SFリスト:T

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Tevis:ウォルター・テヴィス

「ふるさと遠く」
 1981年/伊藤典夫・黒丸尚/ハヤカワ文庫

『アリゾナの公共プールの管理人が、奇蹟の訪れに気づいたきっかけは、淡い海のにおいだった。晴れわたった砂漠の町のプールに、なぜ潮の香りが……?名作の誉れ高い表題作のほか、悪魔に論文を代筆させた大学教授の物語「学者の弟子」、未来の自分と電話で話した男の数奇な運命を描いた「受話器のむこう側」、時間を超越した、ふたりだけの世界に住みついてしまった恋人たちの話「据置き家賃」など、映画『地球に落ちてきた男』『ハスラー』の原作者として名高いテヴィスが、都会的ユーモアとウィットをまじえて軽妙かつロマンティックに描きあげた傑作SF全13篇を結集!』




Tiptree:ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア

「愛はさだめ、さだめは死」
 1975年/伊藤典夫・浅倉久志/ハヤカワ文庫

『自然の本能のまえにとまどう異星生物のライフサイクルを、斬新なスタイルで描き、1973年度ネビュラ賞に輝く表題作ほか、コンピュータによって他人の肉体とつながれた女の悲劇を通して、熾烈な未来社会をかいま見せ、1974年度ヒューゴー賞を獲得したサイバーパンクSFの先駆的作品「接続された女」、ユカタン半島に不時着した飛行機の乗客が体験した意外な事件を軸に、男女の性の落差を鋭くえぐった問題作「男たちの知らない女」など、つねにアメリカSF界の話題を独占し、注目をあつめつづけたティプトリーが、現代SFの頂点をきわめた華麗なる傑作中短篇全12篇を結集!』

「老いたる霊長類の星への賛歌」
 1978年/伊藤典夫・友枝康子/ハヤカワ文庫

『理想の植民星を発見した探査船ケンタウル号。だが、その唯一の帰還者の生物学者の報告が明かす恐るべき真実とは……性心理を探求する「一瞬のいのちの味わい」、太陽フレアにまきこまれた宇宙船の乗務員が見た未来の地球の異様な姿を通じ、戦慄すべきヴィジョンを呈示したヒューゴー、ネビュラ両賞受賞作「ヒューストン、ヒューストン、聞こえるか?」など、つねにSF界に衝撃を与えつづけたティプトリーの傑作中短篇全7篇』

「たったひとつの冴えたやりかた」
 1986年/浅倉久志/ハヤカワ文庫

『やった!これでようやく宇宙に行ける!16歳の誕生日に両親からプレゼントされた小型スペースクーペを改造し、連邦基地のチェックもすり抜けて、そばかす娘コーティーはあこがれの星空へ飛びたった。だが冷凍睡眠から覚めた彼女を、意外な驚きが待っていた。頭の中に、イーアというエイリアンが住みついてしまったのだ!ふたりは意気投合して〈失われた植民地〉探険にのりだすが、この脳寄生体には恐ろしい秘密があった……元気少女の愛と勇気と友情をえがいて読者をさわやかな感動にいざなう表題作ほか、星のきらめく大宇宙にくり広げられる壮大なドラマ全三篇を結集!』




Tubb:E・C・タブ
グレゴリイ・カーン別名義

「嵐の惑星ガース」<デュマレスト・サーガ>
 1967年/鎌田三平/創元推理文庫

『生まれ故郷「地球」をもとめて大宇宙をさまよう、さすらいの渡り者アール・デュマレストは生命を賭した人工冬眠宇宙旅行の末、惑星ガースにやってきた。ガース北部の山地に嵐が吹き荒れるとき、そこにいあわせた人々に何かが起こるという。カンド女皇国の女皇は自分の後継者を決めるため、サイムという男は死んだ妻をよみがえらせようとして、その他の人々も何かの望みを持ってやって来ている。デュマレストは「地球」のありかを知るために来たのだったが、思いもよらぬ事件の渦に巻き込まれてしまった。待望のニュー・スペースオペラ第一弾!』

