小学校中学年の時にやっておくべき練習

 小学校中学年の頃は、低学年で基本的な動きを習得できたとすると、その基本的な動きのパターンをバスケットボールという種目の特性に合わせて使えるようになっていくことが求められてきます。
 ボールを扱うことが上手になってきたら、ドリブルやシュートなど、バスケットボール特有の動きのパターンを覚えていくわけです。習得の早い子ならこの時期に左右のレイアップシュートをできるようになるでしょう。
 右利きの子は左手のレイアップが苦手になりがちですが、それは子どもの頃に、点を取るという結果を求めすぎて、つい得意な利き手ばかりですませがちになるからです。この時期に左右満遍なく練習することで、その後の技術の習得がよりスムーズになっていきます。
 フットワークや身のこなし、左右で別々の運動をする技能や、手と足で違ったリズムで運動するなど、神経系を意識したトレーニングをするのにももっとも適した時期であると思います。また、バランス能力や空間認知などもこの時期からはじめたいトレーニングです。
 また、この時期から、発育の早い子は身長が伸び始めると思います。女子では平均的な身長の発育のピークが10歳ですから、特に女の子のこの時期は非常に重要です。食事、睡眠には十分に注意してください。身長は、身長が伸びる方向に負荷がかかることで発育を促進できるので、飛んだり跳ねたりという運動を取り入れることで身長の発育を促すことが必要になります。
 女の子はこの時期にしっかりと着地のトレーニングをすることが必要です。なぜなら、女の子は膝の故障が非常に多いのです。その理由として女の子特有の骨盤の大きさからくる骨のしくみで、膝が着地などの衝撃をうまく吸収できないからです。着地をしても膝がふらつかないようにするトレーニングをこの時期から取り入れていくことが必要です。膝の故障を防ぐことは、競技生命を長くするとともに、生涯にわたってスポーツを楽しむためにも重要です。


<バスケットボールの家庭教師での内容>

 この時期の子ども達には、バスケットボールに必要な動きと、基本的な技術の習得を目指します。キャッチ、ドリブル、ハンドリング、レイアップシュート、ジャンプ、ストップ、ターン、ピボット、フットワーク等々です。また、バランス能力や調整力を向上させるトレーニングも行います。
 さらに、身長の発育に関する資料等を用意し、食事等からのアドバイスも含めた指導も行っていきます。
 将来、名コーチの元で指導を受けることができても、身長だけは指導を受けられません。この時期に成長に関するマイナス要因を減らし、プラスの要因を用意してあげることが必要です。


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