AD&Dゲームワールドでの騎士団と騎士の名誉
The code of Chivalry
Order of Knighthood in the AD&D game
by Mark Easterday TSR・DRAGON誌#125より
この記事は新和が出していたプレイングガイドUの和訳記事をスキャンして掲載するものです。各自取り扱い注意してください。なぜこの記事を取り上げたかというと、名誉の神ジャステックの信仰ポイントを検討する上で、参考になるべき記載が数多くあったからです。そのためキャパリア系のキャラクター及びジャステック神の使徒の関係者は目を通しておいてください。なお名誉ポイントは導入する予定はありませんので、あくまでも参考としてください。
AD&Dの世界では、悪に対する善の永遠の戦いを呈示しています。しかしながら、ローフルグッドのプレイヤーは、しばしば自分たちが非常に不利に思えることがありますそれはイビル<エビル>キャラクターが、ポイゾン(毒)、シーフやアサシンのギルド、デーモンやデピルたちなど、とてっもない力を自由自在に操るときでしょう。このアンバランスを埋め合わせるために、ローフルグッドのプレイヤーにロールプレイングで数多くのチヤンスを与える一方、この文章で、AD&Dの世界での、騎士における騎士道(Chivalry)、名誉(honor)、騎士教団(もしくは騎士団:Order)をご紹介いたしましょう。「アンアースド アルケイナ」の中で騎士達のために書かれた封建時代の掟をこの記事で補足します。しかし、その内容は騎士たちにとってはとても限定的です。とくに許されるアライメントの範囲についてはそうです。
騎士道のおきては、騎士たちの心であり魂です。正義感が強く、勇気を持ち、控え目で、仲間に対して礼儀を重んじ、弱い者へ同情心を持ち、規則や善に対しての献身の心。このようなことが心を占め、あらゆる善の擁護者である英雄的なプレイヤーがその究極の姿でしょう。騎士道のおきてに従うものはその力が尽きるまで、強力なドラゴンや邪悪な魔法使いなど総ての悪の存在と戦うことで自身の行動を証明します。
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ローフルグッドの騎士にとって悪の征服ほど大きな名者はありません。ここでの名誉とは、名声や善行為や正義の追求なども含んでいるものです。騎士にとっての名誉という言葉は、ある功績でそれを得て三度と返上できない最も厳粛な誓いとして知られています。騎士たちに与えられる尊敬・栄誉・賞賛は、名誉の程度によります。
騎士道と名誉は、騎士たちの様々な騎士教団の中で一体化されました。訓練・統率力・拍擁力・行動の基礎・おきての価値などこれらは、騎士団を強化させる意味で大きな形等があります。以下に続く騎士団の記述は、これらのガイドラインに沿って作られたどんな騎士教団にも適するものです。
騎士たちによって構成された騎士教団の機構はたいてい以下のもので構成されています。マスター(Master:少なくとも13レベル以上の着)、セネシャル(Seneshalfマスターの代理人で少なくとも9レベル以上の者)、マーシャル(Marschat:軍事業務の指導責任者で少なくとも8レベル以上の者)、ハイオフイサー集団(Group
of High Officers:城と軍隊の規律の責任者でそれぞれ少なくとも8レベル以上の者)、騎士の主要集団(4レベルまたはそれ以上の者)。ファイター、レンジャー、キャパリアー、バラディンは騎士として騎士団に参加することができるかもしれませんが、バーバリアンやファイター以外の者はなれません。クレリックには騎士全員の意見の一致があれはオプションで、特に宗教的担当として参加することが許されるかもしれません。
多くのNPCの騎士故団員は「リジェンド&ロア」P17にある、 THE AVERAGE KNIGHT OF RENOWNとして扱われ、また権力地位を持つ騎士は、たいていが同じページのKNIGHT