「夢見る惑星フォルゴーン」<デュマレスト・サーガ>
 1968年/大西憲/創元推理文庫

『生まれ故郷「地球」をもとめて大宇宙をさまよう、さすらいの渡り者アール・デュマレストは、カルダー家の令嬢デライの護衛役を引き受けることになった。カルダー家では〈家長〉の座をめぐり、サイバーたちまで一枚噛んで対立抗争が続いている。そんななかで、生まれついての超能力者であるデライは、唯一の切札だったのだ。デライを利用せんものとつけねらう勢力から身を挺してまで守ってくれるデュマレスト。いつしか彼女はほのかな恋心をいだきはじめたのだが……〈デュマレスト・サーガ〉珠玉の第二弾』

「迷宮惑星トイ」<デュマレスト・サーガ>
 1969年/酒井昭伸/創元推理文庫

『生まれ故郷「地球」をもとめて大宇宙をさまよう、さすらいの渡り者アール・デュマレストは、惑量トイに降り立ったとたん近衛兵につかまった。そして大金を払うか、または戦争に参加するかの二者択一をせまられた。払う金のないデュマレストはしかたなく戦争に参加。しかし彼の側は大敗を喫してしまう。敗軍の将兵を待つのはただひとつの遅命、死である。やがて勝者たちは武器も持たないデュマレストたちを狩り出しはじめたのだが……!デュマレスト・サーガ第三弾』

「キノコの惑星スカー」<デュマレスト・サーガ>
 1970年/鎌田三平/創元推理文庫

『生まれ故郷「地球」をもとめて大宇宙をさまよう、さすらいの渡り者アール・デュマレストは、惑星スカーに流れ着いた。どしゃ降りの雨が続く冬が三十日、酷暑の夏が三十日、人が活動できるのは残り三十日の春と秋だけ。この時季には強カな毒性をもった菌類がはびこる。そのなかに、人間の体内で共生体として生き続け、長寿をもたらし、知覚を増強する、途方もなく貴重な胞子を持つキノコがあるのだった。そこへ運命に導かれるままにやって来たのが惑星ジェストの領主ジョスリンである。人気シリーズ第五弾!』

「聖なる惑星シュライン」<デュマレスト・サーガ>
 1971年/大西憲/創元推理文庫

『生まれ故郷「地球」をもとめて大宇宙をさまよう、さすらいの渡り者アール・デュマレストは、ひょんなことから〈クモの巣星雲〉を航行する宇宙船に処置係として乗り込むことになった。恒星があまりにも近づきすぎているこの星雲では、重力が入り乱れ、激しい磁気嵐が吹き荒れ、放射線が降り注いでいる。古文書はその奥に〈聖なる場所〉が存在すると記していた。「聖なる場所に行け、そしてその上に両手を載せるのだ」と。〈聖なる場所〉の正体は?両手を載せると何が起きるというのか?シリーズ第六弾!』

「科学惑星テクノス」<デュマレスト・サーガ>
 1972年/酒井昭伸/創元推理文庫

『生まれ故郷「地球」をもとめて大宇宙をさまよう、さすらいの渡り者アール・デュマレストは、賭博場の金に手をつけて袋叩きの目に遭った仲間のいまわを看取った際、伝言を頼まれた。その伝言を伝えればひとつの惑星が救われるという話に、彼が向かった惑星は、科学惑星テクノスの総統ウァルガスの奸計によって荒癈をきわめていた。あくまで地球の情報を得ようとするデュマレストは、テクノスにこそそれがあると睨んで潜入を試みたのだが、彼を待ち受けていたのはサィクランの罠だった。危うしデュマレスト』

