|
|
|
出演/井ノ原快彦・シュー・横山裕 他 ネタばれしてます。これから初めて観る方は、舞台をご覧になってから読んでください。 |
|
在日韓国人と日本人の物語。
つきつめて言えばそんな物語でした。現在と過去が交錯して、そこに高校野球という青春物として定番の話が出てくる訳ですが、基本的に、すごい恋愛物だと思って観に行ったら全然違ってたという(笑)。恋愛も絡んできますが、私は恋愛の部分よりも友情の部分に感動しました。いまいち恋愛に関しては経過がよく見えないので、丁寧に描いてある友情の部分に寄っていけたのだと思います。 実は2回見ましたが、初回よりも2度目の方が感動しました。やっぱり上記の理由が大きかったかな。素直に友情物だと思って観た二回目は初回より色々考えながら観ることができました。 私の周囲で在日韓国人の方はいなかったし、恥ずかしながらその辺の歴史にも疎くてこれに関してはちょっと本とかで調べてみたいんですが、なかなか考えさせられました。日本人、在日韓国人、同じ在日韓国人でもそれを見せる人、隠す人、韓国で暮らす人の日本への感情、そういったものが入り交じって、重い話でした。 ただ、物語的にはストレートすぎだし、いまいち現在の恋愛の過程が見えないので、その辺でちょっと冷めてしまった気がします。勿体ないな。 あと、突然曲が入ってしまうところのバランスみたいなものがちょっと辛かったです。あ、V6の曲を使う必然性ってないと思うんだけど…「ジャニーズの舞台」って感じがしてしまって、ひいちゃった(^^;。 私は新山という先輩役をやった山中氏ファンなのですが、いやあ悪役。でも、在日であることを隠している新山の話ももうちょっと見たかったです。登場人物としては本当に目一杯悪役だけど、実はすごく奥の深いキャラクターかも…と思ってます。 そしてシューさん。うおおお、可愛いっ。麻利子役のポニーテール姿とか、えらく可愛かったです。 さらに今回、主役のイノ様よりもおいしかったと思う横山くん。実はそんなに大きい役どころだとは思わなくて、観てビックリ。ただの脇役じゃない、あれは主役のイノ様とタメはってる役だ〜。またそれがちゃんとはまってる。在日韓国人で、甲子園目指して耐える役をきっちり演じていました。すごい。今回、この役に横山くんをキャスティングした人を褒めますよ。私は二度目のとき、横山くんの演技に泣きそうになりましたからね。 そして主役のイノ。キャラクターとしてはあまりにも面白味のない存在だったのが…(^^;。あと、独白の部分が多いでしょ。でも、イノって独白向きじゃないと思うんですよ(独白が多い脚本と、ステージの前の方を中心としたあんまり動きのない演出の悪い部分をもろにひっかぶったのがイノだと思う(^^;)。でも、横山くん演じる岩本との絡みとかは熱血な感じの好青年でいいですねえ。 また、カーテンコールでイノがギター抱えてシューさんと「ニコ(^-^)ニコ」を歌うのにはビックリというか爆笑。うしろでみんな楽しそうに踊っていたり、シューさんの韓国語講座とかあったり(そこで「最高」という韓国語をばっちり叫んだ観覧者・TOKIO松岡くん、きみこそ最高だったよ〜っ(*^^*))楽しい雰囲気は、イノの存在がやっぱり大きいんでしょう。 2回観て良かった舞台でした。1回しか観なかったら、私にはこの舞台の良さはわからなかったと思います。こういう芝居の見方もあるんだなと、ちょっと目から鱗が落ちたかも。 |