OF QUALITYであると考えられ、そのルールに従います。
騎士教団は、たいてい10〜50名の騎士を支配して城を運営しています。騎士教団は必ず少なくとも一つは城を持たなくてはなりません。城には基本構成員が必要で、一人の騎士につき五人の0レベル守備兵が城に配備されています。グッドアライメントのキヤラクター絶てず騎士教団の城で援助と保護を受けられます。また、民衆がグッドアライメントならば騎士教団は城だけでなく、城の近くの島や町も守るために戦うこともああでしよう。騎士教団の城に攻撃を加えることは、騎士団に保護されている者総てへの攻撃と見なされます。しかし、騎士同士の決間や口論は邪悪な力によって罪を犯さない限り、他人から報復を受けることはありません。
騎士の階級を取り入れるためには、キャラクターがローフルグッドで4レベルかそれ以上のファイター、レンジャー、キャパリアー、バラディンでなくてはなりません。また、ジョーストで(同レベルの)騎士団の騎士に挑戦し、かつ破らねばなりません(ジョースト運営についての詳細はTSR/DRAGON誌118号、22〜29ページの「Surely,You
Joust」に掲載されています)。
騎士団における規則は、様々に変化します。しかし、もっとも基本的な規則は下記のとおりです。それ以外のものは、「アンアースドアルケイナ」の16ページ、または他の記事の騎士道に関する部分などからDMの好みにあわせて付け加えることができます。
1:騎士教団の騎士は、強靭なヘビーワーホース(重戦馬)、ランス、ソード<スォード>(ショートソードを除く)、副戦閣用ウェポン、アーマー(キヤパリアーに禁止されている物は除く)、シールド、ヘルメットを持たなければならない.
2:騎士団の騎士は、悪の性質や起源を持つスペルもしくはマジックアイテムを使うことができない。
3:騎士団の騎士は、賭け事ができず、月に一回支配者に対して合計収入の10%の税金を納めなければならない。
4:騎士団の騎士は、飲食に節度と礼儀を持たねばならない。
5:騎士団の騎士は、シールドやチュニック(Tunic)など着衣を騎士団の紋章や色に統一しなければならない。
6:騎士団の騎士は、騎士道、名誉、ローフルグッドの法律やおきてを厳格に堅持しなければならない。
7:騎士団の騎士は、騎士団に加わろうとする者に挑戦されたら、挑戦を受けるか、名誉の損失を認めねばならない。
8:騎士団の騎士は、自分より力の弱いもの総てを尊敬し、守り、援助する。また、異性に絶大なる尊敬を示さねばならない。
9:騎士団の騎士は、法律で許される(挑戦やゲームやトーナメントなど)状況を除いて仲間同士お互いに武器を向けない。
10:騎士団の総会(集会)は、年に三・四回行われ、総ての騎士が参加せねばならない。
11:騎士団の騎士は、挑戦された者が同じもしくはそれ以上のレベルならば、権力地位(ハイオフィサーなど)を持つ他の騎士団員に挑戦することができる。挑戦は、どちらかの騎士が落馬するまでジョーストで決められる。戦闘は、どちらかが負けるまで徒歩で続けられる。
12:騎士団の騎士は、総会中に開かれるトーナメントで他の騎士とジョーストができる。
13:騎士団の騎士は、(周囲に)存在するどんな相手にも慈悲の心を持たねばならない。また、負けた相手には三度とその騎士に立ち向かわないという誓いをすぐにさせねばならない。
トーナメントで戦うのと同様にこのことは戦闘にも当てはまる。
14:騎士団の騎士は、グッドアライメントの者とのみ結婚が許される。
15:騎士団の騎士は、他のグッドもしくはニュートラルアライメントのキャラクターとの冒険に参加できる。冒険は本質的または終局的に感であってはならない。
16:騎士団の騎士は、誓いまたは名誉の言葉を返上したり破ることはできない。
17:騎士団の騎士は、その城で仕えることか、もしくは騎士団とローフルグッドアライメントの目標を促進するために冒険するかを選択できる。