「植民惑星ドラデア」<デュマレスト・サーガ>
 1972年/沢万里子/創元推理文庫

『生まれ故郷「地球」をもとめて大宇宙をさまよう、さすらいの渡り者アール・デュマレストは、サイクランの手先に襲われ、持ち前の敏捷さで九死に一生を得たが、文無しのまま感星を追放される。次に流れ着いた惑星の名はドラデア。金を稼ぐために出た闘技場で見せた腕をかわれて、彼はヴェルキアという娘のボディガードとなった。娘は国主相続候補のひとりだったが、もうひとりの候補から命をねらわれる恐れがあったのだ。そしてその候補の後ろにはサイクランの影が!』

「幻影惑星トーマイル」<デュマレスト・サーガ>
 1973年/鎌田三平/創元推理文庫

『生まれ故郷「地球」をもとめて大宇宙をさまよう、さすらいの渡り者アール・デュマレスト。彼が乗り組んでいた宇宙船の積荷の猛獣が逃げ出し、ジェネレーターを破壊したあげくに船長に重傷を負わせてしまった。どうやらサイクランのスパイが乗り合わせていたらしい。あわや宇宙の幽霊船となりかけたところヘ、奇妙な通信が届きはじめた。あわてて応答するデュマレスト。たちまち宇宙船は未知のカで引き奇せられ、とある惑星上に強制着睦させられてしまった。なんとその惑星自体が一個の生命体だったのだ!』

「誘拐惑星オウレル」<デュマレスト・サーガ>
 1973年/大西憲/創元推理文庫

『生まれ故郷「地球」をもとめて大宇宙をさまよう、さすらいの渡り者アール・デュマレストは、惑星オウレルで暴漢に襲われた少年を救った。少年の家でしぱらくやっかいになることになり、何日かたったある晩、彼が散歩に出かけたすきに何者かがラフトで来襲し、まんまと少年をさらって行ってしまった。誘拐犯人の正体は?そのねらいは何か?何の変哲もない少年のどこに秘密がかくされているのか?デュマレストは捜索隊を組織し、誘拐犯のあとを追ったのだが!?』

「流血惑星チャード」<デュマレスト・サーガ>
 1974年/酒井昭伸/創元推理文庫

『生まれ故郷「地球」をもとめて大宇宙をさまよう、さすらいの渡り者アール・デュマレストを、惑星ペイヤーで待ちかまえていたのは権力者エイハルトの一族だった。一族の娘にさそわれるまま城におもむいたデュマレスト。計略か、と気づいた時はおそく、長老は彼に「行方不明になっている一族の長男を捜し出すべく惑星チャードヘ行け」と命ずるのだった。折しもチャードは戦問のまっ最中。戦星の傭兵隊長に扮して乗りこんでいたデュマレストの、チャード軍を率いての活躍がはじまる!好調のシリーズ第11作!』

「テクノ惑星カモラード」<デュマレスト・サーガ>
 1975年/沢万里子/創元推理文庫

『生まれ故郷「地球」をもとめて大宇宙をさまよう、さすらいの渡り者アール・デュマレストは、サイバーの追求の手を逃れんものと、宇宙船をチャーターして行方をくらまそうとした。到着した先はカモラード。見渡すかぎりの氷原に不時着とあいなった。襲いかかる極寒と闘い、甘い死の誘惑を振りはらい、何とか生き延びようとするデュマレスト。やがて力つきて谷底へ墜落。意識を失った彼が目を覚ましたところは、まるでパラダイスのような街インストーンだったのだが!?』

「秘教の惑星ナース」<デュマレスト・サーガ>
 1975年/鎌田三平/創元推理文庫

『生まれ故郷「地球」をもとめて大宇宙をさまよう、さすらいの渡り者アール・デュマレストは、若い渡り者と話すうち、彼の故郷がナースという星であることを聞き出して愕然とした。妙になつかしい名だ。ナース、地球(アース)、偶然の一致にちがいない。それでも希望の灯は明々と点った。おとり、かもしれない。サイクランが罠をかけるとしたら、こんな効果的な餌は他にはないだろう。デュマレストは罠にはまる危険をかえりみず惑星ナースを目ざして宇宙船に潜り込んだのだが!?』

