい!状態でした。
 あと、この舞台を観た他のメンバーの感想も聞きたいなあ。智也くんは初日観劇でテレビに出てたけど、さて他の3人は観たのかな? ついでと言ってはたいそう失礼ですが、錦織さん(>観劇にいらしてた)とか、井ノ原くん(>彼も舞台のまっただ中だけど、どこかで観に来た…よね??)の感想も、すっごく聞いてみたいなっと♪


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