| 【JCCスタンダードの記述】 耳は、小さく柔軟で頭蓋の上部についており、その3/4を立て、1/4を前に垂らしている。休息したときには、耳を後ろにたたんで、首の飾毛の中に埋めている。 欠点 : 耳の位置の低いもの。ハウンド種の様な耳。立耳。こうもりのような耳。 ねじれた耳。耳朶の厚すぎるもの、または薄すぎるもの。 2/3〜3/4が立ち、先端部分の1/3〜1/4が"自然"に前方に垂れていることが正しい形といえます。 この形態は、シェルティ犬種の原種犬に改良を重ねた歴代の繁殖者たちが、この目標に向かって作出してきたものです。 犬種として初期の頃は、低く重苦しく垂れた耳であったと思われ、生き生きとした表情に欠けることから、高く支持する方向で改良され、全くのたち耳の犬が繁殖に使用されたこともあるようです。 シェルティが犬種としてKC(英国・ケネルクラブ)に認められたのは 1914年ですから、犬種の歴史としては、まだまだ短いもので、完全に固定化されるには至っていない結果です。 立ち耳、低く垂れた耳、中間のちょうど良い耳がでる可能性があります。 もちろん、現在は繁殖者の改良で、ちょうど良い耳の比率が一番多くなっています。 ○ ちょっと手を貸して、正しい耳にしてあげましょう。 耳は、中心に軟骨組織を持っていますが、下方は軟骨が先端より厚く、円筒を斜めに切ったように先端に行くほど狭く薄くなっています。耳は非常に微妙なもので、わずかな耳の付け根の幅、形状、軟骨の厚さ、弾力、先端との重さとのバランス、幼犬時代の飼育管理(栄養の過不足)、精神状態などによって、立ち耳にならずにすむものまで、立ってしまいます。 そこで、耳が立ってきて固定される2〜4ヶ月頃に、2〜4週間ほど、テーピング、ガムなどの錘をつけて、形の良い耳になるように、ちょっと手を貸してあげましょう。 この時期を過ぎていても、あきらめることは、ありません。 根気よく、やってみてください。 あまり長期に渡り、ガッチリとテーピングしてしまうと、"自然らしさ"のない、休息時、疾走時にも、常に前を向いて寄せているような耳になってしまうので、注意しましょう。 (テーピング方法は 耳のセットの仕方 を参照してください。) |