「虚像惑星バラドーラ」<デュマレスト・サーガ>
 1976年/佐治弓子/創元推理文庫

『生まれ故郷「地球」をもとめて大宇宙をさまよう、さすらいの渡り者アール・デュマレストは、惑量テラルデで死刑になるところを、優れた能力を認められて助けられ、伝説の惑星パラドーラヘの旅に同行させられることになった。伝え聞くところによれば、バラドーラにはあらゆることへの答があるはずだった。もちろん、彼があまりにも永いあいだ探し求めてきた、地球の正確な位置も。しかしバラドーラが存在するのは、巻き込んだ宇宙船を木端微塵にしてしまう電子渦が荒れ狂う、ヒッチェン塵雲の中なのだ!』

「悪夢の惑星ホーガン」<デュマレスト・サーガ>
 1976年/大西憲/創元推理文庫

『生まれ故郷「地球」をもとめて大宇宙をさまよう、さすらいの渡り者アール・デュマレストは、傭兵として戦闘に参加したものの軍は破れ、敗残兵として囚われの身となった。生き延びるため新たな謀略に否応なしに加わることになった彼は、計画を逆手にとって船を奪い、脱出することに成功する。乗り込んだ船の積荷を調べるデュマレスト。そして発見したもの、それは何人もの死体だった。白布で包まれた死体の肩や腕に現われた、真っ赤な色で縁取られた黒いしみ。この船は悪夢の病原体にとりつかれていたのだ!』

「野望の惑星ハラルド」<デュマレスト・サーガ>
 1977年/沢万里子/創元推理文庫

『生まれ故郷「地球」をもとめて大宇宙をさまよう、さすらいの渡り者アール・デュマレストは、いままでに手に入れた情報をもとに地球の座標を探りだそうと、銀河随一のコンピュータ・サーヴィスが得られるという、感星ハラルドにやって来た。ところがかかる責用の莫大さに驚くばかり。なんとか調査を引き受けてくれそうなサーヴィス屋を紹介されて、そこへ向かったデュマレスト。そのときにはすでに、サイクランの邪悪な手が、サーヴィス屋の周辺に伸びていたのだが!』

「死霊の惑星ザキム」<デュマレスト・サーガ>
 1977年/鎌田三平/創元推理文庫

『生まれ故郷「地球」をもとめて大宇宙をさまよう、さすらいの渡り者アール・デュマレストは、惑星ザキムを武力で征服しようとしたプラパンクの野望を打ち砕いたあと、しばらくザキムに留まっていた。ある日ニュースが入った。宇宙に出ていたプラパングの息子が帰って来るというのだ、それも強力な傭兵部隊を引き連れて。今まで友好的だったザキム評議会のメンパーは掌を返したようによそよそしくなった。あやうしアール。デュマレストはこの苦境にどう立ち向かう!?』

「希望の惑星アス」<デュマレスト・サーガ>
 1978年/大西憲/創元推理文庫

『生まれ故郷「地球」をもとめて大宇宙をさまよう、さすらいの渡り者アール・デュマレストは、悪漢に襲われた女美術商を助けた。彼女の扱う絵の中に、見おぽえのある星があった。クレーターに覆われ、頭蓋骨のように見える球体。まぎれもなく月の姿だった。その画家は惑星アスに住んでいるという。アス?地球と関係があるのか。アスに着くとデュマレストは若く美しい女性に買われた。女を楽しませること、それが彼の義務だった。そして、女は地球を知っていた。いよいよ佳境に入る〈デュマレスト・サーガ〉』

