V6eIKOH!
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(放送)1998年10月〜12月
(制作)プロデューサー・丹羽多聞アンドリウ 脚本・那須真知子 他 演出・吉田健
(主題歌)V6「over」
(出演)森田剛、三宅健、岡田准一、所ジョージ、江川卓、段田安則 他
   カミセン3人が主演の青春ドラマ。優等生の弟と較べる学歴主義の父に素直になれない隼人(剛)、いつまでも夢を追いかける脳天気な父親を嫌う陸男(健)、立場の弱い義理の父親に反発する和哉(准一)の、親子・恋愛と自分捜しを扱ったドラマ。
 一本筋が通った隼人は、格好良かったですね。最初は何をしてもどうしてもすれ違ってばかりいた父親との関係が、最後になって修復されていくところは巧かったです。裏目裏目になっていたものが、最後、父親や家族が大変なときに、長男として仕切ってくれるところはやるなあ、と。剣道姿もよかったし。はっきり言って、ここの親子関係には泣かされたからなあ、よかった〜く〜っ。
 さて、義理の父と本当の父の間で揺れる和哉は、一番大人ぶった役。女にはだらしなくて、爆発したような髪型で(笑)。でも、和哉が涙を流すシーンていうのは、どれもすっごく切なげでした。切羽詰まった感じがして。泣きがうまいです>岡田くん。素直になれずにきた悪ぶってきた男の子が、最後にやっと年相応になれましたね。それにしても、結婚式に乱入する場面はびっくりしましたわ。鈴木砂羽さんの対応も格好良かったですけど。
 一方、髪が赤いぞ、どんどん伸びてきたぞの陸。なんか、甘えん坊なところが可愛かったですね。お父さんの仕事のことですぐにぼろぼろ泣くところとか、いっつもかん高い声で喋っていたりとか、こいつ絶対将来嫁と姑のあいだで苦労するタイプだろうなあとか(笑)、なんか、独特の情けなさが出て、話を明るくしてくれましたね。結構ぽ〜っとしているんだけど、そこがまたよかったりして。

 女の子2人も、主役と父親との関係に較べて、いまいち影が薄かったんですが、それなりに頑張っていたかな、と。最初、和哉に憧れて、そのうち隼人の誠実さに惹かれる千秋役の山田麻衣子ちゃんは、清楚というか本当に頭良さそうな感じがしました。一方、ほとんどやみくもではないかという感じで(笑)陸とつきあいだしたまひる(木内晶子)ちゃんも、気が強くて、陸とのやりとりとか楽しかったです。絶対将来、陸を挟んで姑と大喧嘩を繰り広げることでしょう(笑)。
 父親3人については…これを語らせたら、カミセンより長くなりそうなので語るまい。3人とも、すっごく好きな人なんです。特に段田さん…いい味出してましたねえ〜〜(*^^*)。隼人との確執は、本当に涙なしでは見られなかったです。

 ということで、総括。基本的に、青春ドラマです。「父親との確執」「恋愛事情」だけでよかったかな、と思うくらいで、「自分捜し」はテーマに入れなくても勝手に入ったような気もしますね。さもなければ、恋愛を排除して自分捜しに重点を置くとか。結局、立場という点では、最初と変わりがなかったな、と(笑)。
 その辺の、青春〜♪という雰囲気で許されてしまう甘さとか、毎回出てきた根性なしの労働シーンとか(笑)、嫌いな人には全然ダメなドラマだったかもしれませんね。
 でも、個人的には凄く好きなドラマでした。演技うまかったですよ>カミセン。今の3人にしかできない役ですし。しかし配役うまかったですね〜、カミセン3人も父親役3人も。
 まあ、自分捜しの結末は単純でしたが、その単純さゆえにこれからも色々あるんでしょうね、と思わせられました。1年後、2年後に、続編を見たいです。航海士になろうとする隼人、コックの修行をはじめた陸、アメリカでプーを続ける和哉。案外、数年後はまったく別のことをしているかもしれませんね。迷える仔羊は、まだまだ発展途上なんですから。あ〜、本当に続きが見たいです。

 最後に、主題歌が流れるタイトルロール、良かったです。アメリカ、飛行機、広大な土地に何処までも続く滑走路。そこに立つ3人の姿。「over」の広がっていくような感じとあいまって、世界はきみたちのものだよと言いたくなるような映像でした。

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