18:騎士団の騎士は、騎士団の法を護るという神聖な誓いをたてねばならない。
表1 名誉の獲得または損失の方法
騎士団の主要な敵の壊滅:+10
偉大な探求の速成:+5
大きな誓いを果たす:+5
騎士国の軍を勝利に導く:+5
騎士団のために城を首尾よく守るか奪い取る:+5
権力地位の獲得:+3 ′
同じクラスの優れた相手を負かす:+2
弱い者を救うか保護する:+1
邪悪な敵をたたきのめす:2000xpにつき+1*
貧民に財宝を寄付する:1000gpにつき+1 、
結婚:+1
騎士団に所属する期間:一年につき+1
自分が危機でありながら他人の生命を助ける:+1
個人的な挑戦やトーナメントでの勝利:ジョーストまたは戦闘一日につき+1
個人的な挑戦やトーナメントでの敗北:ジョーストまたは戦闘一回につき−1
個人的な戦闘(トーナメント以外)での敗北:−2
騎士団のための探求の失敗:−5
騎士団の軍を敗北に導く:−5
戦間で騎士団の城を失う:−5
挑戦を断る:−5
ささいな原因で騎士仲間を傷つける:−10
殺人、強盗、その他重罪を犯す:−20またはそれ以上**
騎士団もしくはローフルグッドの者を寝切る:−30またはそれ以上**
* 騎士とモンスターが一対一で戦われたときのみ得られる。
** 違反の性質による。
騎士団の騎士は、忠実な貢献によって幾つかの思忘を受けます。騎士が騎士団に所属している間の功績によって、三年ごとにカリスマ(+2ポイントが最大限)を1ポイント得ます。また、騎士団としての探求と使命のためであるならば騎士は、+10%の経験点のボーナスを得ることができます。つまり、キャラクターによる個人的な冒険には経験点のボーナスは認められません。騎士団もまた騎士たちの食料、通常装備、武器などの総てを賄います。また、死んでしまったのなら代わりのヘビーワーホースを買い与えます。騎士もまた1〜4人のスクワイヤー(従者:0〜3レベルのファイターかキヤパリアー)と個人的な冒険でも一緒に行動する1〜10名のメンアトアーム(兵士:総て0レベル)が割り当てられ、この者たちも騎士団によって賄われます。これらリテイナー(レベルの上がらない兵士は除く)は、騎士の経験点の半分を得ます。騎士団の騎士は、その騎士団の城にいる眼リ、自分の城を建てることを認められません。しかし、自由な食事と宿泊・割り当てられたリテイナー、グッドアライメントの友人が代わりに得られます。
レベルアップのための訓練は、それまでに10%の税が総て遅滞なく即座に払われ、適任の教育者がいれは、低レベル騎士とその従事者分は騎士団の負担で「無料」になります。冒険をしていることで裕福なキャラクターによって提供された税金が、たいてい彼らが必要とするもの、また貧しい騎士や従事者の必要とするものを十分満たしています。
表1は、名挙ポイント(Honor Polnts)が得られる方法を示し、表2は高い名誉ポイントでの幾つかの恩恵を示しています。表1で与えられた名誉ポイント獲得のシステムは、「オリエンタルアドベンチヤー」にあるものと同様です。また、それはさらにあの偉大な本の38ページの名誉システム(Honor
System)を使って拡大されることでしょう.騎士の名誉レベルのスタートは20ポイントです。騎士の名誉が0以下に落ちるとすぐに騎士団に与えられていた総ての恩恵を失い、永久追放になります。また、不名誉と汚名により1レベルの程験点を失い、アライメントの変更を余儀なくされることもあるでしょう。
騎士の最初の名誉は、もちろん騎士団や騎士仲間に認められた時に得られます。そして、名前の前に名誉ある「Sir.」の称号を与えられます。もし、騎士団員に出場を許可されていながら、挑戦に失敗したならば、次の挑戦まで一か月間待たなくてはなりません。しかし、次の相手は強いに負けた騎士以外でなければ挑戦できません。