「砂漠の惑星ハージ」<デュマレスト・サーガ>
 1979年/沢万里子/創元推理文庫

『生まれ故郷「地球」をもとめて大宇宙をさまよう、さすらいの渡り者アール・デュマレストは、サイクランの罠にはまって惑星ハージに降ろされた。彼を捕えんものとサイバーがハージに向かっているにちがいない。サイバーが来る前に金を稼いで宇宙船の切符を買い、ハージを脱出せねば!しかし徒手空拳の彼が金を得るには闘技場しかない。やむなく闘技に出場した彼を待ち受けていた相手は、人間ではなく巨大な蛇の怪物サナクだった。必死に立ち向かうアール。だが強力な敵の前に、彼は失神してしまう……!』

「刺客の惑星ヒアカーヌ」<デュマレスト・サーガ>
 1978年/佐治弓子/創元推理文庫

『生まれ故郷「地球」をもとめて大宇宙をさまよう、さすらいの渡り者アール・デュマレストをつけ狙う宿敵サイパーは、あまたの星が集まる大間隙宙域に入り込んだ彼を探しだし、捕えるために、人間狩のプロ、ボクナーを雇った。一方デュマレストは、宇宙船に乗員として乗り組んで旅を続けながら、地球のありかを探っていた。ポクナーは、デュマレストの行動パターンを学んで、推理し、彼がおもむきそうな場所をチュックし始め、とうとう乗客として彼の船に乗り込んで来た。デュマレストの命運もこれまでか!?』

「空想惑星エスリン」<デュマレスト・サーガ>
 1979年/鎌田三平/創元推理文庫

『生まれ故郷「地球」をもとめて大宇宙をさまよう、さすらいの渡り者アール・デュマレストは、奴隷狩りに遭い、捕えられてしまった。彼を買い取ったのはエスリンの女皇キャスリン。彼女の娘は何年も前に異星人の機械に触れ、いまや生きる屍と化していた。肉体はそこにあるのだが、精神だけが機械によってどこかへ送りだされてしまっていたのだ。女皇はデュマレストに、機械に触れて娘の精神がいる場所へ行き、娘を救いだしてくるように命じた。それまでに行った者は全員発狂したか死亡したというのだが!?』

「秘薬の惑星エリシウス」<デュマレスト・サーガ>
 1980年/大西憲/創元推理文庫

『生まれ故郷「地球」をもとめて大宇宙をさまよう、さすらいの渡り者アール・デュマレストは、地球の位置データを持った男がいるというエリシウスにやって来た。そこはある種の天国だった。マナと呼ばれる栄養食品が簡単に手に入るために、人々はあくせく働くことなく勝手気ままな生活が送れる。しかもマナには麻薬としての効能があり、これを食ぺると幸福な気分にひたれるのだ。確かに地球のデータを持った男は存在した。ただし彼は、鉱山の落盤事故で地中深く埋められていた。どうやって彼を掘り出すか?』

「異形の惑星クルディップ」<デュマレスト・サーガ>
 1980年/大西憲/創元推理文庫

『生まれ故郷「地球」をもとめて大宇宙をさまよう、さすらいの渡り者アール・デュマレストは、地球の座標を握ったまま死んだ男の生前の足取りをたどって、アッセリウスにやってきた。彼と同じ調査をすれば、同じ結果が得られるに違いない。地球の位置がわかるに違いない。つてを頼って大学のコンピュータ・システムとコンククトを取ろうと画るアール。かくするうちに周囲の情況が険悪になってきた。サイクランの魔手が伸びてきたのだ。急げ、アール。ゴールは自前だ!』

「天翔ける惑星ザブル」<デュマレスト・サーガ>
 1981年/鎌田三平/創元推理文庫

『生まれ故郷「地球」をもとめて大宇宙をさまよう、さすらいの渡り者アール・デュマレストは、惑星シャードで強盗に奪われた荷物を取り戻すために動きまわるうち、渡り者の女流画家カリーナと知り合った。彼女の助けを借りて荷物を回収できたアールは、彼女の部屋でその作品を見せてもらったが、そこに描かれているものを見て驚嘆の声をあげた。「こいつをどこで見たんだ? どこだ!」そこには彼を地球へ導く象徴、責道十二宮の図形がはっきりと描かれていたのだ!』

