Collie & Sheltie Land

ペットと同居のお年寄りは元気


生活上の障害や高血圧が、「ペットの飼育者」は低い数字   筑波大調査

 犬や猫などのペットを飼い、親友のように付き合っている高齢者ほど健康な傾向にあることを、筑波大の研究グループが住民の調査で確かめた。高齢社会の到来で一人暮らしのお年寄りが増えているが、動物との共生は、健康を長く維持するのに役立ちそうだ。
 研究したのは筑波大医療技術短大部の斉藤具子非常勤講師と筑波大社会医学系の加納克己教授、上地勝助手ら。九月十三日からブラジルで開かれる「人と動物の関係に関する国際会議」で発表する。
 研究グループは平成十一年、茨城県北部の里美村に住む六十五歳以上の高齢者四百人に質間紙を郵送、ペットの有無や健康状態を調べた。三百三十九人から有効回答が寄せられた。
 飼育経験がない人、過去に飼育した人、現在も飼育している人がそれぞれ約三分の一を占めた。ペツトは犬がやや多く、猫が続いた。「食事を自分で用意できる」など、高齢者の健康度の指標となっている手段的日常生活動作能力(IADL)について、ペットとの関連を解析した。
 「生活上の障害あり」とされた高齢者の割合は、飼育経験がない場合を 1 とすると、犬を飼っている人でO.53、猫を飼っている人でO.89。「私にとってペットは親友だ」と思っている場合ではO.48まで下がり、犬や猫をかわいがっているお年寄りが健康と分かった。 また、高血圧のため降圧剤をのんでいる高齢者は、動物を長く飼っている人ほど少なかった。特に猫を飼っている人の降圧剤使用は少数で、猫をよくなでたりすると血圧が下がるという海外の報告と符合した。

                  産経新聞 月曜日平成13年(2001年)8月20目14版