GINZAプロジェクト

計画期間:200101
unbuild




現代建築はその構造の合理性により、柱、梁、外被という単純な要素によって成り立っている。
このうち構造体については機能を十全に達成することが表現となるが、
外被においては、これら内部の成り立ちとは全く切り離されてさまざまにデザインがなされ、
結果としてかなり混乱した街並が形成されている。

ここで外被の表現を考えたとき、表層としてのデザインを指向した場合には、
時間とともに街並に易々とまぎれてしまうことは容易に想像できる。
したがって建築そのものをデザインという文脈から切り離す必要があった。

この計画は外被部分を別の要素として切り離して<デザインすること>をやめ、外被の自律性を極限まで押しすすめた。
具体的には、ひとつひとつが特定のかたちを持たない部品を、ただ積み重ねて外装としている。
この<積層>という成り立ち方がそのまま全体の表現や印象、建築の内部も同時に決定付けることで、
それまでのデザインという<手法>を消し去り、
建築の解釈と全くかけ離れた<物体そのもの>となることを求めた。
そしてそれはなぜかロマネスクに似ている。


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