V6eIKOH!
二万七千光年の旅
世紀末の少年

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 2000年10月・11月 東京・PARCO劇場/大阪・シアタードラマシティ
 作/野田秀樹 演出/岡村俊一
 出演/三宅健・山口紗弥加・加納幸和・河原雅彦・平栗あつみ・松澤一之 他
 私は10月22日(日)に観劇しました。
  ちなみにネタバレ含んでます。公演中にこの感想をアップしますが、これから舞台をご覧になられる方は、必ず舞台を先にご覧になってくださいませm(..)m。
 野田秀樹が20年前に書いた作品、あの演劇ファンには根強い人気があった「夢の遊眠社」の作品。遊眠社といえば、当時演劇に興味がなかった私だって名前を知っていたくらいの劇団。そ〜んな大御所サマのお芝居に健くんが出る! しかも主演!と来た日には、もうびっくりでした。
 で、さて問題は、まず私が野田作品が実は苦手だってことだったりします(笑)。と言っても、テレビの舞台放送でしか見たことないんですけど、複数観てる割には苦手なんですね〜。だから今回、あ〜、つまんなかったらどうしようとじたばたしていたのです。
 そして更なる大問題はチケット。こちらはFC分は友達ともども外し、オイオイと結局某チケットポートの会員先行で取ったうしろ〜の方。もっとも東京公演をやるPARCO劇場はそれほど大きくないから、うしろだって見えるんですけど。いや、劇場が大きくないからチケットがこれほど取れないんでしょうか? 実際、主役が今をときめくアイドル2人だからそのファンと、野田秀樹という名前で観に来る演劇ファンとで、そりゃチケット争奪戦も激しいのは当然だわさ。うしろだってチケットあるだけマシですよね〜(^^;。
 という訳で、行って参りました。私の大好きなPARCO劇場
 で、観てきました。野田秀樹さん作、健くん主演のお芝居
 どうだったかというと…面白かった〜〜

 でも実は、この「面白かった」にはかなり裏がありまして、はっきり言って、この作品の粗筋を書けと言われたって書けません(笑)。書ける人がいたらスゴイ。そんな、さ〜っぱり訳わからない舞台でした。
 観てる途中で、「…なんなのこの話?」と思い(実はこの手の不条理さは苦手)、でも面白い。なぜ面白いのかわからないけど、面白い。話はさっぱりわからないけど、面白いからまあいいや。そんな感じで最後まで突っ走ってしまった感じでした。
 そして、舞台の前にはぱらぱらとめくるくらいしかしなかったパンフを家でじっくり読んでみると、演劇評論家の方とか、役者さんとか「わからない」って書いていて、なんとご本人の野田さんでさえ「わかりづらい」と書いている。なんだ〜、わからなくっていいのか〜と気分すっきり(笑)。
 ということで、かなり重圧だったに違いない健くん、それでも心配していたよりもずーっっっとよくて、きっとすごく裏で頑張ったんだろうなと思える出来でした。山口さんとのやりとりでボケかますところとか、早口言葉みたいな台詞の応酬も(こっちがいちいち内容考えてる暇ないぞ!)見事。もちろん、身が軽いので動く動く。ちょっと声を高めにして、手を口みたいにして自分の中の妹の喋りをかます場面もあったんだけど、あのワザは大層ラブリー(*^^*)。終わったあと私もやってましたことよ(笑)。初舞台からあんな途方に暮れそうな台本で、ホントよく頑張った〜。劇場サイズも健くんに合っていたし(悪い意味ではないです)、案外健くんは舞台向きだなあと思ってしまった今回。
 そして山口さん。実はテレビではそんなに好きな方じゃなかったんですが、でも髪をアップにして帽子に隠して、白い衣装で登場した瞬間「うわ、可愛いっ」と思ってしまいました。顔だちがはっきりしているし、目が大きくて、すごい可愛いんですよ、マジ。で、健くんが舞台をあちこち動くのはある程度納得できるんですが、こちらもよく動くこと。ラストで帽子が落ちて長い髪が現われるのも効果的でしたね。健くんが赤で彼女が白という衣装のコントラストもはまってましたし。
 そして主役ふたりが舞台素人だというのに、脇役はもの凄いメンツですね〜。うわ、メインの人たち舞台慣れしているな〜というのは、その次々出てくるアドリブでわかるというもの。普段なら白ける楽屋落ちも、こういう次々物語が変わっていく話で、達者な人たちがやると面白いものなんだな〜と思いました。一番好みだったのはみゆき役の加納さん、体格とか顔も込みで(笑)。それから「紗弥加ちゃんを食事に誘って断られた」(笑)の有名人役河原雅彦さん、めちゃめちゃ笑わせていただきました>舞台やってる人って、ホントにお芝居うまいな〜と思ったし。教養女役の平栗あつみさんも、これまたもの凄く舞台映えする女優さん、途中健くんにどつかれるところで本気でやられていて、そんなのをアドリブにしちゃうところとか、面白かった〜。そして、テレビでもおなじみ芸術男役の松澤一之さん、こちらはもともと遊眠社の方、しかもこの舞台の初演のときにも出演してらしたというんだから恐れ入りました。みんなホントに芸達者。うわ、やっぱり舞台っていいなと思ってしまう自分が怖い(笑)。
 ま、基本的にミーハーモードで健くん見たさで行ったんですが、やっぱりいいですね。想像していたよりもずっと面白くて、野田作品に対する苦手意識も消えて(今までの私はこういう劇の見方がわからなかったんだと思う)、健くんも初舞台とは思えないほどちゃんとやっていて(主役だから当然だけど)、観てよかった舞台でした。今の健くんと山口さんでなきゃできなかった「少年」がホントにうまくはまってましたよ。二重丸。花つき
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