| 一般に一ヶ月の食餌量は、犬体の体重とほぼ同じといわれています。 ドックフードは、栄養バランスを考えていますので、ドライフードの給餌量の目安の説明では、標準体重=一日の目安量 x 30日 x 0.7位ではないでしょうか。 これに水分が加わりますので、ほぼ犬体に同じになります。 犬の成長は、最初の一年が人間の18から20才、以後一年が人間の4年位に相当します。 わずか一年の間に、人間の20年分の体力を急激に作ることを考えてみて下さい。 成長期の犬については、繁殖者の手元にいる、特に妊娠中の二ヶ月間と生後二ヶ月まで、飼育者に手渡された以後の6から9カ月位までが、その犬の一生を左右する大事な時期です。 一日あたりの食餌回数は、成長過程に応じて平均的に 乳児期(出生時から2カ月) 6から4回 子犬時期(4から6カ月) 4から3回 幼犬、未成犬時期(6から12カ月) 3から2回 成犬時期 2から1回 に分けて与えます。 Q: 月齢でなぜ回数が違うのでしょうか。 A: 答えはドッグフードの生後月齢毎の給餌量にヒントがあります。 手許にあるフードの標準給与量は、1日あたり 成犬時体重 生後月齢2ヶ月 4ヶ月 8ヶ月 成犬 9.0-13.5 Kg 145-175g 215-285g 220-320g 190-250g 犬のライフステージを、乳幼犬期、成長期、成犬から壮年になる成犬期、老年期と分けて考えてみます。これは人も同じで当てはめてみると分かりやすいですね。 生まれてから60日目頃で離乳食が終わり、以後犬の大きさによって、1年半位の間に人の18〜20年分にも相当する急速な成長をします。 この時期は、必要カロリーが成犬時の2〜3倍にもなります。 まだ、消化器官が未発達なこの時期に、成犬時の量を同じ1〜2回で与えたらどうなるでしょうか。 食べられないし、例え食べたとしても十分吸収できないで、ピーピードンドン、ピーヒャララで、雑巾を手放せずにお祭り騒ぎでしょうね。(^_^) で、分けて回数を多くします。 犬が、人間の友として人から餌を貰えるまでは、群で獲物を捕り、ボスが真っ先においしいところをたらふく食べて、他の犬は順番に食べていたことを考えれば、2、3日獲物にありつけないことがある、というのが当たり前でした。 ですから、成長に連れて餌の回数が減るのではなく、成長期には回数を増やして必要な栄養を採れるようにする、と考えればいいと思います。 犬の胃と、人を比べてみると、構造、消化器管では大分違います。 犬の胃は、消化管の60%以上を占めて、胃液も骨をも溶かすほど強い酸を持っています。体からは考えられないほどの量を食べられます。 ですから、あればあるだけ喰いダメが出来るでしょうが、待っているのは肥満と成人病です。 胃の構造は、例えばハンモック状に吊られている、と考えればいいでしょうね。 食後すぐの運動は避けましょう、というのも腹一杯で走り回って、ハンモックがユラユラ。 振りが激しくなって、ハンモックがくるっと一回転してしまうと、胃捻転。 緊急手術をしないと助かりません。 特に、大型犬、胴長の犬ほど注意が必要です。 Q: 一度にがばっと与えるよりは、ちょこちょこあげていた方がうるさくないのですが。 A: これは、しつけの問題です。 アルファ化しています。 催促すれば、貰える(与える)で、「ワンワンワン、おーい餌!」「ハーイ、お待ちを」で、 これが、一般的な餌がかりのしもべ さん の構図です。 成犬に1日糧を分けて与えるとして、1回で腹八分目の量が3回に分ければ毎回三分目づつ。 絶えず空腹感を持つことになります。 小型犬は、1日2回にした方が良いようです。 ここは、一つしつけ直しで、食事時間を決めて、人の食事時間と重なるときは必ず人が食べ終わるまで待たせてから与える、ということを実行してみて下さい。 ワンコに、ボスが誰かを判らせないと、後々大変です。 2、3日は催促するでしょうが、そこは我慢。 すぐに良い子に変身しますので、実行してみて下さい。 犬との付き合いは、文化系の付き合いです。 日常の肉付きの目安としては、手で背骨・仙骨に触れてみて、少々分かる程度が最良です。あまりにもはっきりと分かるようでは痩せすぎ、分からないようであれば太りすぎです。 春夏秋冬、温湿度等の自然環境や、運動の量、食餌の質、個体差等によって大きな差異がありますので、量はどの犬も画一的に数学的に決められるものではありません。 一日量は、犬の頭部とほぼ同じといわれていますが、個々のフードのカロリーも違いますので、説明書きを参考にして下さい。 |