トーナメントは、騎士団主催の総会ごとに開かれます.そして、参加したい若全員が参加できます。騎士たちには二つの主な戦闘場があります。第一会場はランスとシールドで行うジョースト、第二会場は終始20〜40名の騎士が戦う内辞職です。騎士団の騎士は、どんなトーナメントにも参加できますが、その総会を除いては他の騎士団員と戦うことはできません(Dragon誌118号のトーナメントとジョーストにおける様々な記事で、細かく紹介されています)。
以下のものは、実際にキヤンベーンで使用できる、または他に騎士団を作るサンプルとしての騎士団の例ですくファンタジーセッティングのガイドブックである「ワールドオブグレイホーク」の79〜80ページにある騎士団もまたご参照ください)。もちろん、適切なクラスとレベルのPCは、独自の騎士団を設定できます。
表2 騎士道の名誉の恩恵
名誉 恩恵
1〜49 なし
50〜 騎士はNPCとのリアクションに+1(+5%)を得る*
65〜 騎士は騎士団から一般的なマジックアイテムを得る。
80〜 騎士はパラディン同様ディテウトイビルの能力を得る。**
90〜 騎士は騎士団から強力なマジックアイテムを得る。
100〜 騎士は封土および騎士団によって従事者に必要とされるもの総てを与えられる。**
* NPCのリアウシヨンによってつけ加えられた+1(+5%)は騎士が持つ50以上の名誉点15ごとに与えられる。
** この能力は、特に宗教的でない限り一人もしくはそれ以上のローフルグッド擁護者の神性によって与えられる。望みならばほかの恩恵と交換できる。
*** これはキヤラクタがネームレベルでなくても得られる。Dragon誌117号16ページの「Feuds and Feudalism」にある中規模要塞の注釈参照。
マスター:
ジョン=フイリッブス卿、16レベルバラディン。
セネシャル:
エドウイン=ランセイ卿、13レベルファイター。マーシャル:ギルバート=バスク卿、12レベルレンジャー。
ハイオフィサー:ジェイ=フリッツェン卿、10レベルキャパリアー。
ジョン=ピエルズ卿、11レベルバラテイン。
ジョージ=スプラット卿、14レベルファイター。
カールトン=アクレス卿、11レベルバラテイン。
デビッド=ウェストモア卿、15レベルキャパリアー。
トーマス=クランストン卿、10レベルファイター。
ハロルド=ファルスト卿、11レベルレンジャー。
ディメントリアス=マシント卿、13レベルバラテイン。
ガイ=リューバック卿、10レベルファイター。
城:サウスフィールド(司令官デビット=ウェストモア卿)
:スタービーク(司令官マーク=ジャックス卿)
:プランロット(司令官ガイ=リューバック卿)
騎士:225名
城の守備隊:1125名
紋章:黒地に青の星
色:青のマント紋章付きの白い上者
総会:1月18日、7月2日、11月28日
誓い:スターの騎士である私は騎士教団が作出した規則の総てを堅持し従います。私は騎士のおきてと名誉の規定に従います。私は兄弟のごとくスターの騎士を愛するでしょう。騎士教団のために戦闘で軍隊指令官に指名されたときは即座にその命に答え、能力の限界まで尽くします。二人のスターの騎士が口論したり戦うときは、仲を取り持ちます。また、それができないならばどちらにも手助けしません。最後に、私は法と善の考えを擁護し、補強し、広めるためのとを持つことを誓います。
参考文献
Barber,Richard
「The Knight and Chivalry」New York: Harper and Row
Publishers,1974
Bulfincli,Thomas
「Bulfinch's Mythology」New York:
Deli publishing,1964
Guerber.H.A.
「Myths and Legends Series,
Middle Age」London:
Braken Books,1985
Tuch.rnan,Barbara W.
「A Distant Mirror,The Calamitous 14th Century」New York:
Ballantine Books,1978