| ドライフードの袋に、成分表示は、義務づけられていますが、カロリー表示の無いものの簡易計算式です。 なお、輸入品のドッグフードで、成分表示などが原産地語 + 日本語表示(直接印刷または貼付)のものは正規代理店経由、原産地語表記だけのものは、並行輸入品などと見て良いようです。 カロリー計算式 (100g あたり) 1 成分表から炭水化物の量を求める。 炭水化物%= 100%ー(粗タンパク質%+粗脂肪%+粗灰分%+水分%) 2(炭水化物%+粗蛋白質%)x 4Kcal + 粗脂肪% x 9Kcal = KCal/100g 粗蛋白質が少ない → 炭水化物が多い 脂肪が多い → カロリーを稼げる 原料の中では、粗タンパク質の原価が他に比して圧倒的に高いので、100gあたりのカロリーが同じものでも、粗タンパク質と脂肪の割合によって、原価が違う(フードの質・内容が違う)ので、成分表まで良く観察しましょう。 四季の変化が明確で、南北に長く気温の変化の激しい我が国では、季節によって食事の内容(必要カロリー)を工夫したいものです。 成犬の一日あたりの基礎代謝エネルギー必要量(犬が安静状態の時)は、次の算式が目安になります(NRCによる)。 基礎代謝エネルギー(安静時)必要量計算 ( )内は、体重例 体重10Kgの成犬の場合の電卓での計算方法--- (1) 10(犬の体重Kg)を3乗する (2) (1)の答え1000が出たら、√を二回押す (3) (2)の答え 5.623 に 132(体重1Kg当たりの代謝エネルギー量)を掛ける (4) 出た答え 742.2が基礎代謝エネルギー必要量になります。 これで与えているドッグフードに記載された100g当たりのカロリーから、一日の給餌量が得られます。 この例の体重10Kgの犬に 400Kcal/100gのフードの場合は、 742.2÷400X100g =185g/1日が目安となります。 小中型犬で4ケ月で成犬並、6ケ月で最高値(成犬時の約30増しのカロリー)を、大型犬で3.5ケ月で成犬並、9ケ月で最高値を要求します。 これは、ペットフードメーカーの標準ですので、個々の運動量や体調を見て、調整てください。 おまけ 体重 30Kg の場合 1,692 KCal/日 (1,692/368) x 100g = 約 460 gm 体重が3倍でも、フードの量は、比例しません。 小型犬の方が、動きが激しい分、大食いです。(^_^) 気温の変化によって、冬は体温を維持するためにエネルギーの必要量が増し、夏は食欲も減退し、消化機能も低下しますから、季節に応じたエネルギー量の調節が必要です。 春秋の快適な季節を100とした場合に、夏は10-20%減、冬は10-20%増が目安になります。 高温多湿の梅雨時から夏の間は、汗腺の発達の悪い犬にとっても大変つらい季節 です。 口を開けて呼吸による熱の放出により体温調節をはかり、密毛が抜け、皮下脂肪の 消失、食欲減退等によって暑さに耐えるようになっています。 春秋冬よりも脂肪分を控えた食事を心がけ、新鮮な水を十分に与えてください。 与える時間も、朝早くか、夕方から夜間の涼しくなってから与えるようにして、 食べ残しは必ず捨てて、食器はその都度きれいに洗ってください。 粗灰分(ミネラル)の働き 無機質・カルシゥム、リン、鉄、ヨー素、マグネシウム、マンガンなどを、一般にミネラル(粗灰分)といいます。 この中で、犬にとって一番大切なのが、CaとP(リン)です。 比率は、人間とは違い、1:0.8の割合が望ましいといわれています。 CaはビタミンDが無いと正常に働かないのですが、Dは過剰投与の悪影響の方が大きい、と思っています。 高齢犬用には、特にCa と P に注目してください。 といっても、成犬の必要量は、体重1Kgあたり、 Ca 242 mg、 P 198 mg ですから、 あまり神経質になることもありません。
「水」には、ミネラルが含まれていますから、常に飲めるようにしておけば、ことさら気にしないでもよいでしょう。 ドライフードの出始めの頃、水を十分にやらずに、腸内出血の症例を何件か耳にしました。 必ず、新鮮な水をいつでも飲めるようにしてください。 |