「女帝の惑星ジュールダン」<デュマレスト・サーガ>
 1982年/大西憲/創元推理文庫

『生まれ故郷「地球」をもとめて大宇宙をさまよう、さすらいの渡り者アール・デュマレストは、巨大宇宙船ザブルに住むテリディー人の若者のあいだに、絶大な人気を獲得した。この人気に伴う権カを利用して、サイクランの魔手からのがれ、地球発見を早めようとする彼だったが、いまやザプルの実カ者にのし上がったヴォロージャは、それを好ましくは思っていなかった。やがて、サイクランの手先と思われる多数の宇宙船が接近して来た。若者たちを率いてこれを迎え撃つデュマレスト。しかしその時ヴォロージャは?』

「超能力惑星バーツ」<デュマレスト・サーガ>
 1983年/佐治弓子/創元推理文庫

『生まれ故郷「地球」を求めて大宇宙をさまよう、さすらいの渡り者アール・デュマレストは、惑星バーツの見世物小屋で超能カを持つ少女に出会った。少女の歌う歌は、遠い昔、地球を脱出したときの身も凍るょうな恐怖をまざまざと甦らせた。過去を探る鍵を握っているにちがいない。ところが、少女は何者かの手でサーカスに売り飛ばされてしまった。ビエロに変装し、サーカス小屋にもぐりこんだデュマレスト。そこには、獲物のかかるのを舌なめずりして待つ男の罠がしかけてあった。絶体絶命のデュマレスト!』

「最後の惑星ラニアン」<デュマレスト・サーガ>
 1985年/大西憲/創元推理文庫

『生まれ故郷「地球」をもとめて大宇宙をさまようデュマレストは、希望をもたらす書物、地球の手がかりが得られそうな一冊の本を手に入れた。が、その喜びもつかのま、殺人のぬれ衣を着せられた。刑を逃れるためには、狩りの獲物になるしかない。極寒の荒野を懸命に逃げるデュマレスト。背後には残忍な笑みを浮かべるハンターたち。危機一髪、死地を脱したものの、行く手にはさらに恐るべき罠の数々が……。はたして彼は地球の座標を知ることができるだろうか。デュマレスト・サーガはここに大詰を迎える』




Turner:ディリア・マーシャル・ターナー

「半熟マルカ魔剣修行!」
 1999年/井辻朱美/ハヤカワ文庫

『強くなって、ご主人を倒すんだ!意地悪な魔法使いの主人から逃げ出したマルカは、ただいま剣術修行中。ところが、ふとしたことから剣術学校を追い出され、ハンサムなアンドロイド、ロダーが率いる魔力ドライブ宇宙船に飛びこむはめに。ロダーは魔力者矯正帰還〈監視局〉との戦いの真っ最中で、マルカも否応なく動乱の渦中に巻きこまれていくが……。科学のかわりに魔法が発達した世界を舞台に、小さな剣士マルカが大冒険!』




Twain:マーク・トウェイン

「アーサー王宮廷のヤンキー」
 1889年/龍口直太郎/創元推理文庫

『そもそものはじまりは喧嘩っぱやいヤンキーが頭にくらったバールの一撃。世界がパッと暗くなり、再び正気にかえってみると、なんと時は伝説のアーサー王の御世。馬に跨る騎士たちや、すそをひきずる女たちの中で背広姿が目立たぬはずはない。たちまち囚われの身となり死刑の宣告!しかし彼は進んだ知識を身につけた近代人。突然まよいこんだ中世で科学を駆使し、アーサー王と円卓騎士団をけむにヤンキーの活躍やいかに?マーク・トウェインがSF的発想で描くユーモアに満ちた異色作。完訳決定版!』