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鷲尾高校演劇部奮闘記 |
| 98.11〜12.18 銀座セゾン劇場
原作・手塚治虫 脚本・横内謙介 演出・河毛俊作 出演・井ノ原快彦 鈴木蘭々 一色紗英 黒田勇樹 他 |
![]() さて、ある程度以上の年齢の人とか、ある程度漫画好きの人なら、ある程度内容はご存知の筈の「リボンの騎士」。手塚治虫さん描く少女漫画です。 でも、ある程度以下の年齢の人で、漫画にあまり興味がない人は、この原作(漫画・もしくはテレビアニメ)を知っているのかしら、と首を傾げてしまいます。主演がV6のいのっち、他も若い出演者がメインの舞台なので、当然見に来る人も若い人が多いですよね。 そこで舞台をご覧になった方に質問です。この舞台、どこまで理解できましたか? サファイアことリボンの騎士とフランツ王子との関係、謎の物体(笑)ヒョウタンツギなどなど、何者なんだか判りましたか? 私は、原作は読みたい読みたいと思いつつ読んだことはありませんでしたが、アニメの再放送を見たりはしているので、ある程度大雑把なあらすじは知っていました。手塚漫画もいくつかは読んでいるし。 でも、この舞台、原作をまったく知らない人には、ちょっと理解できない部分が残るのでは、というのが、見ている最中から感じていたことでした。 廃部にされた応援団部のリーダーになりそこねた中島親弘(いのっち)は、弱小演劇部の講堂取り壊し記念文化発表会公演「リボンの騎士」の王子フランツ役にスカウトされる。だが、それは、フランツ役にと校内のイケてる男子をスカウトしまくり、断られまくった末のことだった。親弘が承諾(というより殆ど快諾(笑))したのは、演劇部の答子(一色)がヒロインのサファイア役を演じるに違いないという期待からだ。サファイア役は、順当に答子に決定するが、本当は「リボンの騎士」の脚本を書いたまゆみ(鈴木)が演じたがっていた。まゆみは、昔から「リボンの騎士」の大ファンだったのだ。空想の世界で、サファイア、フランツ、ヒョウタンツギなど、「リボンの騎士」のキャラクターが、まゆみを元気づけ、励ましていく。 そして結局、無事(というか予想以上)の大成功をおさめて、「リボンの騎士」の舞台は幕を下ろす。それまでに、勿論紆余曲折はいろいろあったのだけれど、ともかく大団円のエンディングを迎える。 というのが、大体のあらすじ。 ひとことで言えば「学芸会」を見ているみたいでした。ええと、舞台のレヴェルがどうこういう問題ではなくて、誰にでも中学高校時代って、たとえば学園祭の前とかにこういうどたばたしていた時期ってあったんじゃないかなあってことです。懐かしい雰囲気でしたね。 でも、親弘とまゆみの恋愛感情はどうなったんだ?とか(最初、親弘は答子に惚れていた筈なのにそっちはもういいのか?とか)、結構ね、謎は残るんですよ。基本的にいのっち演じる親弘の青春いっちょくせーん!みたいな雰囲気で話を持っていってしまうところが多かったし(笑)。個人的には嫌いではないんですが、やっぱり甘さは残りましたね〜。う〜ん。 先に書いた「リボンの騎士を知らない人に、この演出が理解できるか」的なところはやはりありますし。 空想のサファイア・フランツたちと、現実の答子・親弘たちとが舞台で交錯するところなんて、演出的にはかなりいいと思うんですよ、私。あと、ラストの舞台のシーン。セットを裏返しに作って、舞台裏を見せるようにした部分とか、面白いなあと感じました。だから脚本の甘さは余計に残念でしたね。
さて、早々に行ってしまおう、配役、です! 個人個人の役自体は、割に薄っぺらな作りをされていたのがちょっと悔やまれますが。 メインは最後にとっておいて(笑)、鈴木蘭々さん。はっきり言って、彼女が主役でした。ストーリーをひっぱっていっているのは、まゆみだったし、空想の「リボンの騎士」キャラクターだって、誰の空想かと言えば、彼女の空想なんですから。しっかし怒ってばかりでしたねえ…。 次。背が高いので、サファイア役のコスプレが絵になりました>一色さん。でも親弘が憧れる役にしては、インパクトがなさすぎたのが残念でした。いいところ、全部、鈴木さんに持っていかれてます(^^;。 はい、黒田くん。いつのまにか、背が伸びましたね〜。でも声が広がらないので、聞き取りづらいところが残念。 私のツボにはまったのは、まず、フランツ役トロイさん。背が高くて体つきがやけにいい、姿勢もめちゃめちゃいいと思ったら、器械体操やモデル経験ありだそうです。まさに王子様っ! 次に、生徒会長役(2役だったんですね〜、実は気づかなかったのですが(^^;)樋渡真司さん。アドリブを入れたり、独特の雰囲気を醸しだしていたので、すごく舞台慣れしている俳優さんだなあと思って観ていました。やっぱり、舞台慣れしているなあと思ったのが、演劇部三年生、緑のジャージの先輩役伴美奈子さん。とにかくオチに使われる役は、雰囲気を和ませてくれるので貴重な存在。ツッコミとのタイミングがすごくよかったです。あとは、応援団部役の皆様には…たいそうお美しくないチアボーイ姿まで見せていただき、笑わせていただきました。こう連ねていくと、細かいところでは、かなり面白い舞台だったんですね〜〜。 というわけで、語りに入らせていただきます>勿論、今回のお目当て、井ノ原快彦くん。 私、いのっちを本命としてきちんと観たのははじめてでしたが…いやあ、主役のくせにしょっぱなから出てくるとは意表を突かれましたわ。しかも長ランの団服。先週の日曜日、『BoysBe…Jr.』の小原裕貴くんの学ラン姿に萌えまくった私、もちろんここでも目がキラリン(-.☆)。携帯電話の電源スイッチを切っておいてください、切ったと思っている人ももう一度確認してください(笑)などの観劇上の注意を幕前で、応援団員揃ってやってくれたのは面白い演出でしたね〜。お陰で、携帯・PHSのベルは上演中一度も鳴らなかったようです。 次(だったかな?)に舞台に出てきたときは、学ランの一番下のボタンがひとつ外れていたけど(笑)。 廃部になりかけた応援団部を盛りかえそうと署名活動をしたり、(このとき、生徒会長とのやりとりで、台詞を何度か詰まらせたいのっち、会長に「中島くん、ちゃんと喋れよ」とツッコミをくらっていました(笑))結構硬派だなあと思っていたら、突然フランツ王子役を演じることになって明るく出てきたのにはひっくり返りましたわ。
しかーも、いのっちの赤いジャージ姿は、学ランよりも私のツボにはまりましたっ! 何がって、足首っ! かつて私は内海光司くんの舞台、前の席になると足袋を履いた足首ばかり見ていたというほどの足首フェチ(笑)。足首がツボのジャニーズ第二の地位は、この時点でいのっちに決定しました(いらんて(笑))。ジャージって、足首まわりが締まってますでしょ。光司くんの場合、体全体がほっそ〜いから「ああやっぱり足首も細くて素敵(*^^*)」状態だったんですが(>これだけでもはたから見ると、相当アヤシイらしい)、いのっちは割にいい体つきをしているのに、締まるところはきっちり締まる、何故足首の締まりがあんなに綺麗なの〜ジャージで二割引にして見てもあまりあるあのバランスのよさ!…ジャージ姿になるたびに、足首にばかり目がいってました、私(爆)。 しかもジャージにマントとか中途半端なコスプレは楽しいし、ちゃんとコスプレすると意外に(失礼)はまるし、軟派さと硬派さの演じ方のめりはりは上手だし。まあ、いのっちの舞台に心配なんてある筈もないんですが(^^)。バク転まで見れたのは、なかなか嬉しかったですね〜。途中、他のメンバーとの軽い(このくらいでは彼は汗もかかないのでは、くらいの軽さ)ダンスシーンもあるんですが、キレが違うんですよ、ほんと。首ひとつ一瞬横を向くような振付でも、速い速い。ステップにもリズム感があるし、ここは結構真面目に見ていた場面なんですが、たったこれだけでも巧いですわって感じでしたね。 役的には、結構地でいけてしまう感じでしょうか。私は、井ノ原快彦ご本人のイメージと割合だぶったんですが、ご覧になられたみなさまいかがですか? やる気のなくなった演劇部員を励ますときとか、あの一所懸命さがはまるところがいのっちの魅力なんだよな〜と思いましたし。「根性と気合」が似合う男です(笑)。 私はてっきりこれで舞台が終わりかと思っていたらまだあとがあったのでびっくりした(笑)、いのっちメインの「勝利の大拍手」は、まさに見せ場。恰好よかったですね〜。一拍子から始まって、途中に何故か「愛なんだ」が入って緊張の中でも笑いを取ったり、ここは本当に拍手モノでした。ずれた回もあったそうですが、私が見たときには、ばっちり合っていましたよ。でも本当に、ここで舞台は終わりだと思ったのです、私。まだお芝居が続くと気づいて…あれ?(^^; だけど、7000円プラス自分の時間2時間半ばかりを使う価値はあったと思いますよ、ほんと。惚れましたわあ〜あの足首(バカ)。 ということで、男井ノ原、ソロの舞台報告でした。 [ 98.12 / ページ先頭へ ]
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